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心地の良い眠りのために~BEDROOM INTERIOR~

朝目覚めたときに「今日はよく眠れた!!」と感じる日は1年のうちどれくらいありますか?
睡眠は人生の3分の1を占めると言われています。
睡眠が心と体に与える影響は大きく、寝不足が続くと集中力が落ちるだけでなく、さまざまな生活習慣病のリスクも高まります。
今回は、この眠りをするための部屋作りをインテリアの観点から考えていきたいと思います。

良い眠りのために必要なこと

基本的なこととして、毎日規則正しく生活をし、朝の光で目を覚まして体内時計を整えることです。
良い眠りのためには環境づくりもとても大切です。
感覚的なこととして、室温や湿度。エアコンや加湿器を活用することも必要です。
音環境においては、雨戸や厚手のカーテンをうまく利用して、外の音を遮断すること。寝る前までに音楽でリラックスするのもいいですよね。
自律神経の切り替えをサポートしてくれる香り。
体をつつんでくれるベッドリネンの素材も大切です。
そして目に見える景色。ベッドルームのインテリアを考えることで眠りの質をあげていきましょう。

眠りの質を上げるインテリアアイテム

質の良い眠りのためには、自分の身体にあった寝具はかかせません。
特にマットレスの硬さや枕の高さが変わると、眠れないこともあります。

マットレス選びのポイントは、立っている良い姿勢と同じ姿勢が保てるということです。
マットレスが柔らかすぎると腰を支えることができません。
逆に硬すぎるとしっかりと体圧を分散することができません。
その方の体重や体格によって変わってくるので、是非ショップで体感することをおすすめします。マットレスの中身は今はいろいろとありますが、ポイントは体圧分散できているかどうかです。
コイル系だとポケットコイルは、コイルが1つ1つ独立して連結されているので、点で体を支えることができ体の凹凸にフィットして体圧を分散することができます。
一方ボンネルコイルは連結したコイルが面で体を支えます。

胴上げをされるときに一人で抱えられるとき(面で支える)
複数人で体を持たれる(点で支える)
とイメージしていただくと感覚がわかっていただきやすいです。

そういった知識を持って、ショップやショールームで体が沈み込みすぎていないか、マットレスとの間に隙間が空きすぎていないか、寝返りがうちやすいのかを確認してみてくださいね。

そして、自分が気持ちよいと思えるベッドリネン(枕カバーやお布団カバー)を取り入れてみてください。
柄や色も重要ですが、心地よい素材がとても大切です。
直接体や顔にふれるものですので、自分の「心地よさ」をバロメーターにして選んでみてください。

照明は必要な場所に

寝室に求めるものは、癒しや快適性ということが大きく占めると思います。癒しを求めていくと、光の色を変化させられるような照明や不快な眩しさのもない照明となります。
光の色は、オレンジ色の電球色や明るさを調整できるものがリモコンでできると、寝ながら調整できるので便利です。
寝室の照明計画で避けたいのは、「仰向けで寝た時、顔の真上に照明がある」ことです。やわらかな光でも直接顔を向けるとまぶしくなるので、ベッドの位置を少しずらすなどの工夫が必要となります。

照明計画は「必要なところに必要なあかり」ということが基本で、できれば一室多灯をすると空間に広がりがでます。
ベッドサイドに小さなスタンド照明を置くと、便利ですし空間も素敵にランクアップするのでおすすめです。

カラーコーディネート


安眠のために、見える景色はとても大切です。
寝室でとりいれたいカラーは、安心できる色です。
カラーの心理効果として、女性はピンクがホルモンバランスが整えられるということがあるそうです。産婦人科にピンクが多いのも納得のいく話です。

下の写真のようにベッドリネンや小物、アートにも取り入れやすい色です。

暖色であるブラウン、床色や建具の色など、空間的には一番馴染みやすい色です。

下の写真は、同じブラウンを取り入れているのですが、足元ラグに毛足の長いものを取り入れたり、カーテンにボリュームをもたせる(窓よりも大きく縫製する、カーテンのヒダをたくさんとる)など素材に工夫があると防音効果や暖かみをより感じます。そしてラグジュアリー感がでますね。

まとめ

寝室は、心と身体をゆっくりと休めるために、そして安眠をもたらすためにとても大切な場所です。
また、リビングと違ってプライベート感の強い空間、そしてコンパクトな空間なので、ひとつひとつのインテリアにこだわりながら居心地の良いお気に入りの空間に仕上げやすいです。
ベッドリネンや小物、アート、素材や色を考えながら、お気に入りのものを探してみてはいかがでしょうか?


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