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ラグジュアリーな禅リトリートに行ってきた!(淡路島禅坊 靖寧)

淡路島の新スポット

2022年4月に淡路島に新しくできた禅坊に行ってきました。
建築家は坂茂さん。
ここね、淡路島ICから車で5分の場所にあるんですが、周り本当に何もないんです。というか森や山しか見えない。
淡路島は瀬戸内海に浮かぶ島なので、海が見えてもいいのですが、海すらみえない(笑)
360度大自然の中にあるラグジュアリー施設です。

中はどうなってるの?
少し宙のういた船みたいな造形にみえました。
この2階部分にいても森以外見えないんです。それも計算された高さになっているそうです。
建物が自然の中の一部となっていて、そこにいる私もその一部なのか??という感覚になりました。

禅リトリートで何するの?

私は建物探訪も1つの目的だったのですが、
この建物で瞑想し、ヨガをし、書道をし、自分に向き合うZEN
リトリートがメインです。
私は日帰りコースで行ったのですが、4時間、しっかりとプラグラムされています。

これがウェルカムドリンク。
体を温めて、デトックスできそうな感じ。
自分の体にしっかり向き合う、ということを最初から感じさせてくれます。
右側手前が、梅を発酵させたもので、最後はお茶に入れて飲むことをおすすめされました。これがとっても美味しかった!

ここがメインのZENを行う場所。
こういった場所にくることで、「自分に向き合う」という強制的な時間となり、より自分の内側に目をむけるようになるなと感じました。
この日は、風が吹いて肌寒かったので、床暖房をいれてくれていました。
ヨガの先生が一言
「体がかゆくなっても、そこに意識をむけず何もしないことを選択してください。それが通り過ぎると違う何かがみえてきます。それが諸行無常なんですよと。」
なるほど!早速実践で風がふいて、髪の毛がぼさぼさになってもしばらく放置。すると風の音に意識がいき、虫の声に意識がいき、、、と。
ちょっと実践できたかな。

簡単なストレッチ的なヨガもおこないました。
久しぶりのヨガ。昔はもっと体がのびたのにとか、柔軟だったのに、、、、
数年離れると、なかなかうまくいかないなあと感じていて、先生とあとでお話していたら、「それが今の自分の体で、そこに意識をむけることが大切なことなんですよ」と。なるほど、奥が深いなあ。

ラグジュアリーな精進料理

お楽しみの1つはお料理。
お砂糖も小麦粉も卵もお肉も一切つかっていないそうです。
調味料も未だ発酵しつづけている自然の状態もものをつかっているとのことでした。
自然のうまみを感じ、1つ1つにたくさんの手間と愛情をかけられています。
見た目も美しい!!
左上のフルーツ甘酒が一番の絶品でした。
(全部美味しかったですよ)

その後は、お抹茶。
自分の好きな器を選んで、自分のためだけにお茶をたてます。
茶道は、「もてなす」とうことですが、自分のためだけにおもてなしをしてください。ということでした。
うん、その考え、とっても素敵。
自分のためだけに、よい器、素敵な器を使って、美味しくいただく。
これは日常でもできることですよね。

内装も「木」

インテリアコーディネーターの職業柄、やっぱり内装にはとっても興味があります。
こちらは受付エリアの天井。天井にも木材がつかわれている!

と、思っていたら、内装全てに木材が使われていました。
ヒバやヒノキかなあ。
その自然の香りがとっても良くて、癒されるんです。
五感に響く空間ってこういうことなんですね。


この天井部分は木のルーバーになっていて、間接照明からのやさしい灯りでした。

お手洗いの洗面。こちらの小物も全て素材は木で統一されています。
観葉植物がフォーカルポイントで目に飛び込んできますね。

こちらは一人一人に用意された個室。
全て禅に通じた言葉のお部屋名がつけられています。
私のお部屋は「一円相」
自分の心をうつす窓、ということだそうです。

2人部屋はこんな感じ。
ソファは、ヴィーガンレザーが使われています。
ヴィーガンレザーとは、動物の皮を使用せずに革の見た目・質感を再現した素材で、主に基布に合成樹脂を塗り重ねることで作られる素材で、環境にやさしいと少し注目されています。

座禅

少し話はもどって、メインである瞑想をするさいに使われていた、座禅チェア。
おもしろい形ですよね。

奥に深く腰掛けて、足はこんな感じにすると自然に骨盤が立つ仕組みになっているようです。
座禅しているとお尻が痛くなったり、足がだるくなったりしますが、そういったことは全くなく、瞑想に集中することができました。
瞑想も先生の言葉で導いてくれるので、不安なく自然に行うことができました。

まとめ

大自然の中で行う禅アスリート。
素晴らしい建築物の中で、自分自身と向き合い、自分のためだけに時間を使う。なんて贅沢な時間なんだろう。
お値段は、日帰りコースで4時間23,000円。
ラグジュアリー設定ですが、建築、瞑想、ヨガなどお好きな方にはおすすめです。

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