大人が聴きたい夏休み子ども科学電話相談

この番組が始まると、夏休みがきたなー!とテンションがあがります。NHKラジオの「夏休み子ども科学電話相談」。科学に関する様々な子供たちの疑問に専門家の先生方が答えてくれる番組で、大人が想像しないような質問の数々、子どもに真剣に、丁寧に、わかりやすく(なるように四苦八苦して)答える先生方の答えの美しさ。もう、感動ものです。ぜひ聞いてほしい。ということで、その魅力の一端を思わず書いてみました。

魅力的な子どもたち。
質問のジャンルは昆虫、天文・宇宙、植物、動物、科学、鳥、水中の生物、恐竜、心と体、ロボット・AIと多岐に渡ります。今年は「カブトムシを洗濯機で気づかず洗濯してしまったが生きていた」という質問が初日から出た(その解答として「ラッキーカブトムシ」という単語が出た)のですが、びっくりしたり、はっとさせられたり、唸らされたりする質問ばかり。そして、先生のお答えに元気よく返事をしたり、考えたり、飽きてしまったり、嬉しそうだったり、子どもたちの反応にこちらまで楽しい気分にさせられます。

素敵な先生たち
聴いてみるとわかるのですが、先生方の答え方はそれぞれに個性があって面白いのですが、共通しているのは子どもの質問でも真摯に向き合い、丁寧にわかりやすく答え(説明の仕方の勉強になります)、わからないことはわからないと伝え、愛にあふれていること。質問した子どもたちにとって、きっと宝になるだろうなぁと思えるような時間が流れています。そして、醍醐味は先生方のコラボ!質問に答えている先生が、他のジャンルの先生に振ったりします。特に鳥は恐竜から進化しているとのことで、恐竜の小林先生、鳥の川上先生のコラボはわくわくさせられます。

大人に聴いてほしい理由

1、大人でも知らないことが沢山
子どもが質問していますが、大人でも知らないようなことが沢山あります。質問はわかりやすいものだったとしても、先生の答えから知らない知識が聞けることも多いです。

2、子どもの気持ちを体感できる
すっかり忘れかけていた子どもの頃の感覚を思い出せますし、自分の感覚も鋭敏になる感じ。精神的なデトックス!(笑)

3、先生方と子どもたちに元気をもらえる
「卵の時から飼っていたカブトムシが逃げ出してしまいました。初めて外に出たけれど、樹液を見つけられるでしょうか。(逃げずに家で飼われるのと、外で暮らすのと)どっちが幸せですか。」と質問した女の子がいました。純真な子どもたちに胸を打たれます。
また、これは特に恐竜ガチ勢と呼ばれる恐竜キッズ達に多いのですが、知識が豊富な子どもたちと先生の応酬もしばしばあって見物です。

そして、先生方の答えも素敵な答えばかり。今年ビッグバンについての質問に関連して、美絵先生が「鉄などは星が輝いたり爆発した時にできたもので、私達の体はそういう星の欠片でできている。星の子どもみたいなものなんだよ」と話していました。大人になった私達は自分で立って生きていかなくてはならないけれど、自分も星の子どもなんだ!と思うと、大きなものに守られている感じがしませんか?自然の神秘に触れたり、新しい考え方を教えてもらえたり、先生方の解答は自分の世界を一気に広げてくれるようなものばかりです。

2018年の後半は23日(木)から!
前半は聞き逃してしまった方、後半が始まります。リアルタイムで聴けなくとも、らじるらじるでは聞き逃し配信もされています。是非みなさんも聞いてみてくださいね。


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