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インドネシアに住んだことで得たこと-何を持って独立していると言うのか

どうもBAIKです。今日は少しセンシティブな話です。自分の考えを書いているので「おれ・わたしはこう思う」というのがありましたら下さいませ。

オランダ植民地時代のインドネシア

東南アジアの多くはヨーロッパに植民地化されており、インドネシアも例外ではありませんでした。ヨーロッパの植民地の基本的なやり方は「搾取&搾取」です。白人以外を人間とは思っておらず、有色人種は家畜と同じ括りで扱われていました。なので今の感覚から言うと極悪非道と言っても過言ではない扱いです。細かい話をするとオランダ人とインドネシア人の間には唯一ヨーロッパに寝返った中国人が間に入り管理をしていました。だからと言って何か大きく変わったわけではありませんがね。
要するに奴隷のようなものです。とても生きた心地はしない生き方を強い入られていました。
これがかなりざっくりとしたインドネシアの長い歴史です。
詳しくは調べれば沢山出てくるので調べてみてください。本題ではないのでさらっとながします。

日本植民地時代のインドネシア

オランダ植民地から日本統治へ変わる時がきました。日本人はヨーロッパ人と考え方が根本的に違います。かなりざっくり言うと
「知恵を持ちパフォーマンスを向上させ献上してくれ」
というものです。なのでこの時代にインドネシアは大きく伸びることになります。今でも親日のインドネシア人が多くいるのは
「今のインドネシアの基礎を作ってくれた」
と思ってくださっているからです。綺麗事な世界ではありませんので当時の植民地に関することにとやかく言うつもりはありません。ただ、日本が植民地にしたことにより良くなったことは事実です。

独立をしてちょっとのインドネシア

日本がアメリカに敗れ、インドネシアは思いました。
「やばいぞ。またオランダがくる...」
日本が敗戦した後の数日足らずでインドネシアは独立宣言をします。インドネシアに残った日本人が先導を切り、オランダ人を虐殺しまくり無事インドネシアは独立を果たしました。
当時のことは分かりませんが、
「これから我々の国は始まる。支配を受けない」
と喜び期待を膨らませていたでしょう。

時は流れ今のインドネシア

2019年。今自分がいる時代のインドネシアです。今日の話はここです。
今や世界人口4位の国となり経済成長著しいと言われているインドネシア。
数字だけを並べていくと期待の膨らむ国だと思います。さぞやインドネシア人達がせっせと自国発展の為に切磋琢磨しているのでしょうと思っていました。しかし、実際に住んでいる私から言わせて頂くと
「この国は本当に独立しているのだろうか」
と感じます。人の基本は衣食住です。そして三大欲求の「食欲」「睡眠欲」「性欲」があります。私から見ると「満足いっているのだろうか」と感じます。それは何かと比較することによって生まれる思いですが、勿論ございます。
現在のインドネシアには「現地人(インドネシア人)」「華僑(インドネシア人)」「その他外国人」とざっくり分けるとこのような括りになります。これは人によるのであくまで割合的なところになりますが、
現地人が月数万円で暮らす中、華僑とその他外国人は数十万で暮らしている現状です。これは華僑はインドネシアでお金を生みやすい部分を握り、その他外国人は現地の労働力を利用して自国(自社)の発展をおこなってるからですね。
すると生活はどうなるでしょう。勿論、全ての人というわけではありませんが(割合的にね)

「住まい」
華僑:塀で囲った安全な住まいに一般的な住居で住んでいます。
その他外国人:プールジムが付いた何十階とするホテルのような住まいに住んでいます。
現地人:ぼろぼろの家に住んでいます。
「食事」
華僑:レストランなどでローカルフードや中華を食します。
その他外国人:1食1,000円もする自国の料理をクーラーの効いた部屋で食します。
現地人は1食100円少しのローカルフードを暑い場所で食べます。
「服」
・・・
現地人:よれよれになった服でも使い続けます。(良いことですけどね)

上記のような状況の為、「食欲」「睡眠欲」は華僑、その他外国人の方が圧倒的に快適な状況にあり、「性欲」もお金を持つ者が有利な状況になっています。
誰でもお金を持つ者には従うしかなく「レストラン」「タクシー」「ホテル」「夜のお店」「仕事」...何でも接点はあるのですが、お金を出す華僑、その他外国人側に気を使う必要があります。自国にいながら外国人及び(人によっては)因縁深い華僑が良い暮らしをしており、現地人は貧しい生活をしています。お金を出す華僑、その他外国人側に気を使う必要があります。自国にいながら外国人及び因縁深い華僑は良い暮らしをし、現地人は貧しい生活をしています。

例えるのであれば、
日本人が自炊とコンビニのパンで暮らしつつも中国人がその10倍の値段で食事をし、アパートに住む日本人を横目に中国人が高級マンションに暮らしています。ユニクロに身を包む日本人とシャネルで身を包む中国人がいます。そして夜のお店には中国人が入り浸り日本人女性が相手をしています。
中国人が日本人に指示を出し「使えねー」と言っています。
※日本はインドネシア程ではありませんが極端な例でこういった話です。

自分はインドネシアに暮らしながらこういった光景を目の当たりにし、なんとも言えない気持ちになります。世の中は常に奪い合いではありますが、自国に住む人が一番貧しい暮らしをしている光景はやはり見ると複雑な気持ちになります。特に「金銭的な差より反抗してこない」と考え人として恥ずかしい態度や言動をするその他外国人(日本人含む)には今すぐ自国に帰れと思います。
私は人は平等だと思っているので暮らしなどによる差はあれば目線は常に一緒であるべきだと思っています。

そういった状況を目の当たりにして「この国は独立しているのだろうか」と感じました。

1点補足をしておくと現地人がこのような暮らしになっていることに対して悲しみや切ない気持ちはあります。ただ一方で「そりゃそうだよ...」と思っています。自分たちの暮らしは自分たちで掴み取るものです。ベースとなる仕事に対して現地人は圧倒的に不真面目で怠惰です。少ない割合のインドネシア人はとても優秀で今はスタートアップ企業が流行るなど、良い動きはありつつも全体的に見るとまだまだです。なるべくしてなったと思っています。ただ、インドネシアは人も多く優秀な人材も排出されますし、大統領は自国ファーストの考えです。

これから予想されるインドネシア

インドネシアの外資規制はなかなかのものです。日系企業を始め、毎年苦しんでおり撤退企業もあります。同じ東南アジアだと思って進出してもインドネシアでは上手くいかないという企業も多くあります。企業的な締め付けは強くなる為、外人への締め付けも強くなる見込みです。ビザも取りづらくなっていきます。
他国に比べるとまだまだですが、IT分野でも自国のサービスが立ち始めています。人口は正義なので1度広まると強いです。
ジョコさんは自国の会社で自国を運営していく方針ですので上記は少しつづながらそういった方向性で進んでいきます。
課題を上げるとするならば「教育」「宗教」です。
教育に関してはこの国はまだまだ弱いと感じます。一般教養、数学力を始め仕事への取り組みも非常に弱いです。この根本の部分を改善することで優秀な人材を排出しやすくし、一般的な人材がそれなりに働く形を作っていく必要があります。
宗教に関してはイスラムですね。年々イスラム教の力が強くなってきています。何を信仰しようと良いのですが、イスラム教はビジネスに向いていません。1日5回のお祈り、1ヶ月の断食...と無宗教な自分から見ると向いていないように思います。
総括すると最初から見れば独立という歴史もありその後も私から見ると良くなったとは言え「独立しているか?」と思いますが、前に前に進んでいることはたしかです。正直、この件は個人が解決できる件でもないですし自国のことは自国民がやるべきだと思っているので何か手を出そうと言うわけでもなく、見守っていようと思います。
それより日本も独立しないとな!

それでは!

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