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オーセンティックバーでのマティーニの頼み方

カクテルの王様マティーニ。
うんちくは多々ありますが、僕はお酒のプロではないので、ケーススタディによる注文の仕方の基本をお伝えします。バーテンダーの皆様、間違っていたらすみません。

①ジンを選ぶ
マティーニを注文したら、「ジンはどうしますか?」と聞かれ、ジンを選ぶ局面になります。返答は大きく分けて3パターン。

a)タンカレーでお願いします(ボンベイサファイアで〜)
いつも決まっているジンがあればお伝えしましょう。タンカレーとか、ジンが決まっていればカッコいいわけでもなんでもありません。好みです。
逆に、銘柄を指定した場合、その銘柄のジンのうんちくトークに発展することもあるので、指定するからにはそれくらいの話には備えましょう。
ボンベイサファイアの場合は西岡徳馬の話でもして終息させてください。
b)ジンは何がありますか?
ジンは何があるかと聞くと、寿限無のごとくあるジンの銘柄をえんえんと紹介される場合があります。寿限無の縁起の良いフレーズに精通するがごとくジンにも詳しい方なら、この聞き方でもいいと思います。お気に入りのジンを選んでください。散々聞いた挙句、タンカレーとか言うなら、はじめからタンカレーって言うのがオススメです。
c)普段は何を使っていますか?
指定が無ければいつも何を使うのか、銘柄を聞いて、それでお願いします、というこのcパターンがジンを選ぶには一番スマートかなと思います。その店の一番基本的なマティーニを飲めるのではないでしょうか。
何でもいいです、特にありません、だと変に謙遜しすぎですし、ジン談義にも花が咲きにくいです。

②ピンはどうしますか?と訊かれることもあります

聞き方はいろいろですが、要は、オリーブは入れるか入れないか、ということです。オリーブを入れなければカッコいいというわけではありません。好みです。
何と返答して良いか分からなければ、「お願いします」と言っておきましょう。魔法の言葉、お願いします。バーテンダーさんなら察してくれます。

出されたマティーニをどう飲むか、は別の検索結果を参照してください。多くにあるように、別に答えはありません。
ラーメンの固め濃いめ油少なめ、みたいにいっぺんに最初から伝わるのではなく、やりとりのなかで好みや気分を伝えるのが、バーの醍醐味ではないでしょうか。

僕の場合、マティーニを出されたら、まずレモンピールの香りを嗅いで、薄氷が張りそうな冷たいマティーニの上にオリーブの脂がキラキラ浮いているのをぼんやり鑑賞してうっとりしてから、集中して冷たいうちに飲みます。
シンプルですがとても美しいカクテルだと個人的には思います。ぜひ注文してみてください。

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