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【バドミントン】トマス杯ガチ勢による、“トマス杯2022”ガチ総括。

【はじめに】

こんにちは、私はTwitterでバドミントン国際大会の結果速報を中心にバドミントンに関する情報発信をSNSで行っている“バドテツ”と申します。
今回は私がこの世で一番好きな大会であり、SNSでの情報発信を始めるキッカケにもなった「トマス杯」について熱く語りたいと思い筆を握った次第です。
自分はバドミントン専門家でも無ければ、バドミントンが特別強い訳ではありません。ですがバドミントンを愛する気持ち、トマス杯という大会が好きな気持ちは誰にも負けないという気持ちでこのnoteを書き始めました。
今回テンションの赴くままに自分の考えや思いを書き記したので駄文も多いかと思いますが熱い気持ちを記したのでよかったら見てやってください…。

【王座奪還を目指す日本代表】

日本代表は2014年に開催されたトマス杯で初の優勝を果たし、以降様々な国際大会で輝かしい成績を残すものの、トマス杯優勝からは8年間遠ざかっていた。
前々回大会「トマス杯2018」では、当時“MS世界ランキング一位”桃田賢斗選手(NTT東日本)、“東京五輪出場(当時は未定)”園田啓悟/嘉村健士ペア(トナミ運輸)、遠藤大由/渡辺勇大ペア(当時日本ユニシス)を擁し、日本代表史上最強との呼び声高く優勝が期待されたが、中国代表に[1-3]で敗れ惜しくも準優勝
東京五輪終了後、園田啓悟選手/嘉村健士選手/遠藤大由選手が代表を引退し、ダブルス陣が不安視されていたものの、「世界選手権2021」で優勝を果たし日本の新たなエースダブルスとして頭角を表した保木卓朗/小林優吾ペア(トナミ運輸)や、東京五輪を経験した渡辺勇大選手を“第二ダブルス”で起用できる可能性を考えると、今大会十分優勝を狙える布陣である。
勿論シングルス陣も、桃田賢斗選手、常山幹太選手(トナミ運輸)、西本拳太選手(ジェイテクト)ら世界ランキング上位の選手が揃い、奈良岡功大選手(IMG)、秦野陸選手(トナミ運輸)、若干20歳で国際大会でも結果を残している実力ある若手選手が選出された。
今大会の日本代表はグループリーグから中々調子が上がっていない印象で、マレーシアには[2-3]で敗れグループリーグ2位通過で決勝トーナメントへ進んだ。
この調子が上がらない印象は、エースシングルス/エースダブルスが勝ち切れていないことが一つの要因だと“トマス杯ガチ勢”バドテツは睨んでいた(誰でも分かるだろ)
そんな中迎えた決勝トーナメント一回戦(vsチャイニーズタイペイ)では、桃田賢斗選手が“世界ランク4位”チョウ・ティエンチェン選手をストレートで破ると、第三シングルスでは西本拳太選手の活躍があり、エースダブルスが敗れるも総合力で日本が準決勝へ駒を進めた
そして第二ダブルスの渡辺勇大選手の気迫のこもったプレーに、渡辺選手が今大会にかける気持ちが伝わってきて日本のファンは心動かされたと思う。(本当にカッコよかった)
不安要素もありながら、チーム力/総合力で準決勝まで勝ち進んだ日本代表。だが、準決勝の相手は前回王者の“インドネシア”、日本にはさらなる試練が待っていた…。

【“第三シングルス最強の男”ルスタビト】

日本代表、準決勝の相手は“MD世界ランク1位”ケビン・サンジャヤ・スカムルジョ選手を擁するインドネシア!スカムルジョ選手の本来のペアであるギデオン選手は今大会不参加。(確か手術してた気が…)
グループリーグでは、エースシングルスであるアンソニー・シニスカ・ギンティン選手が全敗するなど日本代表と同じくとても好調とは言えない状況
だが、迎えた準決勝(vs中国)では、ギンティン選手が“第一シングルス”で[21-12.25-27.21-17]で勝利すると勢いに乗り、中国を[3-0]で下し準決勝へ駒を進めた。
インドネシア代表、日本代表、共に準決勝でチームとして極まった状態でのバチバチの対戦。「これはもう面白いに決まってるやん!!!!!」
正直バドテツは準決勝ギンティン選手が勝利後の気迫の籠ったガッツポーズ写真を見て、失礼ながら「日本が第一シングルスを取るのは厳しいのではないか…」と予想していました。
両者拮抗した試合は“第三シングルス”までもつれ、日本代表からは日本の次世代を背負った奈良岡功大選手が登場。そしてインドネシア代表からはシェザール・ヒレン・ルスタビト選手…。
「え?誰?」と思った方もいるのではないでしょうか?だがトマス杯ガチ勢のバドテツは知っていた、ルスタビト選手が第三シングルスの場面で誰よりも驚異になりうる選手だということを…!
昨年王者のインドネシア、その優勝に欠かせなかったのがルスタビト選手だ。
前回大会インドネシアは決勝トーナメンとこそ第三シングルスに回ることなく勝利していたが、実はグループリーグでは二度[2-2]の場面でルスタビト選手まで回り、その二試合を見事勝ち切っている
そして今大会でも“第二シングルス”“第三シングルス”として出場し、全試合一度も負けていない
そう…ルスタビト選手は…「個人戦あんまりだけど、めっちゃ団体戦強いタイプの選手なのだ!!!!!!!!」
結果は奈良岡功大選手がストレートで敗れ日本代表が[2-3]で敗れ今大会3位となりました
団体としては日本代表が負けてしまったものの“第二ダブルス”での渡辺勇大/古賀輝ペアのガッツありエンタメありのプレーが見られたり、桃田賢斗選手とギンティン選手の約2年半ぶりの対戦が叶うなど見応えある素晴らしい試合の数々でした。
次回のトマス杯では日本代表の優勝が見られる事を心より願っています!

【意外!?いや冷静に考えてみたら全然予想できた“インド代表”の初優勝!】

そして今大会“トマス杯ガチ勢”を一番驚かせたニュースは、なんと言ってもインド代表の初優勝ではなかろうか?
恥ずかしい話、決勝に進むまで、いや、決勝の対戦が決まった時点でもバドテツの頭にはインド代表の発想がなかった…。
だがよくよく考えてみるとどうだろう、「インド、強くねぇか????」
シングルス陣は、若手ながら2022年から国際大会で大躍進した“世界ランク9位”ラクシャ・セン選手、“元世界ランク一位”スリカンス・キダンビ選手、“第三シングルス”には知る人ぞ知る実力者H.S・プラノイ選手が起用できる布陣。
個人的には「スリカンス選手が“第二シングルス”で勝ち切れるのか?」という疑問があったが、思い返すと直近の国際大会ではコンスタントに好成績を収めていて、今大会準決勝(vsデンマーク)では“世界ランク3位”アンダース・アントンセン選手に見事勝利を収めていた。
今大会デンマーク代表とインド代表のメンバー編成はとても似ていると感じていて、「シングルス3本狙えて、第二ダブルスに不安がある。」ということ。
その対戦を[3-2]で“東京五輪金メダリスト”ビクター・アクセルセン選手を除き、シングルス2本取り勝利を収めたことを考えると「そりゃぁ優勝候補だわ…」
またダブルス陣も“世界ランク8位”ランキレディ/シエッティペアを擁し、今大会このペアの活躍も優勝に大きく関わっていたと思う。またコーチ?監督?として“ロンドン五輪銀メダリスト”マシアス・ボー氏がいたこともインドがダブルス強くなった要因なのかなと考えたりして…。
決勝ではセン選手がギンティン選手を破ると、ランキレディ/シエッティペアがアッサン/スカムルジョペアを、最後はスリカンス選手がジョナサン・クリスティ選手をストレートで破り[3-0]でインドが初優勝を果たした
特に“第二シングルス”のスリカンス選手のプレーは圧巻で、この試合に関しては「全盛期世界ランキング一位のスリカンス選手」だったのではないかとバドテツは思っています。
多くの波乱と感動を与えてくれたインド代表、そして素晴らしい試合を見せてくれた全選手にリスペクトを送ります。
今大会も本当に素晴らしい「トマス杯」でした。次回大会も楽しみに2年間待機しています!
長くなってしまいましたが、皆様最後まで見ていただきありがとうございました。

#バドミントン #スポーツ #トマス杯

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