ドーナツ猫が猫トイレを気まぐれに使い始めているかも【猫暮らし記】
我が家にはホイップという猫がいる。略して「ホイ」。首に巻かれた2個のドーナツがチャームポイントだ。
以前、ホイはトイレで小ができないと書いた。ではどこでするかというと、ざっくり「ふかふかのところ」でする。そのため、我が家ではふかふかのところ――すなわち、ベッドやソファにペットシーツを敷き詰めてある。
が、このホイが最近、猫トイレを使うようになった。
ひんぱんにではない。以前は99.9パーセントの確率でふかふかのところでしていたのが、現在は90パーセントくらいに減った。3日に1回は、ちゃんとトイレを使っているような感覚だ。現場も押さえたので間違いない。
わずか9.9パーセントの改善でも、ホイにとっては大きな一歩である。
やっぱり「トイレがちゃんとできない」というのは、猫ちゃんの里親さんになることを考えている方にとって大きなネックとなる。当然だけど。終の住処を求めている猫ちゃんは、他にもたくさんいるのだから。
ホイはニンゲンが大好きだ。かまってやると、目を細めて、ものすごく幸せそうな顔をする。言葉は通じないけれど、たぶん本当に幸せなんだと思う。
逆に同胞たる猫とは折り合いが悪く、適度な距離感を取るのが苦手っぽい。だから先住猫のいるご家庭より、ニンゲンだけのご家庭のほうが迎え入れ先には向いているかもしれない。
いずれにせよ、これは我が家のソファやベッドにとっても朗報だ。もはや完全にあきらめていたが、今や巨大猫トイレと化している拙宅のソファが、ベッドが、ふつうの家具に戻る日が訪れるのかもしれない。
がんばれ、ホイ。その調子だ。
それは君のじゃない。
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