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【MTGのお話】地方ローカルテレビの番組をあなたは知っていますか?前編

【まずはご挨拶と自己紹介】

興味を持っていただきこの文章を見に来ていただき誠に
ありがとうございます。

久々なんで簡単な自己紹介をまず・・・。

私は人事戦略の立案や広告などを売っている、マジックザギャザリング(以後MTG)というカードゲームを趣味にしている38歳の営業です。
今でも選手としての夢を諦めずひたすら練習をしています。
Twitterや動画などの配信にて、くだらないことも含めて情報発信をしております。

今回は、ここ最近思い当たることがあって筆を執らせていただきました。
少々お時間頂きますが文章にてのお付き合いよろしくお願いいたします。

【初めに・・・】

今回の記事は

ここ最近の日本のMTGプレイヤーが好成績を出しているのにもかかわらずメディアなどにも取り上げられず、挙句の果てには

「こんなに凄い事なのにメディアに取り上げられない。」

「もっとMTGは他のeスポーツのように世間に注目されるべきだ!」

といったプレイヤーの意見が散見されたので「なぜ発信されないのか」を
今までの仕事の経験や知識を通して発信したいと思いました。

前提として、
決してMTGを卑下しているわけでも否定的なことを言いたいわけではなく、あくまで現状を見据え「個人的主張ではあるが」今後のMTGの未来に役立てる情報として見てほしいなと思っております。

では本題へ・・・

【ローカルtoローカル】

街頭で唐突に
「○○(地方名)テレビの昼で有名なあの番組を知っていますか?」

と唐突に聞かれたらどうですか?

「知らないですね…(汗」

ってなりません?

まぁ北海道、千葉、埼玉テレビでも何でもいいんですが
少なからず私は興味もなければ見たこともないテレビ局の番組なんて
答えることができないですね。

「なぜここまで有名なMTGがどんな偉業をなしてもゲームメディアにも広報されないのか」

実は前段の「ローカルテレビの番組を知らない」のと同じことなんです。

・情報を得て得する人が限定的
・行われていたことを知る人も限定的
・聞いたとしても背景も規模も何も知らない為、凄さがわからない

いくら「TCGの元祖」かつ「世界的に有名なカードゲーム」であっても

大分類(一般的なカテゴリ):ゲーム
中分類(ゲームジャンル):カードゲーム
小分類(ゲームタイトル):MTG

MTGが属する小分類に至るまでに果たして
・何種のカテゴリ
・何種のジャンル
・何種のタイトル
があるのだろうか。

そう考えてみると何も興味のない人から見ると
MTGは

・地方ローカルテレビの番組並みの知名度

と同様なんですよね。

だから一般メディアには情報の価値が測りにくいために

【どんなに世界規模の凄い事だとしても情報を価値として見てもらえない】

ことが起こってしまう。

知らない人に広報しても、
その情報を価値として見てもらえない時点で
情報発信する意味を問われてしまうから当たり前だと思います。

メディアの方々も話題性やメディアの価値を
向上できる算段があって初めて動きます。
それが彼らの仕事ですから・・・。

現状、
我々が集めている情報や行われている情報は
そのMTGコミュニティだからこそ価値があるものであり
マイノリティなものという自覚はあったほうがいいと思う。

今回の日本人プレイヤーの業績はとても喜ばしいし、
プレイヤーとして自分も
「マジでスゲー!めちゃくちゃスゲーよ!」
と尊敬できますが

「世界的なゲームで日本人が好成績を出していることはもっとメディアに取り上げられるべき」

という意見はMTGの立ち位置が盲目的な考えなので少し違うと思う。

MTGプレイヤー以外では
・理解しにくい規模感
・業績の偉大さを共感できない背景
結果
・MTGで起こったどんな凄い情報だとしても有効範囲が狭い

少なからずこの点を挙げると今回の件は身内ネタにしかならなく
まさしく情報範囲の「ローカルtoローカル」現象が
起こってしまい広がりに欠ける。

「別にMTGが有名になんなくてもよくね?」

そんな意見も絶対ありますし、ある意味、趣味の世界の話なので
間違ってはいないかなと・・・。

しかし自分もMTGが好きだし色々な人が

「MTGってすごいカードゲームなんでしょ?」

と思われるくらい浸透してほしいと思ってます。

何故ならば、
去年、数回教壇に立つ機会を得たとき、

「努力の積み重ねと夢を諦めずチャレンジした結果プロツアーでロンドンに行けた話」

をキャリアトーク導入時にした際、
中学生、高校生がキラキラした目で聞いていたのを目の当たりにしたから。

【なんかの間違い】でMTGをやることになった彼らが今より活躍しやすい世界になってほしいと思ってますからね。

そんな世界を作る為にはどうするのか?

次はその話しをしたいと思います。

【ブランディング、プロモーションの方向性】

そもそもこの件に関しては完璧にWotC日本の

・ブランディング
・プロモーション

を勢力的に行っていないツケと言っていいと思う。

シャドウバース、パズドラ、ブシロード関連の大会などは
CMにて大会告知や場所、賞金など規模感を
プロモーションしている。

これは事前に告知していくことで
知らない人でも情報として目に届くようすることで
事後、何らかしらの手段で再広報した時に

「そんなのもあったよね」

とリマインドさせることができる。

MTGはそれがない。
過去CMが流れたときは
「とうとうMTGもCMでたか!」と感動しましたが
冷静に考えるとCM内容は薄く
これに反応したのはMTGをやっている、
もしくはやっていた人で身内受けにしかなってなかった。

過去やっていた人がまたやり始めたという
新規プレイヤー確保の観点では成功したんだと思う。

ゲーム競技としてのプロモーションはほぼ皆無である。

まだサイゲームスのカード持って座りながら
稲妻出してたCMのほうが
「え?サイゲームスってゲームプロおんの?」って思えるし
サイゲームスのブランディングかつプロモーションはできていると思う。

「プロがいる=お金になる競技がある」

という意味では間違っていない。

こういったプロモーションで話題性を持つと
一般メディアでも勝手に広報される。

メーカーの持ち出し案件かはわからないけど
普通にお茶の間のニュースでも
シャドバ、パズドラの大会結果などは紹介されていた。
これは一般受けするように広報し、
ユーザーを集め世間的に
話題性を持たせた結果なんだと思う。

残念ながらシャドバ、パズドラは後発コンテンツ。
この差はプロモーション、ブランディングの差といっても過言ではなく、見せていく方向性が定まってないからおこってしまったんどはないかなと。

情報戦略はメーカー、運営の仕事なのでここら辺は頑張ってほしいと思ってます。

しかし
「メーカー、運営が動かなければプレイヤーが盛り上げるしかない!」

と思いますがこれもプレイヤーの立ち位置と常に要求する場所を定めて
考えるべきかなと私は思う。

【プレイヤーがメーカーの介護者になるべきではない】

コンテンツを盛り上げるために必要なのはユーザーですよね。
これはどんなゲームでも必要だと思う。

しかしプロモーションを独自にプレイヤーが行うのは筋が違う。
それはメーカーの仕事をプレイヤーが肩代わりすることになるから。

現に今のWotCの動きを見ても盛り上げをプレイヤーに委ねてるとしか感じられない。

メーカーがやるべきプレイヤーだけではできない盛り上げに
力を入れないその結果、MTGの立ち位置不遇が起こり
疑問、不満がでるんですよね。

未来的に盛り上げるユーザーがいなくなったらどうなるのか?

それはコンテンツの終了を意味します。

プレイヤーが盛り上げに介入すべきではないというわけではなく
プレイヤーや店舗オーナーさんはもっとメーカーに要望して一緒に
行動をする機会を増やすべきなんですよね。

プレイヤーが動くにも軸はメーカーであるべきなんすよ。

成長させる観点なら「養育者」という言葉もありますが
あえて「介護者」として揶揄した理由があります。

MTGは歴史もあり世界的規模からみるに
明らかに成長途中のものではないし過酷なマーケットに身を置いてます。
MTGはシェア争いをするくらいゲーム的に大人に成長しているんですよね。
成長期を終え、生活を支える意味では介護という言葉が的確だと思います。

メーカーにはプレイヤー頼りの「介護される側」ではなくプレイヤーを引っ張るくらいの求心力は期待したいです。

【前、後編にします・・・】

なんかボリュームが多いので前後編の2部構成にします。
これ書いてて思ったんですが自分も少し前までは
「メーカーが動かんならプレイヤーがMTGを盛り上げるべき」
と思ってましたが色々な方とあっていくことで考えが変わっていきました。

後編は

「一般の人にも興味を持ってもらう為の方法」

を主軸に書きたいと思ってます。

現状の情報発信の仕方(この記事も含む)は身内にしか伝わらない
町内放送みたいな効果になってしまうことが多いです。
ローカル局の番組がどうしたら全国放送並みの知名度を浴びるかを
「水曜どうでしょう」を題材にしてお話ししたいと思います。

そしてこの数年いろいろな方やお店と出会い、得たヒントや各お店の活動や
興味をもってもらう為のうまい情報発信だなぁと思ったプレイヤーのお話などしたいと思います。

とっ散らかってて長文、駄文で申し訳ない。
あくまで個人の考え方と思ってみていただけると幸いです。

ご拝読、ありがとうございます。

↓後編になる予定だった中編↓
https://note.com/bad_controller/n/naeb751231b0f


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