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【スポーツ批評 第1回 第2章 スポーツ批評の現在地 第0節】

1章における対資本主義の構図の中でのFIA(F1)のケースとJリーグのケースを比較するとその対応の速さの違いには大きく差がある。JFAは変更の決定に2年近く要したが、FIAは1ヶ月も経たずに軌道修正した。両者ともに変更の最終決定は自身によるものだが、それに至るきっかけを与えたのは、周囲のメディアによる批判である。ドライバー、ファン、各国メディアの指摘に対し、迅速に予選方式の修正をしたFIAの反射神経も評価されるべきだが、何よりも周囲の批評の質を評価すべきだ。本章では、内外の批評比較を交えながら、日本のスポーツ批評の現在地を探る。

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