だからあまりいじめるな。
喫煙者は肩身が狭い。文字通り煙たがられる存在だ。最近、蒸気しか出してないけど、電子タバコだから。非喫煙者の人には分からない悩み多き喫煙者の主張を喫煙時間で書いてみたい。
■前提条件
前提としてタバコやめればいいじゃんは言いっこなしで。それ言い出すと収拾がつかなくなるから。
ただシンプルに世の中には「タバコを吸う人」と「吸わない人」2種類が存在するとだけ考えて欲しい。
■喫煙者の気持ち
●寄生獣・6巻 田宮良子のセリフより
喫煙者は社会的に弱者だ。今となっては…
だから何となく寄生獣の田宮良子のセリフを思い出してしまった。
そう「我々はか弱い」ってその通りだと思う。
吸わない人が中心になってしまった今、何となく田宮良子の言葉に共感してしまう。
我々喫煙者の立場も弱いし「寄生」と「依存」て弱さの質もなんか似ているなと思う。少し何かに依存するくらい許されないだろうか?だって嗜好品なんだから違法薬物でもないし。
別に吸わない人に吸えと言うつもりもないし、煙りで周囲に迷惑はかけたくない。だから健康を盾に喫煙者の立場をどんどん追い込んで行くような世の中の圧は何だかヒステリックに思えて窮屈だ。
近年よく聞くSNSでボコボコにされるのとも似ている。違うのはエゴサするまでもなく叩かれ続けてるのが分かってるってことかな。
せめて共存の方向に意識が行ってくれないかと思うのはきっと僕が喫煙者だからだろう。
■吸える場所が極端に少ない
吸わない方には全く気にもならないことと思う。数年前、オリンピックが近くなるにつれて、喫煙所がどんどん減って行った。今となってはオリンピックを口実に減らされただけって感じもする。
だから僕はJTの喫煙所マップで喫煙可能な場所を確認する習慣がついた。やっぱり吸っていい場所で堂々と吸いたいし。
今のご時世、数少ない喫煙所も人数制限がかかってなかなか吸えない場合もある。もう少し復活させてくれてもよくないかな?ダメかな?
■喫煙者も誰かのお客様
お店も吸える店がめっきり減った。飲み屋さんでさえも禁煙って店ばかりだ。
かろうじて狭い喫煙ルームを備えている店舗もあるが、やはりしんどい。
吸う人だって立派なお客様のはずなのに。吸うお客さんへのサービスってそれでいいのかな?
せめて電子タバコならOKとか検討して貰えないですかね?ダメかな?
■喫煙者も迷惑はかけたくない
歩きタバコや所構わず吸ってしまうヤカラはいる。それはタバコが悪いのではなくてヤカラが悪いのだ。徹底的に罰してもいいと思う。ヤカラは喫煙仲間と思いたくはないし。
ただ多くの喫煙者は、ルールを守って数少ない狭く煙たい喫煙所でタバコを吸っている。場合によってはお金を払ってカフェに行ったりもする。
電子タバコにしてても煙りの匂いがしていまうかもしれない。けど少し多めに見て欲しい。
■喫煙と健康
健康に良くない。勿論分かっていて、吸っている。ただ即死するわけでも無い。お酒も同じで程々にしないと健康を害する。スイーツなんかも同じ。蓄積して行って結果、病気になったりする。
やっぱり健康でいたいし、喫煙者も病気はイヤだ。だからそれなりに健康診断にもオプションを付けて注意はしている。
だけどコレは嗜好品として、節度を持って付き合う大人の楽しみとして自己責任で許して欲しい。本当は許して欲しいなんて言いたくはない。だってこれは権利だから。
●喫煙は病気?
禁煙外来もあるくらいで、世の中的に今は立派な病気扱いかもしれない。でもタバコって嗜好品じゃなかったですか?
しかも複数種の税金の内「たばこ特別税」って旧国鉄の負債、国有林野事業特別会計の負債を払うための税金が含まれる。諸々含め定価の6割以上が税金っていう特殊な嗜好品。喫煙者が減り財源の確保ができなくなるとまた値上げされる。そんな訳で高いわけだ。
一箱でランチ食べられるくらい。
財源としてアテにされてはいるのに、推奨はされない不思議な嗜好品。かつてはバンバン広告も打って推奨されてるに等しい時代もあったけど。そんな時代はもう来ない。
吸わない人からはヒステリックに責められ、終いには病気だと言われる。喫煙者自体よりはこの状況の方がよっぽど病的に思える。
■だからあまりいじめるな。
喫煙者だってタバコを吸う以外は吸わない人と同じ人間。吸わない人だって何かに依存して生きてはいるんじゃなかろうか?
喫煙者にはそれが、たまたまタバコだったってだけの話しだと思う。
「だからあまりいじめるな」
何かと叩かれやすい時代だけど喫煙者はもう随分叩かれたよ。それも四六時中。
もう叩き飽きた頃じゃないですかね?
そろそろ叩くのをやめて、いい棲み分け方を考えることにシフトしませんか?
という喫煙者の気持ちでした。
〜おわり〜
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?