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キーワードから読者の悩みを分類すると、おのずと書くべき内容が見えてくる

SEOで上位を狙うにも、ブログから商品を買ってもらうにも、読者にささる文章を書くことが大切です。

つまり読者に

  • 「あ、この人はまさに私のためにこの記事を書いてくれているんだな」

  • 「これってドンピシャで俺のことじゃん」

と思ってもらうには、読者の悩みに共感し、その人が使う言葉を使わなくてはいけません。

「その人が使う言葉」というのは、要するに馴染みのある言葉です。例えばブログ初心者に対してSEOがどうだのカニバリに気を付けようだのと書いても「この人の言っていることは難しい」と、離脱される原因になってしまいますよね。

そうではなくて、ブログ初心者に対してはなるべく専門用語を使わず、わかりやすく伝えることが重要になるわけです。

「ターゲットを設定しよう」「ペルソナを決めよう」というのは、この「読者との目線合わせ」のために行うと、僕は考えています。

  • 読者がどういう状況にあるのか

  • どれくらいの知識があるのか

  • どんなライフスタイルを送っているのか

これらを想定することで、記事中の語句や具体例などを使い分けやすくなるんですね。

とはいえ「じゃあどうやってターゲットを決めればいいんじゃい」とツッコミが入りそうなので、この記事ではキーワードを分類する方法を紹介します。

キーワードから読者の悩みを分類する

ずばり、対策キーワードから、読者の悩みを分類しましょう。

当然読者は何かしらの悩みを解決するために、検索窓にキーワードを打ち込むわけですが、その悩みの深さにはちがいがあります。それは物を買うときも同様です。

つまりどんなキーワードで検索しているのかによって、どの段階にいるのかがある程度想像できるわけですね。

ではどのように分類すればいいかお伝えします。具体的には、下記の9分類です。

  1. 対策の必要がないと思っている

  2. 対策は必要だが、その状態は一時的だと思っている

  3. 対策は必要だし、一過性のものではないと思っているが、とくに行動していない

  4. 対策するために検討をし始めた

  5. 自分で調べて、それなりに詳しくなった

  6. 何らかの手を打った

  7. 対策に満足している

  8. 満足しているが、他の選択肢も検討している

  9. いろいろ試したが、満足できるものはなかった

対策の必要性・行動の有無・その後の満足」などから、読者が今どこに居るのかを考えるわけですね。

ダイエットを例に考えてみよう

これだけではイメージが湧きにくいはずですから、ダイエットを例に考えてみましょう。(ゴールはジムへの申し込み)

①対策の必要がないと思っている

①の読者はそのままで、とくにダイエットする必要がないと思っている状態のことですね。

このような読者は「ダイエットしよう!」と思って検索をすることが少ないため、「お菓子 おすすめ」「〇〇駅 カレー」のようなキーワードで検索しているかもしれませんね。

ここに対しては、「ダイエットをしないと危ないよ!」など、必要性を喚起させるメッセージが効果的です。

②対策は必要だが、その状態は一時的だと思っている

2つ目は「最近体重が増えちゃったけど、きっとしばらくしたらもとに戻るよね〜」と考えている読者ですね。

対策が必要であることは自覚しているので、「太った ヤバい」「体重増えた 痩せたい」のようなキーワードで検索していることが考えられます。

これらの層には「その状態を放置するとまずいかも」のような、行動しないデメリットを伝えてあげましょう。

③対策は必要だし、一過性のものではないと思っているが、とくに行動していない

③は、ダイエットしたいけど、重い腰が上がらない読者ですね。

「痩せたい つらい」「ダイエット モチベーション」「ダイエット はじめの一歩」など、少しずつ悩みが深まっていきますね。

ここでは「今すぐウォーキングを始めましょう!」など、後押しするメッセージが刺さります。

④対策するために検討をし始めた

ついに4段階目では、痩せるために情報収集を始めます。

「痩せるには」「ダイエット 始め方」「ジム おすすめ」のように、より具体的に検索し始めるはずです。

ここでは「無料体験あり!」など、行動するハードルを下げてあげるのがおすすめですね。

⑤自分で調べて、それなりに詳しくなった

④で情報収集を進めていくうちに、ダイエットについてそれなりにくわしくなっている状態です。

「糖質制限ダイエット」「ジム 1万円以下」など、さらに具体的なキーワードを検索し始めます。

これくらいの段階の読者に対しては、専門用語などを使い始めても良いかもしれませんね。

⑥何らかの手を打った

「毎日1駅分ウォーキングするようになった」「置き換えダイエットを始めた」「ジムに申し込んだ」など、読者によってまちまちですが、痩せるために何らかの行動を始めた段階です。

「ウォーキング シューズ」「置き換えダイエット 続け方」「ジム 服装」など、持ち物とかモチベーション維持の方法について検索することが考えられます。

⑦対策に満足している

⑥で始めたダイエットの結果がで始めて、満足しているユーザーですね。

「ジムを売る」という目的でこのユーザーに訴えかけるには「かっこいい(かわいいい)状態をキープしたくありませんか?」のような、より良い選択肢をあたえてあげると良いですね。

⑧満足しているが、他の選択肢も検討している

ダイエットの成果が出始めたものの、もっと良い方法があるのでは?と考えている読者ですね。

たとえば「ウォーキングは手軽にできて楽しいけど、時間がかかるのがネックだなぁ…」と思っている人に、1回20分のプログラムがウリのジムを紹介すると刺さるかもしれませんね。

「外に出るのがちょっと面倒だ」という場合は、オンラインフィットネスなどを勧めてみるのもいいアイデアです。

⑨いろいろ試したが、満足できるものはなかった

ウォーキングやランニング、食事制限など、いろいろ試してみたけど痩せられなかった方たちです。

「ウォーキング 痩せない」「糖質制限 つらい」というユーザーにジムをおすすめしてみたり、「ジム 辞めたい」と調べる読者に「パーソナルジムならマンツーマンでサポート!」など、「これなら行けるかも」と思わせることがコツです。

彼らは行動することに抵抗はなく、潜在的に不満を抱えているので、メッセージが響けばアクションを起こしてくれやすい層ですね。

ここは割と狙い目なので、読者の行動から、調べそうなキーワードを考えてみましょう!

対策キーワードを9分類に当てはめる

実際に記事を書くときには、対策したいキーワードを調べる読者はどの段階にいるかを考えてみてください。

たとえば「ダイエット 始め方」で検索するユーザーは、④の検討初期段階にいると考えられるため、専門用語は控えめにしたほうが良いかもしれません。

記事の内容も、できるだけ行動するハードルを下げてあげるようなメッセージを伝えてあげると、より共感を引き出せるでしょう。

こんな感じで記事を作っていけば、何も考えずに書くよりも読者に刺さる文章が作りやすくなります。ぜひ試してみてください!

ブログで稼ぐには、潜在的な読者を教育する必要がある

個人ブログで稼ぐには、①〜③の読者の行動を変えていく必要があります。

今や個人で④以降のキーワードを狙っても、企業メディアがひしめく大SEO時代では、なかなか勝てません。

もちろん月1万円くらいが目標であれば、企業が狙わないニッチな領域を攻めるのもひとつの手です。(僕が月5万を達成したのも、この戦略です。)

ただ20万、30万と狙っていくのなら、やはり潜在的な読者を導いてあげる必要があると思っています。

これからもnoteでは、そんなセールスライティングのテクニックや行動心理学などの知識を発信していきますので、ぜひフォローをお願いします!

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