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ドイツであんこを手作り!絶対柔らかくなる秘策も

ドイツなどの海外生活では、あんこが手に入りません

「ぜんざい」、「あんバタートースト」、「大福」など長い海外生活で、あんこを使った料理が食べたいことってありますよね。

そんなときは、あんこを手作りしてみませんか?

コツさえつかめば、あんこ作りは簡単!

硬いあんこで失敗…なんてことも繰り返して見い出した、あんこ作りのポイントも解説しているので、参考にしてみてくださいね。

ドイツであんこを手作り!材料の準備

あんこ作りには「小豆」が必要です。
ドイツで小豆が買える場所と、あんこ作りに必要なその他の材料を紹介します。

小豆はBIOスーパーで

あんこ作りに欠かせない、小豆。

ドイツではオーガニック食材を扱うBIO(ビオ)スーパーに売っています。

商品名は「AZUKI BOHNEN」!

豆類が並ぶ棚にある場合が多いので、探してみてくださいね。

材料と分量

  • 小豆:500g

  • 砂糖:400g

  • 塩:一つまみ

  • 重曹:小さじ1

重曹はドラックストアの「dm」や「ロスマン」に売っています。

緑のパッケージが目印で、商品はサプリメント売り場の近くに置いてあるのをよく見かけますよ。

あんこの作り方

あんこは水で煮るだけかと思ったらそうではなく、おいしいあんこを作るには意外と工程があります。

ただやり方は簡単

丁寧に工程を説明するので、試してみてくださいね。

①小豆の浸水

  1. 小豆を袋から出し、軽く水洗いする

  2. たっぷりのお水に小豆を入れて、一晩置く

  3. 一晩置いたら、水は捨てて軽く小豆を洗う


②さし水・渋抜き

  1. 鍋に沸騰したお湯を準備し、小豆を入れる

  2. 小豆を入れてから沸騰したら3~4分置いて、水1カップを一気に入れて温度を下げる(温度が下がると小豆の皮が破れやすくなる)

  3. 再度沸騰したら、火から下ろし煮汁を全て捨てる(渋抜き)


③重曹で煮る

重曹を入れると泡立ちます
  1. 鍋にお湯と小豆を入れて沸騰させる

  2. 重曹小さじ1を加える

  3. 吹きこぼれに注意しながら、弱火で煮る

  4. ときどき混ぜながら、小豆の芯がなくなるまで煮る(約40分)

  5. 煮汁がほとんどなくなるように調整する


④砂糖を加えて煮る

  1. 砂糖を450gと塩小さじ1を加えて、よくかき混ぜる

  2. 弱火で焦げに注意しながら、水分がなくなるまで練る


⑤完成!

  1. 好みの硬さまで水分がなくなったら、完成!(冷めるともう少し硬くなります)

  2. 小豆500gから約1500gのあんこができます


失敗しない!あんこ作りの3つのポイント

ドイツの小豆は水分が少なく、なかなか柔らかいあんこが作れません。

何度か失敗を繰り返し、見い出したポイントは3つ。

ポイントを守れば、ポリポリしない柔らかいあんこができますよ。

POINT1:さし水で皮を破れやすくする

小豆を入れ沸騰した鍋に、冷たい水を入れると小豆の皮が破れやすくなります。

今回は、さし水で全体の半分程度の小豆の皮が破れました。

夏場などで水道水が冷たくない場合は、氷水でもいいかもしれません。

POINT2:重曹で硬い豆をなくす

小豆を一気に柔らかくするには重曹が必要です。

重曹の成分は炭酸水素ナトリウム。

炭酸水素ナトリウムの力で、アルカリ性にして小豆に含まれるタンパク質を破壊するのです。

重曹なしで作ると小豆が柔らかくなるまで2時間以上かかっていたのですが、重曹を入れるとたった30~40分で柔らかくなりますよ。

POINT3:砂糖は小豆が柔らかくなってから

砂糖を入れるタイミングは重要です。

早めに砂糖を入れてしまうと、それ以上小豆は柔らかくなりません

しっかり全ての小豆が柔らかくなったのを確認してから、砂糖を入れてください。

砂糖を入れると少し水分が出ます。

そのため、ほとんど水分がない状態の柔らかい小豆に砂糖を入れましょう。

砂糖を入れると焦げやすいので、弱火で混ぜるのも忘れないでくださいね。


あんこの保存

できたあんこを当日食べないなら、冷蔵か冷凍で保存しましょう。

  • 冷蔵なら2~3日

  • 冷凍なら3か月程度を目途に

冷凍の場合、1回分をラップで包んで密閉容器に入れておくと食べるときに便利ですよ。

ドイツであんこが食べたくなったら手作りしよう

ドイツスーパーにはあんこが売っておらず、手軽に手に入りません。

あんこの材料である小豆は、ドイツスーパーやBIOスーパーで売っているので、手作りしましょう。

柔らかいあんこを作るポイントは3つ

  • さし水で皮を破れやすくする

  • 重曹で硬い豆をなくす

  • 砂糖を入れるのは小豆が全部柔らかくなってから

あんこを大量に作って、さまざまな料理に活かしてくださいね。

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