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Flow: 月経に関する展覧会に行ってみた

そして、月経に関して考えてみた。


産婦人科の帰りに月経に関する展覧会に行ってきた。生理用品の歴史、月経を歴史的、人類学的、科学的、政治的などあらゆる側面から見た、面白い展示だった。

小さな展示だったけど、結局4時間くらいいるはめに!おすすめ。

来ていたのは女性が多かったけど、弟とか連れてきたかったな。

Flow: The Exhibition on Menstruation

展示名:Flow: The Exhibition on Menstruation 月経に関する展覧会
期間:2023年10月6日 ー 2024年10月6日
場所:Museum Europäischer Kulturen(ヨーロッパ文化博物館)
料金:10ユーロ(学生5ユーロ)

Flow: 月経に関する展覧会

場所:ヨーロッパ文化博物館

ヨーロッパ文化博物館

場所はヨーロッパ博物館。ドイツの首都ベルリンの南西、ベルリン自由大学のとなりにある小さめの博物館。月経の展示会以外にも、スロベニアのミツバチに関する展示もやってた。

生理用品の歴史 1880代〜

1880年代から今にいたるまで、生理ショーツ、パンツ、タンポン、ナプキン、月経カップなどがどう進化してきたが時系列で展示されている。

昔の生理ショーツを履いてみた

昔の生理ショーツを試着してみたり
最近はやりの月経カップ。アイデアとしては90年くらい前からあるの!?
昔のTAMPAX

現代の月経カップのいろいろ

いろんな月経カップ。色がかわいい
月経がはじまってから閉経するまでのヒトの一生。

メディアにおける月経

月経をテーマにしたアートや、メディアでの取り上げられ方(映画やテレビドラマのクリップ集)なども鑑賞できるスペースも。私の好きなテレビドラマ『FLEABAG』の一シーンも登場↓

感想

生理のくる私でも、知らないことだらけだ

予想以上に楽しかった!

そして、いかに、未だに月経に関して知られていないことが多いか、ということに驚いた。

月経の際に痛みなどの症状をともなう子宮内膜症に関してのコンテンツもあったのだが、一緒にいった友達がちょうど当事者で、とても共感していた。

「女性の10%が苦しんでいる子宮内膜症、原因は未だにあまりわかってないんだよね。」

生理のくる私でさえ子宮内膜症についてはあまり知らなかった。知らないことだらけだ。

科学者も知らないことだらけだ

でも、展示されていた科学者のインタビューとかによると、月経に関してわかってないことは未だに多いんだって。哺乳類で生理がくるのは珍しい方。なのに、なぜヒトには生理があるのか?周期によって体温が違うのはなぜなのか?ピルや避妊方法の影響は?

いろいろ考えさせられました。

月経に関する教育をもっと広く、若いうちからできるといいね

NHKシチズンラボで行った調査「生理リサーチ」(10歳から69歳の男女1,201人が回答)によると、男性の3人に1人は生理について学校で学ぶ機会を得ていなかったらしい。実際、わたしが小学生4年か5年の頃、学校で保健体育の授業で生理について学んだ日があった。なぜかその時だけ、男女別々の教室で行われた。なんで?(今は事情が違うかもしれません)

家族と夕飯の席とかでも、もっとオープンに話せる社会になるといいね。わたしの好きな映画、『20th CENTURY WOMEN』より↓

最後に

まだ秋までやってるみたいなので、行ってみてくだされ。


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