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富士の恵みを湛える日本の原風景〜忍野八海〜

こんばんは。BabyMintです。初の連投です。

本日も私と国立公園シリーズ、第3弾となります。本日は、山梨県忍野村にある忍野八海について紹介したいと思います。忍野八海は、富士山を水源とする8つの池の総称で、古くから巡礼地として親しまれていたそうです。この忍野八海自体は正確には国立公園の範囲ではありませんが、富士箱根伊豆国立公園の構成要素である富士山を水源としていること、さらには世界文化遺産富士山の構成要素の一つであることから、今回紹介することにしました。池の清らかさはもちろんですが、周りの日本古来の建物の風情や富士山の雄大さなど、たくさんの見所がありました。それでは紹介していきたいと思います。

忍野八海は、一番霊場・出口池から八番霊場・菖蒲池までの8つの池を指します。出口池のみ他の池と多少の距離がありますが、他の池は同じ場所に密集していて(写真1)、巡礼しやすい場所でした。今回はその中でも特に印象に残った、出口池・底抜池・湧池について写真と共に紹介していきます。

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写真1 忍野八海の地図

まずは、一番霊場の出口池です。この池は先述の通り他の池と離れています。省略するという方もいるみたいですが、巡礼の起点であることから訪れることにしました。出口池は、住宅地の中に突如現れる感じでした(写真2)。池を一周できるように歩道があり、一番霊場の石碑や出口稲荷大明神の鳥居などをみることができます。巡礼地としての雰囲気を色濃く感じました(写真3,4)。水はとても澄んでいて、静寂に包まれていました。これから巡る池にも期待が膨らみます。

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写真2 出口池

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写真3 一番霊場の石碑 

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写真4 出口稲荷明神の鳥居

出口池を後にし、他の池が密集するエリアまで歩き、散策しました。そして、有料のエリアとなる忍野八海榛の木林資料館に入りました。入場料は300円です。資料館のエリア内には茅葺屋根の古民家が林立していて、家の中に入ることもできます。おすすめは、資料館屋上からの眺めです。鯉の池という人工池(霊場には含まれない)と古民家、さらには雄大な富士山を一度に望むことができます(図5)。これぞ日本!という絶景です。

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写真5 茅葺屋根の古民家と富士山

さらに資料館エリア内を歩いていると、三番霊場・底抜池にたどり着きます。8つの池の中で唯一有料エリア内にあるからか、他の池と比べると観光客があまり多くありませんでした。私的には、この底抜池が一番のお気に入りです。水はとても澄んでいて、中で泳ぐ魚や、生い茂る水草や鮮明に見えます(写真6)。また、茅葺屋根の古民家と池を同時に眺められる場所で、その組み合わせがとても美しい場所でした(写真7)。入場料はあまり高くないし、それ以上の価値のある景色を見ることができます。一押しスポットです。

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図6 底抜池

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写真7 底抜池と古民家の風情ある景観

資料館を後にし、一番人が集まるエリアに向かいました。ここには忍野八海を代表する、五番霊場・湧池があります。湧池は、忍野八海の中で湧水量が最も多いそうです。また、水の青さと透明度には、思わず引き込まれてしまいました。鏡のような水面は、まるで家や看板・人までもが逆さまになっているかのように錯覚してしまいそう(写真8)。水深は4mあるそうなのですが、あまりにも透明で、底に手が届きそうなほど近くに見えました(写真9)。

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写真8 全てを鏡のように写す湧池

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写真9 驚くほど透明度が高い湧池

澄んだ湧き水の池、神社、古民家、富士山...日本の原風景と言える景観を満喫できるのが、この忍野八海です。日本人なら誰もが心に響く、素敵な場所だと感じました。紅葉や雪景色も見てみたいです。

また、山梨といえば、ほうとうですよね!河口湖駅近くで頂きました(写真10)。冬場の散策で冷えた体が、ポカポカになりました。優しい味付けでとても美味しかったです。さらに山梨といえば富士山。そんな富士山にちなんだ富士山ソフトクリームも頂きました(写真11)。青い部分は青い薔薇味、白はバニラです。薔薇の香り高く美味しい、見た目も味も楽しめるユニークなソフトクリームでした。

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写真10 山梨名物・ほうとう

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写真11 富士山ソフトクリーム

本日も見ていただきありがとうございました。次回も国立公園を紹介していきます!お楽しみに

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