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白い奇岩と青い海の極楽浄土〜浄土ヶ浜〜

こんばんは。BabyMintです。本日も私と国立公園を書いていきます。この連載も終盤に差し掛かっています。休み休み書いていたので時間はかかりましたが、残りの場所も精一杯紹介していきたいです。

本日紹介するのは、前回に引き続き三陸復興国立公園にあります、岩手県宮古市の浄土ヶ浜です。白い奇岩や石の浜と青い海が織りなす絶景は、極楽浄土とも謳われています。私もすっかりこの景色の虜になり、何度も行っている場所です。約30分ほどの散策路でたくさんの絶景に出会うことができます。水の透明度は、三陸海岸の中でも指折りなのでは、と思います。その美しさは、晴れも曇りも関係ありません。それでは紹介していきます。

遊歩道の起点となるのは、浄土ヶ浜ビジターセンターです。浄土ヶ浜周辺の観光情報、自然解説、生活や津波の歴史などを学ぶことができます。この施設を抜けると、遊歩道が広がります。ポスター等でよく見る景色を眺めるには、この遊歩道を30分ほど歩きます。遊歩道を歩くと、その海の透明度に驚きます。そして、白く険しい岩壁が続き、気高さすら覚えます。エメラルドグリーンの海と白い岩のコントラストが美しいです。高架式に海を眺められたり、歩道用のトンネルを通ったりと変化に富んでいて見応えのある道が連続します(写真1~4)。9月に訪れると、秋の海辺の花・ハマギクが群生している様子が見られます(写真5)。

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写真1~4 変化に富んだ浄土ヶ浜の遊歩道


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写真5 9月に見られるハマギクの群生

トンネルを抜けると、いよいよ浄土ヶ浜の奇岩が見えてきます。遠浅な海で、透明度が高いので、とっても清涼感のある風景を眺めることができます(写真6)。キラキラの水面に心が浄化されること間違いなしです。

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写真6 白い奇岩と透き通った海の清涼感

しばらく歩いていると、真っ白な砂利に覆われた海岸が見えてきます。ここが奥浄土ヶ浜といわれ、最も観光客の集まるスポットになります。砂浜にも見える白い砂利の浜と海、奇岩とのコントラストに心を奪われます(写真7)。この奇岩の付け根と繋がっていて、一番間近で岩を眺めることができます。その高さは圧巻で、かつ浅瀬の穏やかな水面に岩が反射する様はとても美しいです(写真8)。晴れた際の青々とした海はもちろん、曇っている灰色の世界でも、海は灰色とエメラルドグリーンを混ぜたような色を呈し、また違った魅力を見せてくれます(写真9)。今まで色んな景色を見てきて思うことは、本当に美しい景色はどんな天気でも美しいということです。浄土ヶ浜も例外ではありません。当日天気が悪くても、がっかりすることはないのです。

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写真7 砂利浜と海と奇岩のコントラスト

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写真8 水面に反射する大迫力の奇岩

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写真9 曇天でも美しい浄土ヶ浜

この奥浄土ヶ浜の近くには、浄土ヶ浜レストハウスという売店と食堂があります。お土産は海の幸を使った出汁や乾物など、この地の特産物を買うことができますし、レストランでは宮古市名物の瓶丼や、浄土ヶ浜カレーなど面白いメニューがたくさんあります。そして、このレストハウスの屋上は展望テラスになっており、奇岩の全景を見渡すことができます(写真10)。岩々が連なる様は圧巻です。

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写真10 レストハウス屋上から眺める浄土ヶ浜

ここで主要な遊歩道は終わりで、レストハウスまで引き返すようになっていますが、みちのく潮風トレイルという歩道がこの先も続きます。時間に余裕がある方は、そちらまで行って見てください。青い青い海の絶景を眺められます(写真11)。

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写真11 みちのく潮風トレイルから眺める青い青い海

最後に、おすすめのグルメを紹介します。浄土ヶ浜から宮古市街方面へ来るまで5分ほど走ると、宮古市魚市場があります。そこの食堂では、新鮮で美味しい海鮮を、安い値段で味わうことができます。この贅沢な海鮮丼を、1000円で食べられてしまう素晴らしさ(写真12)。宮古名物のサーモンやタラのお刺身がとても美味しいです!

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写真12 宮古市魚市場の食堂でいただく海鮮丼

本日は以上になります。浄土ヶ浜は、比較的短い距離で気軽に散策ができ、かつ息を呑む絶景に出会うことができます。津波被災直後は美しさが失われてしまったそうですが、復元したとのこと。自然の逞しさを感じます。そんな景色を味わってみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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