情緒Part1
アブストラクト的記憶とスポットライト型記憶
アブストラクト的記憶とスポットライト型記憶という単語は造語ですが、記憶するまでの過程を表しています。
私が記憶と想像力を検証しようと思った理由は、情緒が記憶に大きな影響を与えると知ったからです。それなので、情緒と記憶の関係を調べました。
結論は「記憶(データ)=過去」ということになりましたが、刺激が記憶として蓄積されるまでには、自らの取捨選択、そして蓄積過程での刺激の褪色を経なければならなかったのです。
アブストラクト的記憶とは
つまり、感覚器官を通して知覚した情報が抽象化されたあと統合し、貯蔵したものがアブストラクト的記憶ということになります。
ということは、記憶に関して「先生の教え方が重要」で「先生が書いた字が上手か下手かは関係ない」ということだと思います。
そして繰り返すことで、短期記憶から長期記憶になる。洗脳に利用するのは、この原理だと思います。
スポットライト型記憶とは
ということは経験時の感情が一緒に記憶されていると思います。要約するとアブストラクト的記憶は一般化と組織化の作業で、スポットライト型記憶は特殊化と凝固化の作業を行っているのだと思います。
つまり、日常生活における習慣的なことは、主にアブストラクト的記憶に基づいて情報処理効率を高めるために用いられ、スポットライト型記憶は日常生活に感情を彩り、行動による経験をトラウマにしたり成功させたりすると考えています。
それなので、フラッシュバックを引き起こすのはこのスポットライト型記憶が強く関わっていると思います。そして情緒には自己主張傾向と統合傾向という二面性があるようです。
自己主張傾向
統合傾向
破壊的傾向
そうなんです。逆だったんです。確かに、過去の経験や出来事を振り返ると、受容できない自分に対する不甲斐なさや自己嫌悪に陥っている時、攻撃的になっていました。
私はこれまで、自己主張(エゴ)が強いから暴力的で攻撃的な面があるのだと思っていましたが、過去の経験を振り返ると、自分が受け入れられない人や出来事への対処が下手で、我慢して問題を先送りし続けてきたことが生きづらさの原因だったと気づきました。
そこで、自己主張傾向とは「思考による二つの知」で、統合傾向は「心による一つの知」にあてはめる事が出来ると思いました。
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