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Amazon紙書籍の「工夫ポイント・隠しポイント5点」を実物画像で解説☆

こにちはぬん。ベビだす。
先月発売した『リキ~9つの命を繋いだ運命の犬~(上下巻)』の紙書籍(ペーパーバック)の実物がどんな感じなのか、実際の画像を用いながら、制作したときの工夫ポイントや隠しポイントなどを説明していきたいと思います(*'ω'*)

「Amazonのペーパーバックって、実際どんな感じに仕上がるの?」
「Amazonのペーパーバックってこんな感じなのね!」
「著者の思いを『隠しポイント』として反映・作成することもできるんだね!」

など、興味ある方やご存じなかった方に知って頂ければ幸いです。

『リキ~9つの命を繋いだ運命の犬~(上下巻)』の表紙です。
表紙は光沢アリ・ナシを選べます。本書は光沢アリ。
表紙の画像に合うか・本編の内容に合うかなど
考えた上で選択できます。
光沢アリでもナシでも制作コストは変わりません。

わたしは今回の著書では「光沢アリ」を選びました。
カバー作成に使った画像が「写真」だったということと、光沢ナシのマットな仕上がりよりも、ノンフィクションである本書は光沢アリの方が「リアリティ」という点でも合っていると判断したからです。
実際、本書は「光沢アリで良かった!」と思う出来になりました。
ちなみに、光沢ナシの「マット仕上げ」で作った著書もあります。
それがこちら。

上記のショートショート作品集の紙書籍は、光沢ナシのマット仕上げです。
イラストの雰囲気や色などから、「これは光沢がないマットな方が良いな」と思い、上記の紙書籍は「光沢ナシのマット仕上げ」で発売しています。

こちらが背表紙です。

タイトルの下に「円の中に入った犬の画」がありますが、並べた時に上巻と下巻で向かい合う形・位置にしてあります。
気付いた人、いたかな?(*'ω'*)

「出会った命と向かい合う」という意図と、上下巻でセットという意味を込めています(隠しポイントその1)。

犬を円の中に入れたのは、「縁の中に」という語呂合わせの意図を隠しています(隠しポイントその2)。

ちなみに表紙の「巻末収録」金色シール画像も、上下巻並べると対角になっています(一番最初の表紙画像をもう一回見てみてね⭐)。
「命が繋がる」という意味で、金色シール画像を対角で結ばれるように配置しました(隠しポイントその3)。

お手元にある方はぜひ上下巻を並べてみて、「ホンマやあ!」してみて下さいニャ(*'ω'*)💕

裏表紙です。
ISBNとJANコードの入る箇所をある程度想定したうえで、
各写真をあらかじめ配置して作成しています。

上の画像は、左が下巻、右が上巻です。
本書には一切の写真やイラストはありません。
それでも、上巻と下巻で登場する子らが「どこかに載るように」と、裏表紙にそれを仕込みました。
上巻の裏表紙には、上巻の各章で登場する子らを。
下巻の裏表紙には、下巻の各章で登場する子らを。
メインタイトルでもある「リキ」は、上下巻の表表紙に。

そして、上下巻の裏表紙に登場する9匹と、上下巻の表紙で登場する犬3匹(『表紙』で重複するリキは1匹とカウント)を足してみて下さい。

表表紙+裏表紙=12匹で、ワン(1)ニャー(2)となり、犬と猫を表す数となります(隠しポイントその4)。

また、【表紙で重複するリキの延べ数もカウントする】と、裏表紙9匹+表表紙4匹で「13」という数字が出ます。

これは、本書が発行となった時に12才のリキが次の13才も無事に迎えられるように、という願いを込めています(隠しポイントその5)。

上巻の一部を開いた写真です。
影が出来ちゃって暗いですが、実際の紙の色は
「明るい白」です⭐

本書の紙書籍サイズは、「四六版」という判型です。
わたしが手にする小説やハードカバーの本などから、「リキ本の製本時のイメージに近いようなサイズ、1ページに理想的な行数・文字数で書かれている本」を参考にし、四六版という判型を選びました。

これもイメージ通りに仕上がり、「この版型にしてよかった」と思える出来になりました(最初に理想のイメージを明確にしておくことは大切です)。

先日のTwitterスペースでも述べましたが、紙書籍は電子書籍と違い、「購入者の端末に左右されず、作り手が『この形で届けたい!!』というベストな形」で届けることが出来ます。

どんな方が購入しても等しく同じ形で届けることが出来るということは、「作品に合ったサイズ、見開いた時の見え方、それらがベストな形」を忠実に再現できるメリットでもあるんですよね。
これは、紙書籍の持つ強みだとわたしは思っています(誰の手にも同じ形で届く・それにより作り手にとってベストな形を存分に発揮できる)。

例え電子書籍と文章の内容(中身)は同じでも、「見開いた時に瞬間的に目に入ってくる見え方」などによって本の雰囲気や文章の印象・効果はある程度の影響を必ず受けます。
それを考えた上でのベストな形を作り、誰が手に取ってもそれが同じように再現されるのは、「紙の本ならではの強み」です。

上下巻共に、それぞれ約200ページです。
開いて重ねると、こんな感じ。
表紙・背表紙・裏表紙の紙がしっかりしているので、
実は安心感もあるペーパーバック。
ページの糊付けもしっかりしていますし、裁断も綺麗です。

少し詳しく述べると、紙の本は購入したその瞬間からその本の「所有権」は購入者のものになります(だからと言って著作権に反する取り扱いは出来ません)。
これに対し、電子書籍は購入してもそこに「所有権」は発生しません。
電子書籍の購入で発生するのは、「それを閲覧する権利・使用権」であり、「所有権ではない」のです(*'ω'*)

しかし、電子書籍ならではの強みも勿論あります。
「購入・DLした直後からすぐに読める」
「端末に入れて持ち歩ける(持ち運びに便利)」
「紙の本と違って、置き場所など現実で場所を取らない」
「飲み物をこぼした・ページを破ってしまったなどの物理的破損がない」
やはりこれらが一番大きいですね(*'ω'*)

ただし、前述したように電子書籍には「所有権はない」ので、仮に購入・DLしたストアなどが廃業や閉鎖をした場合、ストアが他の販売媒体への引き継ぎやDLなどを行わなかった場合は、そのまま読めなくなるという可能性もあります。
また、電子書籍を家族以外の友人や社内間などで「貸し借り」することは使用上の大きな規約違反となる可能性もあるため、利用しているサイトが電子書籍の貸し借りや共有についてどのような規約を定めているのかも注意が必要です。

「やっちまった・・・」なことにならないよう、
注意しましょう

以上、「Amazonのペーパーバックに興味がある(作ってみたい)」方や、「実際のところ、ペーパーバックってどんな感じなの?」という方にわかりやすいよう、実物の画像を交えて(かつ小ネタも交えてww)、紙書籍で工夫した点や「こっそり入れた隠しポイント」、紙書籍・電子書籍のメリットなどなど、述べてみました⭐

ご購入下さった方・読んで下さった方へお願いです(*'ω'*)
もしよろしければ、「レビュー・星評価」をお願いいたします(*'ω'*)
レビューはハードル高いな、という方は、星評価のみでも嬉しいです!


(紙書籍バージョンは下記カードリンクから。クリックで即購入にはなりませんので、ご安心くださいww)





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