見出し画像

亡き花、14才になる。

20日に15才を迎えた亡き愛犬・幸太に続き、本日24日は亡き花の14才の誕生日です。

【花を保護したときのエピソードは以下】

思い返せば、猫は女の子が複数いますが(保護してうちの子になった猫)犬に関しては女の子は花だけでした。
おそらく、現在いる八房やつふさがうちでの最後の犬になるでしょうから、後にも先にも犬の女の子は花だけ、ということになりそうです。

上記記事に書いたように、兎にも角にも「出来た子」だった花。
彼女を仕込んだ最初の飼い主は、さぞ腕のある人だったことでしょう。
もちろん、花自身の素質、というものも大きいです。

花はメスで、後ろ足が一本なく三本足でしたが、それでもリキや風太より明らかに格上で群れのリーダーでした。
リーダー犬に必要とされる理想の資質をすべて持ち合わせた、まごうことなき名犬でした。
花が存命中の頃から、「これ以上の犬とは生涯もう出会えることはないだろう」と思わざるを得ないほどに、優れた、非の打ち所の無い名犬でした。

けれども女の子らしく(?)、食べることが大好きで、特に甘いものには目が無かった花。
「男は黙って堅焼き煎餅!!」のような風太と対極的に、犬用の甘いおやつ等になると目を輝かせてはオスを押しのけて前にやって来るという、お茶目な面もありました。


出来れば花には、リキの子供のお母さんになって欲しいという願いがありました。二人の子供たちはどんなに素晴らしいだろう、花が母犬となればどんなに素晴らしい母となるだろう、と何度夢見た事かわかりません。
が、夢は叶わないまま、花は老い、若い頃から三本足だった生活も体に負担をかけ続け、三年前に虹の橋へと旅立ちました。

花は、わたしがこれまで見てきた中で、最高の女性です。

今いる子供たちの中で、花と一緒に過ごしたことがあるのは牡丹まで。
月、八房、しぶきは、花を知りません。


けれども花なら、菩薩にも勝るあの慈愛の心で、会ったことも無い月や八房、瀑をも守ってくれるでしょう。
そして、今も元気に暮らしているリキ、琥珀、鈴、牡丹も。

お花ちゃん。
14才、おめでとう。
お花坊の好きな甘いものを祀ります。
キラキラした目で、食べている姿を脳内で見ながら。



この記事が参加している募集

#我が家のペット自慢

15,644件

#ペットとの暮らし

18,256件

いただいたサポートは執筆活動の大切な必要な費用として、大事に使わせていただきます。 書くことを続けられるよう、応援宜しくお願い致します。