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緊急事態宣言下でのミーの取り組み

4月の緊急事態宣言下でのミーの取り組みを紹介します。

3月下旬。東京からの注文が減り始めてきたころ、本格的な一般販売を開始することから始めました。

 ①「with me!」リリース

4/1、withコロナの時代に、with me!という商品をリリース。東京の星付きレストラン10件以上に、ミーが卸していたマイクロリーフミックスとエディブルフラワーのセットです。コロナに翻弄される時代に、「自分軸を中心におくこと」また、「栄養価の高いマイクロリーフとエディブルフラワーで自分自信の免疫力を高めよう」というメッセージも込めた名前です。以下は真野がリリース時に投稿したFacebook記事です。

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販売方法はひとりひとりに手渡しと畑案内

どれだけ良い商品でも、作り込んだウェブショップであっても、オンラインビジネスが一斉に活性化するであろうことから、埋もれ、お客様にはなかなか購入していただけないことはわかっていました。そのため、SNSのDMでひとりひとりと直接商品の内容、お支払い方法、郵送、受け渡しをやりとり。畑にきていただいたお客様には、これまでシェフにしてきたのとおなじように、畑をおひとりのために僕が案内して回りました。ミーのこれまでの取り組み、コロナ渦におけるこれからの取り組みを説明して回ることで、物語を伝え、商品を売る、というよりもファンになっていただけないかという考え方です。これは、リーフの品質の確信と、広告宣伝は感動したお客様自身による口コミの爆発を確信していたから出来ました。以下は、その時の畑に来られたお客様の投稿です。

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SNSの口コミで新規顧客獲得、お客様の感動の声と共に広まっていく「with me!」

お客様が想い想いにリーフの美味しさ、お花の可愛さをSNSに投稿してくださり、新規のお客様が続々と畑に訪れます。普段は高級レストランでしか食べられない食材が、農家から直接ご家庭に届くこと。ご購入されたお客様からの、贈り物としての需要も高く、ご自身が代金をお支払いされて、お友達や、お世話になった方に贈られていきました。お客様の心に産まれた感動が、自粛中の皆さんの沈んだ心の中に、元気で可愛らしいリーフとエディブルフラワーは、時代のニーズとマッチングしていきました。

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新商品を続々リリース。

②薬味として使えるマイクロリーフシリーズ「やくme!」リリース

③うちですごそう!送料無料ミーのG.W.スペシャルパッケージリリース

④公式LINEアカウント開設

⑤会員制食品販売サイト a seed様 にて特別パッケージ「a seed with me!」をリリース

⑥エディブルフラワー摘み放題「お・は・な・つ・me!」開始

⑦家庭菜園用無農薬苗「stand by me!」地方発送開始

4/11、家庭で気軽に薬味として使えるやくme!青じそ、パクチー、三つ葉、サラダ春菊の四種をリリース。4/27ゴールデンウィークに向けて、「うちで過ごそう!ミーのスペシャルパッケージ!」と題して、一週間分のwith me!とやくme!が入ったスペシャルパッケージをリリース。4/30、公式LINEアカウント設立。5/7、飲食店から全く注文がこなくなったエディブルフラワーハウスで、1日1組、三名様限定でエディブルフラワー摘み放題「お・は・な・つ・me!」リリース。5/10、家庭菜園用に、エディブルフラワーの苗、夏野菜の無農薬無化学肥料、固定種の苗を「stand by me!」というプロジェクト名でリリース。5/4、a seed様という、オンラインの会員制食品販売サイト(世界最高峰のレベルの調味料とかしか置いてない、いわゆるセレブな方々が集まるサイト)でwith me!スペシャルパッケージを販売していただくことができました。その後、 a seed様しか販売権を持っていない世界最高峰クオリティの調味料を、ミーが販売権をいただくことになりました。

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これ、二ヶ月の間にやりました。

そして、やるからには当然売り上げを立てないと意味がありません。

売り上げをあげるためには、価値を提供しなくてはいけません。価値を提供するには、「withコロナの時代にひとびとが必要としているもの」でなくてはいけません。

今ひとびとが必要なものであっても、「ミーにしかできないこと、今すぐできること」でなくてはいけません。

何故なら、コロナがいつまで続くのか見通しが立たないため、最小の広告費と時間で、可能な限り長く、できるだけ大きく、パフォーマンスを上げ続ける事の出来る仕組みが必要でした。

それは「感動の口コミ」と「商品力」でした。ミーの周りにいつも当たり前のようにあったリーフとお花。いつも「生命力と感動」と言っていたミーの商品力をまるごと信じて、ただそのまま売り先を変えるだけ、というだけの戦略です。

ミーのリーフは、シェフに向けて生産していた頃から、オシャレな飾りとして、育てた事はありませんでした。

「リーフ一本に生命力と感動を感じられるもの。子どもも、大人も、おじいちゃんも、プロのシェフも本物の野菜の味がする、といってパクパク食べちゃうリーフ」

3人のスタッフと心をひとつにしてミーのワンテーマである「生命力と感動」を伝えて行くこと。

それは、どんなに時代が変わっても、自分の中の信じる気持ちが変わらなければ、続けていけると感じた、春の緊急事態宣言の二ヶ月間でした。




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