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ミーの家庭菜園用培土と発酵腐葉土(肥料)【ミーのプラスとマイナス±】について

家庭菜園用エディブルフラワー、ハーブ、固定種野菜の苗を販売開始してからおよそ一年。

お待たせいたしました!

ミーme〜babygreens&edibleflowersが送る、「家庭菜園用培土」と「発酵腐葉土(肥料)」

商品名は「ミーのプラスとマイナス±」

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では、ひとつひとつその全貌を解説していきます♪

なにはともあれ、YouTube動画でいろいろ使い方をみたい!という方はこちらへどうぞ!
内容はどんどん更新していきます。チャンネル登録よろしくお願いします!

https://youtube.com/playlist?list=PLiiuCQbcBcS8e4mAbkzI9Prf_EODqwmX1





商品ラインナップと価格

①エディブルフラワー、ハーブの土の再利用に!
【土のリサイクル用 発酵腐葉土】
1ℓ 700円税別 

②エディブルフラワー、ハーブに♪
即効性なのに効き目が長持ち
【追肥用 発酵腐葉土】
1ℓ  700円税別

③エディブルフラワー、ハーブ、野菜に!
【すぐに植えられる土】
15ℓ 2300円税別
40ℓ 5500円税別

④エディブルフラワー、ハーブ、野菜に
【元肥用 発酵腐葉土】
5ℓ 2300円税別
20ℓ 4400円税別

⑤【無肥料の土】
40ℓ 1800円税別

オンラインではこちらからご購入できます!

https://babygreens.me/?mode=cate&cbid=2621629&csid=6

どんな方にオススメの土なの?

家庭菜園、ガーデニングで無農薬でハーブ、エディブルフラワー、野菜を育てている方で、こういった方は多いのではないでしょうか。

「市販の土は誰がどんなものを使っているのかわかりにくくて心配。本当に安心安全なの?」

「オーガニック、有機の土って、虫がついて穴空きだらけのレースみたいな野菜になっちゃうんじゃない?」

「美味しい野菜を家庭菜園で作りたい。えぐみのない、本当に感動する、生命力あふれる野菜を育てて食べてみたい!」

・体によくて・ムシの害や病気のすくない・生命力あふれる野菜がよく育ちやすいから家庭菜園が楽しくなっちゃう。無農薬のエディブルフラワー栽培を星付きレストランに安定供給させているミーの土で育つ野菜は、美味しさもとびきり!

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・プロのシェフの舌は、別格です。農薬、化学肥料を使用した野菜がわかるのは当然のこと、野菜のほんのわずかなえぐみも利きわけます。無農薬だからといって、虫食いだらけのものはもちろん受け入れてもらえません。シェフにとって料理は自分自身、食材は命のようなものです。そのような取引先を相手に、どのような土、肥料を使っているか。農家にとっては非常に重要な課題で、ダイレクトに評価につながる厳しい世界です。ミーはマイクロリーフ、エディブルフラワーという、味はもちろんのこと、見た目の状態もピカピカのものだけをレストランに出荷し続けることで、高い評価を得てきました。

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本物の野菜が手軽に育てられる土!?

本当に生命力あふれる本物の野菜は、子どもも大人もお年寄りも、プロのシェフも感動させられるはず。そんな野菜を作りたい。自然農法に出逢って以来野菜とお花の声を聴き、妥協をせずに、シェフたちの意見をいただきながら、研究を重ね、そうしてできたミーの土。それが【ミーのプラスとマイナス±】です。

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防除を一切しないミーのハウス

ミーの栽培ハウスは、農薬、殺虫剤一切不使用、なお、ドアは開けっ放しで、防除のための虫取りシートやムシを集める器具もほとんど使用していません。

防虫ネットは防風ネットとして大きな鳥や落ち葉が入ってこないように張ってあるくらいの感覚です。自然農法の考え方は、虫を敵とせず、共存する世界。時期に寄っては終わりがけの花には虫がつくこともありますが、壊滅的な被害はほとんどありません。畑にはアブラナ科のリーフが年20回はど連作され、密植状態で夏場でもぎっしりうわっていますが、壊滅的な被害はありません。

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【ミーのプラスとマイナス±】は、日本中のプロの料理人たちから信頼を置かれている生産農家、ミーが実際に栽培に使っている土と発酵腐葉土(肥料)と全く同じものです。

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【ミーのプラスとマイナス±】が産まれるまで

10件以上の東京星付きレストランに野菜を卸すようになるまでの間、ミーは土と肥料は独自にあらゆる方法を試行錯誤してきました。

自然農法の考え方に基づき、「畑の土をベースに使い、枯れ草や残渣を再利用する」「土の中は無肥料、雑草の草マルチとコンパニオンプランツを併用する」などのやり方も試行錯誤してきました。が、ある時まではうまくいっても、ある時期になると、ムシの害にあう、病気になる、など多くの失敗も経験してきました。

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黎明期、露地時代の試行錯誤の畑

その中で得られたデータとわずかなヒントをたよりに、一歩ずつ理想の野菜のために、土についての考え方を突き詰めて行きました。

その中で最も難しかったのが、ポットやプランターといった閉鎖された環境で育て続けるエディブルフラワー栽培です。ポットやプランターの中は地植えと異なり、お花の根がぐるぐるに回り続けても、病気やムシに負けずに元気な花を咲かせ続け、収穫しつづけることができなくてはなりません。

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 ミーの培土に対する考え方

ここから培土と肥料をわけて説明します。ここでは、土の中の構造物のことを培土と呼ぶことにします。

『ポットの中は常に根っこが呼吸し続けられる土の環境が必要。』

土の中に、「空気」「水」がふんだんにあり、水持ちがよく、水はけがよい環境であること。

これが、生命力あふれる農作物を育てるための、土に求められる必要な、自然の原理原則となっております。

お花の苗を買ってきた、特に初めての方は、カワイイ!大切に育てたい!ということで、毎日お水をあげてしまいがちですが、プロの花農家、苗農家は、驚くほどギリギリまで水やりを控えます。植物は、土が乾いたときと、そのあとのたっぷりの水でぐっと成長するからです。

土の中は、必ず空気が必要。ということは、水やりのあとに必ずポットの中を乾かす時間が必要です。

雨や曇りが何日も続く時期には、水やりを控えても、ポットの中はなかなか乾きません。乾かない期間が長く続くと根腐れが起こり、その結果、下葉が黄色くなる、病気にやられる、ムシにやられる、やられなくても、味が乗ってこないなどが起こります。

つまり、地上部で起こっているほとんどの問題は、土の中に原因があるという事が言えます。

晴天続きには、水をたっぷりあげることで解決しますが、「乾かす」のは太陽と風の仕事。つまり、「乾かす」方が難しいのです。

そのような考え方から、【ミーのプラスとマイナス±】は、比較的水はけのよい土、となっております。

比較的容易に乾かすことができ、ポットが軽くなったときにはしっかり、たっぷりと水をあげる。「水やり3年」と言われるほど難しい水やりですが、初めての方でも【ミーのプラスとマイナス±】は判断基準がシンプルなので、どんどんと上手に育てられるようになるので、楽しくなってきますよ♪

【ミーのプラスとマイナス±】の培土の作られ方

プロの農家専用クオリティの、土を製作している培土職人さんに依頼して、厳選した材料をミックスしてもらっております。

赤玉土、ピートモス、ブロックピート、くんたん、パーライトと言ったよく聞く一般的な材料でできてますが、その配合とクオリティはやはり、プロ用。長期の栽培期間にもその構造がきちんと維持されております。一般向けに販売されているハイグレードと呼ばれるあらゆる土も試してきましたが、宣伝、広告でコピーやデザインからは、培土の本質は分かりません。

本当に美味しい野菜を作っている農家は、どんな土を使っているのか。

これが、ミーの考えるシンプルで成功率の高い培土選びの考え方です。


ミーの肥料に対する考え方

現代の有機農業は、一般的に、未熟な動物性堆肥を使わざるを得ない農家が日本には多すぎる傾向があります。

その理由は、手間暇がかかりすぎるわりに、農作物の単価が安すぎるからです。肥料にコストをかけられない。そのため、畜産の産業廃棄物である家畜糞を未熟な状態で畑に入れて野菜を育てる現場が、大規模栽培、大量生産の現場では多すぎるのが現場の実態です。有機JAS認証といえど、発がん性物質である未熟な肥料の硝酸対窒素の量は日本では規制されておらず、赤潮などの環境問題になっております。未熟な肥料は、ハウスで使用すると悪臭がします。

そんな未熟な肥料を畑に入れると野菜はどうなるのでしょう。未熟な成分を野菜が吸い上げると、その部分は一斉にムシに食われます。しかし、自然農法農家の考え方は、その野菜の不要な成分を虫が「食べに来てくれる」と考えます。つまりムシは、えぐみの強い野菜を食べてくれる、野菜にとってありがたい存在、というわけです。人間は、それを観察して、土の中の状態を健全であるか、予測する事ができます。

美味しい野菜だから虫がつく、のではありません。

本当に人間が食べて美味しいと感じる野菜と、虫が好んで食べる野菜は異なると考えます。

本当に生命力あふれる美味しい野菜を育てたい、を目的にした時、未熟な肥料は使用しないこと。ミーはその理由から、最初期は「完熟堆肥」にこだわって栽培をしていました。

さらに、肥料について観察をしてゆくと、「中熟」という状態が、もっとも野菜がよく育つことがわかりました。

「中熟」とは、微生物が有機物のたんぱく質を全部食べ尽くしてしまう完熟の一歩手前である、まだたんぱく質が残っている状態です。

中熟の肥料は、一般的に販売されていないので、自分たちで作る事にしました。

【ミーのプラスとマイナス±】の発酵腐葉土(肥料)の、作られ方について

標高1500m以上の高所から採取された、厳選した真っ黒の腐葉土を、再発酵させます。

微生物のエサである愛知県産の米ぬか、ほうろく菜種油の副産物であるほうろく油かすと、微生物の住処となる籾殻くんたん、さらに、愛知県産のそばがらを良く混ぜて短期発酵させます。

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一般的に、籾殻を入れますが、ミーはそばがらを入れます。

そばがらは、非常に硬く、発酵の際の空気が含まれやすいため、発酵中に空気を好む糸状菌がどさっ!と増えます。

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そして中熟のタイミングを気温などから判断し、広げ、乾かし、発酵を止めます。

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この発酵腐葉土つくりの作業は一般社団法人onenessさんで働く心や身体に障がいを持つとされる方々と一緒に作っております。

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良い微生物がたくさん増えるよう、現場は明るく楽しい雰囲気を大切に、みんなで「微生物さん、ありがとう!」「美味しいお花に育ってね!」と声をかけてもらいながら、楽しく頑張ってもらっております。

この作業、機械を購入して混ぜる事もできました。

とても純粋で素直なonenessの皆さんと一緒に働いていると、彼らの優しい気持ちや、手や、言葉がミーの土や肥料に触れて貰うことで、ここにしかない何か、目に見えない彼らとミーの価値が🌸に宿ることを信じられるようになってきました。

一番地味な目立たない作業を、楽しく、明るくできる農家でありたいです。星付きレストランの食材を支える農家で働くひとびとは、末端に至るまで、楽しく笑顔にあふれ、やりがいと誇りに思い、またここで働きたい、と思える職場でありたいと思ってます。

最近は、「花屋になりたい!」という子が出てきたり、「一番好きな仕事は花がらつみ」と言ってくれる方も出てきました。

余談をはさみましたが、【ミーのプラスとマイナス±】には欠かすことのできない要素が、彼らの存在なのです。

肥料登録法上の表記について


さて、今回、肥料を製造販売するということで半田農林水産事務局の肥料課に問い合わせました。

その上で分かったことは、「市販の腐葉土に米ぬか、油かす、そばがらを混ぜたもの」は、肥料としては分類されず、堆肥にも分類されない。じゃ、一体これは何?と尋ねたところ「土ですね」との回答でした。

土ですか!(笑)

土は、ラベルに肥料登録の表示事務がありません。そのかわり、肥料でないため、「肥料効果、肥料成分を謳ってはいけない」「これに効くと言ってはいけない」といった、ルールがあります。

なので、肥料ではありません、発酵腐葉土です(笑)

自分たちが肥料のクオリティを求めて追求していった結果、できたのが肥料でなく土だったと言うのはことです。そんなわけでこれからは発酵腐葉土、と表記を統一していきたいと思います。

なお、元肥として、追肥として、という表記ははグレーというかオッケというか、曖昧な感じだそうなので、プロのわれわれが土をそんなふうに使ってみたら上手く行ったよ!土をこんな風に使うといいかんじだよ!真似していいよ!みたいな感じで、僕らの土を僕らの真似した使い方、という感じでお願いしたいと思います。肥料分も効果効能も謳わない、実績と結果だけの販売方法です。

【ミーのプラスとマイナス±】の名前とアートワークの意味(予告)

こちらは、長くなりそうなので、別の投稿でお話します。

僕ら農民は、農から現代社会にとって、必要なメッセージを毎日たくさん受け取っています。

この時代に土をリリースするということ。土に対する想いを込めて、アートワークにメッセージを込める農民が出てきても良いと思い、デザインに込めました。。

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なぜ、プラスとマイナスなのか?このアートワークの意味は!?

その理由は次回!続きます!





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