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なぜ妊活さんは体質改善が必要なの?

妊娠する為には体質改善!

生活習慣を改善したり、温活したり、鍼灸したり、とにかく妊娠する為に良いと言われている事は何でもやりたいのが女心。

でもなぜ体質改善が必要なのか、その理由はご存知でしょうか?なぜ体質改善が必要なのかを理解する事で、自分に必要な体質改善法が見えてくるのですよ。誰彼もが同じ事をして、同じように体質改善出来るわけではありません。人が良かったと思う事が自分にも良いとは限らないのです。せっかく体質改善に時間とお金を使うなら、効果的にしないと勿体ない!

[体質改善が必要な理由①]

まず、妊娠に関係するホルモンを含め、身体の状態を調整するあらゆるホルモンは、脳から放出されていることを知っておく事が大切。そして、子宮と卵巣、精巣は、人間の臓器の中で無くなっても命に関わらない臓器である事を知っておく事が、体質改善の必要性を理解するのに必要となります。

人間の身体に何か危機的状況が訪れたとき、脳は命が危ないと判断し、命の防衛反応が働かせます。要するに、「この身体の状態だと妊娠したら死んでしまう」と判断した場合、子宮と卵巣の機能をストップさせようと動きます。妊娠しないように、妊娠に関係するホルモンをストップさせちゃうんです。まずは、命を守る事が先決ですからね。子宮と卵巣の働きがストップしても、なんら問題が無いので、このような身体の仕組みになっているわけです。

例えば、急激なダイエットをした時。生理が遅れたり、しばらく来なくなったりしますよね?あれは、急激に体重が減少した事で脳が命の危機を感じ、t卵を育てるホルモンをストップさせるからです。卵が育たなければ排卵しないので妊娠もしません。卵が全く大きくならなければ子宮内膜も厚くならず生理も来ない状態になります。

ということはどういうことか?どうすればいいのか?

そう、脳に妊娠できる体だと納得してもらう必要があります。脳に妊娠許可を出してもらわないといけないのです。妊娠できる身体とは、①栄養状態がよい②健康である③幸せである、この3つの条件をクリアする身体です。特に③の幸せである、が重要。ス脳にストレスをかけないことが重要になるのですが、ストレスのない社会なんてないし、社会に出てなくても日常生活の中に様々なストレスは存在します。ストレスを感じないのも無理、ストレスを上手に発散することもとても難しいことです。なので、自分の好きなことをする時間を作ってください。何でもいいのです。漫画を読んだり、映画をみたり、ゲームをしたり、温泉に行ったり。何も考えずに自分の好きなことを楽しむ時間を持つこと、その時間はとても幸せな時間で、脳が幸せを感じるととてもいいホルモンが出るようになります。

脳にストレス与えず、自分の身体を認めてもらい、妊娠許可を出してもらうために体質改善は必要になります。いいホルモンが出ればいい卵子が育ち、結果として妊娠へつながります。その体質改善の方法は、一人一人違うこともご理解いただけるでしょうか?なぜならば、一人一人感じるストレスも違うし、生活習慣も違うし、幸せを感じることも違うからなのです。体質改善が必要な理由がわかれば、ほかの人の情報に惑わされず自分にとって何をすべきかが見えてきませんか?

[体質改善が必要な理由②]

現在、不妊治療での妊娠率は横ばいの状態になっています。体外受精が初めて行われたのは今から44年前。44年の間に様々な新しい方法や新薬が生み出され、妊娠率は上昇の一途を遂げてきました。しかし、ここ最近は伸び悩んでいます。それに、どんなに成績のいいとされる不妊治療専門病院でも、体外受精の妊娠率は40%程度で、それ以上にグンと伸びることはありません。そこに生殖補助医療の限界があるのです。

体外受精や顕微授精はどんな治療かというと、女性の身体から卵子を取り出して、男性の精子と受精させ、成長した受精卵(胚)を女性の子宮内に戻す治療法です。もともとは体外受精は卵管が詰まっている方のために、顕微授精は男性不妊の方のために出来た治療法ですが、今ではどんな方でも受けることができるため、卵胞が育たない・育ちにくい方やピックアップ障害(卵子を卵管内に取り込めない)の方などにも有効な治療法となっています。要するに、「卵子を育てて受精させ子宮内に戻す」という過程を体の外で行うことで、その過程の問題をクリアしてあげることで妊娠率を上げてきたのです。

しかし、その先の「着床」の過程となると、現段階での医療では治療法がありません。サポートするような治療もまだまだ研究段階で、治療として認められているものは何もない状態なのです。この着床問題が解決できないことが妊娠率がこれ以上上昇しない原因といえます。

着床、という状態は、成長した受精卵(胚)が子宮内膜に潜り込んで胎盤を作る過程のことをいいます。胎盤を作ることができず、お母さんの身体から栄養を受け取ることができなければ、受精卵はそれ以上成長することができず妊娠に至ることはできません。着床に大切なことは、①しっかり子宮内膜が厚くなること②子宮内膜がフカフカな分泌期内膜になること③血流がよく胎盤が作り出せること、この3点です。この3点を改善するために必要なのが体質改善になります。

現段階の医療では卵子を作り、受精させ、子宮に戻すことまではできます。しかし、着床に関しては、お母さんの身体を改善することしか今のところ手立てがないのです。不妊治療が成功するかしないかはこの「着床」にかかっているといっても過言ではないと思います。最終的に赤ちゃんを10か月間育てるのは自分の身体なのです。そう考えると体質改善が必要な理由って納得できませんか?

妊活さんに体質改善が必要な理由2点をご説明いたしました。自分がやらねばならないことが見えてきましたか?詳しい体質改善方法については「看護師が教える妊娠力を高める10の体質改善ポイント」に掲載しております。よかったら合わせてご覧くださいね。

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