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10年ひと昔、時代は良い方向に向かっているか?

ジェネレーションギャップについての話を書いたが、私が出産したのは約10年前。もうひと昔前の話になってしまうだろう。
育児の現場においても、若い人とのギャップを感じる、というベテラン勢もいるだろう。
今の35〜40代以上の世代だと、育った家庭は典型的な「昭和世代」
お父さんが外で働き、お母さんは専業主婦。今みたいに起業も簡単ではなかったから、多くはサラリーマンだったであろう。
専業主婦のお母さんというのは、家事をやることが仕事だ。だから、料理も洗濯も掃除も何もかもやる。
かくして、一切家事のできない男子が出来上がっていく。

先日、ママ友と話をしていて、「一人暮らしすらしたことのない旦那のしつけが一番やっかいだわ。洗濯物はカゴにいれさえすれば全自動で洗って畳んでタンスに入っていると思っている」と言っていた。
別の友人は、旦那さんと付き合っていた頃、初めて一人暮らしの彼の家に遊びにいったら炊飯器が下駄箱から出てきた、というミラクルエピソードを披露してくれた。
それが、我ら昭和世代の育った環境の賜物なのである。

しかし、今の20代の若者の親は50代ぐらいかな。まだまだ現役で働き、時代の変化も肌身で感じている世代なのではと思う。
お母さんも、正社員か非正規かは別にしても働きに出ている人が大多数だろう。

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(ちなみに上の図は全女性の就業率であって、結婚や出産を期に仕事をやめる人は未だ4割程度います)

何が言いたいかというと、今の若者は家事はお母さんが全部やってくれるとも思っていないし、女性は働かずに家にいるとも思っていない(よね?)ということ。
そういう意識の人が増えているはずと思っている。

私が第一子出産後にノルウェーに行った時、あちらの女性の就業と育児についてあれこれ質問したことがあった。
まず、最初に言われたのが「専業主婦はいない」ということ。
みんな何かしらの仕事を持っていて、大抵は出産後1年ぐらいで仕事に復帰するということだった。(ちなみにノルウェーでは16時ぐらいにはみんな帰宅しますよ)
パタニティ(パパの育休)も当たりまえ。私が息子と通ったベビークラスにもパパの姿があった。
「子供と過ごせて超ハッピー!楽しいよ!」というてました。

ただ、昔からこうだったのかと聞くと全然そんなことはなく、40年ほど前まで日本と同じように男は外で働き女は家事をする、という時代があったという。
なんだ、変われるんじゃん!それを聞いた時、そんな希望を持った。

なんだか日本おしまい風の論調が多い中、私はあくまでも未来には明るい希望を持っている。
だから子供が大好きだし、この子たちの未来のために少しでも何かしたいと思っている。

オールドジェネレーションはニュージェネレーションを全力で応援すべきなのだと思う。

サポートしていただいたお金は、今と未来の子供達のために使っていきたいと思います。