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妊娠6週/母性本能はいずこへ

無事に胎嚢と心拍確認が出来て、婦人科から出産予定の病院へ移った。34歳、結婚6年目の妊娠。奇跡である。

妊娠6週。

いわゆるマタニティブルーというやつなのか、気分の上下が激しすぎて、とてもしんどい。

夜中と起き抜けの吐き気がひどく、身体の重だるさと、眠気(いくらでも寝れる)、味覚の変化、ひどい便秘に悩まされている。

この間は、ニュースで、佳子さまと眞子さまがハグをしてるシーンでボロボロ涙を流してしまった。確かに感動的なシーンではあったのだが、まさか自分が泣くとは思わず、自分自身に驚いた。


心は母になる準備が出来てないのに、身体はどんどん変わっていく。お腹に心臓がピコピコ動いている赤子がいる。

自分には人間一人育てられるだけの器はあるのか、不安で仕方がない。

毎日一度は「お腹に赤子がいるのは本当か…!?」と疑ってしまう。


「母性本能」なんて要素が1ミリたりとも、自分中心に生きてきた私にあるとは思えず、落ち込む日々だ。

一応、カフェインは控えめに、腹巻も買って、病院でもらったたまごくらぶも読んだが、いまいち全力で向き合えている気がしない。

大事なことなのに、脳が真正面から対峙するのを、どうも怖がっている気がする。

これから変わって行くのだろうか。


母になる自覚があまりない自分自身が不安になって、ネットで出産マンガを2冊ポチった。

少しずつ、少しずつ、焦らず準備していこう。


赤子を思いつつも、私は私の人生を歩くことも忘れたくないなとも思う。スピードは遅くなってしまうと思うが、仕事の目標を達成することや、好きな本を読んだり、音楽を聞くことも楽しみたい。

妊娠報告をすると、周りに「自分の時間なんてなくなるよ」と何度も脅されまくった。それはそうなのかもしれないが、真実なのだと思うが、私はそう言われるのが辛かった。

「確かに忙しいけど、どこかのタイミングで休んでね」と言われた方が嬉しかったなと思ってしまう。

ずっと先になるかもしれないが、お母ちゃんは、お母ちゃんの人生も諦めずに、めげずにお仕事を頑張っている姿も、我が子に見せれたらなと思った妊娠6週目。






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