笑う男とざらつく舌触り
乖離する未来
溜まる疲労
誰かの笑い顔
気の抜けたコーラ
枯れかけの観葉植物
残る水溜り
雲の隙間
淡い記憶
汚れたカバン
夏の余韻
見つめる液晶
雁字搦めの愛
血のついたファー
戻せなかった過ち
息
木偶の坊
眼孔
腐りかけのラブソング
ありきたりなフォント
並ぶ虚無
変化する形相
運ぶ街並み
決められた最後
孤高
走る虫唾
大体はいつもの事で、僅かな差異はザラザラとした舌触り
飲み込まれる明日を前に、男は膝をついて笑っている
見ていただけたことが、何よりも嬉しいです!