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poetry

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#詩

混濁した泡の影

退屈すぎる世界に花束を。 行方知らずの雨に愛を問おうとも、答えを失しているのだから、我此…

satoshi tezuka
10か月前
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靴が乾かないから

退屈な夜を超えて、辿り着く朝に向かって言う挨拶は、「おはよう」で合ってるのかな。 待って…

satoshi tezuka
10か月前
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your song

00:00 | 00:00

ああ、そうか。 きっとあれは君の声だったんだ。 どっからやってきた君の声なのだろう。 あの…

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満たされる喪失

満たされているのか、喪失しているのか。 豊か過ぎるが故の退屈なのか。 失ったが故の気づきな…

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outside the word

世界は、無色透明で、音もなく、ただそこにあったんだ。 そっとヘッドホンをして、好きな歌な…

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nukumorika

どんなに寂しい夜でも、誰も救いはしないよ。 また朝は来るとかさ、そんな退屈なことはもうい…

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望んだ世界

書けません。何も書けません。何も書けないということは書けました。 忘れます。全部忘れます。全部忘れるということだけは覚えています。 否定してはいけません。相手を否定してはいけません。その言葉で相手を否定してしまいました。 多様性が大事です。個性を活かせる多様性が大事です。その中に「多様性なんていらない」という多様性も入っていますか。 変わりたいです。何もかも変わりたいです。その思いだけは変わりません。 整合性を凌駕した、その事象に、一種の愛おしさを覚えました。 繰り返す日

last letter

君が最後に残していってくれたのは、世界の姿でした。 この世界の姿でした。 自分というもので…

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吐く息と揺れたノイズ

ノイズがうるさいから 目を閉じました そしたら 口から息が漏れました その因果を探す旅に 君…

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あなたは誰ですか?

あなたは誰ですか? 私はみんなにはしーちゃんと呼ばれています 私は男です 私は173センチ…

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花束

足が濡れていました もっと早く気づくべきだったのかもしれませんが 目の前で煌々と光るネオン…

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少し迷っています

その美しい言葉はどこで拾ってきたのでしょう あの公園の横を流れる小川の中ですか 突如吹いた…

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苦行の上に咲く花

苦行の上に咲く花に想いを馳せてみたのです それはそれは想像もしえぬ 色の無い花でした それ…

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突き刺した夜の情景

その声を聞け 耳を痛めるその声を そこにこそ真実はあり、そこでしか在することなど出来ない 逃げてはならない 言い訳など全く持って不要である 突き刺され打ちのめされたその次の一歩を誰かが待っている