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吐く息と揺れたノイズ

ノイズがうるさいから
目を閉じました
そしたら
口から息が漏れました
その因果を探す旅に
君は連れて行こうとするのだけれど
あいにく僕の手は
その指先は
砂に変わっている渦中なので
その手を取れそうにもありません
どこからともなくやってきた風は
カーテンの隙間をかいくぐって
丸まった猫の毛をなぞって
目を開くとそこにあるであろう
コーヒーカップの水面を
静かに揺らすのでしょう

見ていただけたことが、何よりも嬉しいです!