music 『Lucky Girl』
『Lucky Girl』Fazerdaze
私を好きな男の子にこの曲を教えたら、数日後にその男の子を好きな女の子が「この曲すごくいい!こんな曲知ってるなんてセンスいい〜」みたいな匂わせツイートしてた
私と趣味が合うね
その女の子はボーイッシュな飾らない雰囲気がかっこよくてキュートで私は密かに憧れていたのに話しかけるといつも少し卑屈でしょんぼりした
「(私に対して)赤リップかわいいね」と褒めてくれたから「本当?ありがとう。あなたのオレンジのリップもかわいい」と言うと、「私なんか赤リップは似合わないから、、、」と返ってくる、きっと自己肯定感が低い
2人とも洋楽が好きなサークルにいたので、周りにはコピバンすると英語で歌うことになる人が多かったけど、帰国子女の彼女はそれを見て「やっぱり日本人が歌う英語は発音が変でダサい(笑)」と言ったらしい、本当だとしたら差別的だ
侮辱にならなければ他文化を取り入れ楽しむことは基本素敵なのに、、、
SNSでは「2カ国語話せるの羨ましいとか気軽に言わないで欲しい、こっちはどの言語でも難しい文章をあんまり読めなくて苦しんでるんだ」と(もっと強い言葉遣いで)言っていた
私は母語が1つなので彼女の気持ちを真に理解することはできないけど、敵意のない褒め言葉に対して一方的に詰る姿は見ていて悲しい
もちろん敵意がなければ何でも言って良いわけではないし、彼女に苦しみを吐露し主張する権利はあるけど、でもやっぱり褒めようとしてくれた人に対して即座にナイフを突きつける必要はないのではと思う
そんなことしてたら相互理解なんて甚だ遠く対立と諍いが増えるだけだ
そしてその苦しみが彼女に「発音が変でダサい」と発言させる価値観を構成していたのではないか
苦しむ自分を救う為に他者を蔑んでも、得るのは一時的な肯定感に過ぎず、他者を巻き込んで苦しみを再生産するだけだと思う
彼女の持つ雰囲気に憧れていた私がそれでも彼女と仲良くなろうとしなかったのは複雑な陰湿の矛先が分け隔てなく外界に向かっていたから
でも、他の人たちには「恥ずかしくて見てられない」と言われていた彼女の書いた詩が、私にとっては壊れそうなほど美しくて、、、
babamio
P.S.
あの子はこのバンドのボーカルの女の子に容姿の雰囲気が似てる
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