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babamio 『死海』

『死海』  Ethereal Wave


君が死を選んで海に飛び込んでも、高い塩分濃度で浮いてしまいますように。

自分勝手な祈りの曲。



”祈り”ではあるけれど、間違ってるかもしれないけれど、絶対に譲りたくない。



Lyrics:

死海

湖畔にて
知らない言語で
虚ろな君の瞳が窓
精気のない壁には
君の声が埋まっている
何処かで忘れたまま
水の中はスローモーション
沈んでいく
深層は私の城
君は来ない
閑かに四肢はふやける
見抜かれても捉われるな

岸辺は
要らない言葉であぶれて
君の真意になる
世紀のない朝には
君の声を反芻して
何処かに惹かれるから
水の中はコンクリート
浮かんでいく心奥は私と柵
君はいない
突かれて/疲れて意思は崩れる
射抜かれたら囚われてしまって
後は従順
飲み込まれていく
“誰?”
君は充分理に適っている
口を噤み睨みつける君の奥で街は昼間
白い部屋は脳を騙す
抱き締めれば君はぬるい
息も薄れる気力で
「誰も信用できない」と云う
私は何も言えず
虚ろな視界を覘いて

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