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AI学習データに高齢者の声を!インターネット上に存在しない高齢者のホンネを拾うには

「ChatGPT」などのAIチャットサービスで高齢者について質問すると「え?ほんとに?」な答えが表示されます。

例えば、「デイサービスを利用する人の本音を教えて」と質問すれば、こんな回答が返ってきます。

「デイサービスを利用していることで、できる限り自立し、自分らしい生活を維持したいと思っています。」とか
「デイサービスで過ごす時間は、家族に代わって自分の世話をしてくれる場所で、安心感を感じています。」とか
「デイサービスのスタッフは、私たちの個々のニーズを理解してくれて、それに合ったケアを提供してくれます。」とか

え!みんなあんなに不満をもらしているのに!!と思うわけです。

とは言え、これも仕方ないことなのです。
なぜなら、インターネット上での”高齢者からの発信”が、若いひとのそれに比べて圧倒的に少ないからです。


世の中の仕組みやサービスを考えているのは、企業や行政に勤める若い世代が中心です。そして、その若い世代がAIチャットサービスを利用してマーケティングを行っているのです。

『SNS利用率が低い』『各種オンラインサービス利用率が低い』現状において、AI学習データに<高齢者の声>をもっと反映するにはどうしたら良いでしょうか。

現在、BABA labとシビックテックさいたまで、高齢者のリアルな会話を集めています。高齢者の生の声や情報をAI学習データにしていこうという取り組みです。

まだ始めたばかりで課題は山積みですが、若い世代が“いつか自分が高齢者になったときに"必要なもの”を、自分ごととして考えられるサービスにしたいと考えています。

BABA lab 代表 シビックテックさいたま共同代表
桑原静(くわはらしずか)
プロフィール https://scrapbox.io/sizkababalab/

「長生きするのも悪くない」と思える仕組みをつくる 
BABA lab
http://baba-lab.net

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