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みんな誰かの未来をつくってる

立て続けに、大好きな友達がライターになった。

まーちんさんと初めて会ったのは高円寺・小杉湯。あゆさんと初めて会ったのは高円寺・小杉湯となり。でも、ちゃんと話すようになったのは「対話のコミュニティ」(オンライン)がきっかけで、対話のコミュニティのオフ会で「実はライターとして活動してみたくて…」「今日からあなたはライターです!」というような話で盛り上がった。

小さな川がひょんなきっかけで合流して、え? そこにつながるの!? みたいな、不思議な感覚。私は去年の秋まで小杉湯の番頭・番台スタッフとして週1~2回働いてたんだけど、そのきっかけをくれたのは実は、あゆさんが企画した書道イベントだった(しかも、そのことを知ったのは、ライター名乗ろうぜ話でさんざん盛り上がった後)。

忘れられない思い出がいろんなところでつながって交差してる。マジすげえな! のあれこれを、あゆさんがとてもていねいに、振り返ってくれてるのでnote貼っておく作戦で横着しちゃう。

こないだ、まーちんさんとランチしてるときに、名刺を友達に頼んでつくってもらってるという話を聞いた。

「私はいま、まーちんの未来をつくってるんだね」(大意)とお友達が言ってくれたという話を聞いて、グッときてしまった。そうだよね。その通りだよね。

初めての名刺って思い出深い。

キンコーズとかでつくるんじゃなくて、誰かに頼んでつくってもらう、初めての名刺。私が駆け出しのライターだった頃、初めての名刺をつくってくれたのは、デザイナー&イラストレーターとして活動してた男の子でした。

彼の描く絵が大好きで、彼のことも大好きで、「名刺つくってあげるよ」って言われたときはめちゃめちゃうれしかった。そりゃあもう、秒で「お願いします」と言う以外の選択肢はないわけです。

あの名刺、まだ何枚か残ってた気がするけど、どこにあるのかなあ。データでも、もらっておけばよかった。見つけたらスキャンして貼ります。ホントかわいかったの。

その後ほどなく、お泊り映画上映会にこぎつけたのに何も起こらないどころか、翌日昼のラーメン屋で「好きな女の子についての相談」を持ち掛けられた挙句、「こういう話をすると女の子は怒るんだけど、まみすけはちゃんと聞いてくれるからうれしい」とか言われるという驚愕の事態に遭遇するんだけど。めくるめく黒歴史!

彼の家から帰る道すがら、じわじわ悲しくなるのと同時に、腹も立ってきた。高円寺から阿佐ヶ谷に続く高架線下を歩きながら「なんなの、これ!?」と当時、仲良くしてた男友達に電話。「大事な相手には、簡単に手を出さないってこともあるよ」「脈ありかどうかを測ったのかもよ」などなど半笑いで慰められ、思わず「おためごかしを言ってんじゃねぇ!」とブチ切れ、相手はさらに爆笑する、なんてできごともありました。なつかしい。

まさか、あのときの電話の相手と結婚することになるとはなー。

今はあのセリフが、おためごかしじゃなくて本気で言ってたのはわかるよ。誠実が服着て歩いてるみたいな人なんだもん。ウケる。でも、びっくりするなあ。何がどうなって、そうなった? とは思う。

きっとこんな風に、私たちはお互いに、お互いの未来をつくってる。
そんなつもり全然なくても、思いがけず関わり合ってるんだろうねーっていう気がして。

だったら、少しでもよいものを手渡せますように。大好きな人には、あたたかい未来が訪れますように。ちっちゃく祈ってる。

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