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映画の好きなあの人

映画を観終わった後にすぐ
感想を言う電話が出来ないことに、
もう終わってしまったのだと、
話すことができなくなってしまったのだと、
実感した 
昨夜の帰り道

そのまま消化できなかったのか
夢は残酷である
未練たらしく
あの人に
電話をかけて話していた
映画の話をあの人に話したかったのだと

もう「友達」なんて戻れない
あの人は、「嫌いになったわけじゃないから誤解しないで」なんて言ってたけど、
私は嫌いになってしまったから
「友達」になんて戻れない、と言った

「恋人」、「友達」、
私たちは関係性に名前を付けないと
一緒にいられないんだろうか。

どっちでももういいけれど、
関係がなくなってしまったことが悲しくて
寂しくて、悔しくて、

ちゃんと大切だった
ちゃんと大事な存在だった
ちゃんと好きだったな

別れてから初めて泣いた、
ちゃんと好きだったんだ

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