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2023 下半期 音楽リスト

 もう2024年がスタートしてしまった。
 2023年の下半期は10月の半ばで仕事を辞め、1日往復2時間半という狂気の通勤時間がなくなったせいで音楽を聴く時間がめっきり減ってしまった。それはそれで寂しい。
 私が音楽を聴くスタイルは半強制的に何かをしなくてはいけない時(歩いている時、移動している時)に救いのように聴いていたのでそういう日常のタスクが消えたことはやや侘しい気もする。
 とはいえ何も聴いていなかったわけではないので「いいな」と思ったものを書いてゆく。
 ちなみに歌詞はあんまり聴かない派。でもたまに読んで「ああ、なるほど。やっぱりこの音と歌詞には意味があったんだな」と思ったりする。

 では以下に。

アーティスト名 kurayamisaka
・cinema paradiso
これはシネマニューパラダイスのラストに向けての曲なのだろうか。曲名もそうだしね。あの時の別れは分かっていたようで分かっていなかったよ。今それに気付いた瞬間、あれはとてもかけがえのない時間だったんだ。と思う寂寥感ある曲。ラストにかけて「だって! 私は知らなかった」と二度繰り返すことでその寂しさと後悔をやりきれなさが表現されておりとても良い。
別れはいつだってなんだってそうなっちゃうものさ。


・farewell
別れの曲。もう二度と永遠に邂逅できないことは知っていて、それを受け入れていようでもあり、まだ完全には受け入れられていない様子。心の表面はりんご飴みたいな溶けた砂糖がかかっているけれど、いとも簡単にそれは割れてしまうよ。というような。



アーティスト名 グソクムズ
・チルチルクラブ
爽やか。日曜日の午前中から昼にかけて、天気が良い中上機嫌で部屋の掃除をしているような曲。彼らのバンドは吉祥寺で活動しているらしく、最高にベストマッチングしていてこれこそ吉祥寺だと感動した。イメージ的にも。


アーティスト名 yukaD
・21世紀のバックビート
すごくいい。リリースは数年前だったようだがもっと早く知りたかったし聴きたかった。残念ながら現在サブスクでの提供は終わってしまった。(でもMP3で販売もしているよ。私は買った)
まず声がいい。なんだろう、自然派食品のオーガニックカフェで掛かってそうでもあり、自然光がよく入る美容室で掛かっていそうでもあり、一人暮らししている女の子が夜にキャンドルの光だけの部屋で掛かっていそうでもある。チャイがよく似合いそうな曲。
そしてなんといってもサビが可愛い。色んな人に聴いてほしいなあと思う。

・Tea for Two
可愛い曲。これもサビが良い。この曲はサブスクにあります。



アーティスト名 chillbill.
・tsuyogari.
20歳そこそこの大学生に戻って人間関係に悩んで「どうして私はうまく生きていけないんだろう。あの子より優っていると思うのに、なのに負けてる」ってうだうだ悩み、日々の出来事に傷付きながら、そして誰かを傷付けながら生きて、そして周りの人々と接していくうちに垣間見える大人っぽさだったり、新しいものの見方だったりを発見・勉強しながら、そして私も大人になっていく、そんな曲だなと思ったよ。


アーティスト名 バカがミタカッタ世界
・夜明けのダンサー
冬の朝、空気がきんと張り詰めて世界が水色に見えるような時間に聴きたい。


アーティスト名 羊文学
・more than words
アニメ呪術廻戦のED曲なのだそう。私は未見なのだけど、それでもやっぱりこの曲はいいね。というより羊文学がいい。
このバンドが学生時代に直撃していたら、下北沢か高円寺の古着屋で服を買って夜中のコンビニでちょっとおしゃれなお酒買って帰り道の公園でブランコと月を写真に撮ってSNSで短文のポエム付きで投稿していた、絶対に。



アーティスト名 Chilli Beans.
・I like you
可愛い。この曲、ドラマのタイアップだったのだけど、そのドラマも可愛くてこの曲のポップさがまたマッチしていてよかった。炭酸水みたいなシュワシュワして胸の奥がきゅっとしてしまう、そういう爽やかで読後の良い(?)感じ。


まとめ
 結局私は女性ボーカルが好きだしウィスパーボイスが好きだしこの好みは一生死ぬまで変わらない。好みが変わらないって、自分のことをとても信用信頼しているようで心地よいね。

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