お客さまからいただいた、素敵なもの
お金をいただくはずのお客様から、ね。
素敵なものをいただきました。
数カ月前の話です。
私が広報として働いているホテルで、フロントのとあるスタッフが
「うちの広報でnoteやってる人います?」ときいてきました。
「あ、それ私」と答えると、
「そうなんですね。さっき自分がチェックインしたお客様が、
広報の方のnote見てますよ、ファンですって言ってました」
そんなことあるんですね!?
嬉しいです。嬉しいです。めちゃめちゃ。
だってだって、100万が一に見てくれる人がいたとして(なにせ更新が滞りに滞りまくっている)、
スタッフに声までかけてくださるって、もう奇跡みたいな話じゃないですか。
そんなの、もう、徳が高すぎる。
それが私に届くのも幸運だと思います。
と同時に、おんなじことをひとにしたいなって思いました。
例えば、Instagramで見かける素敵な記事とか、
誰かがおすすめしてくれた情報、
あるいは旅先で参加するツアーとか。
そういう、ひとつひとつの、いわゆるコンテンツといわれるものを。
当たり前のものとして消化するんじゃなくて、
そのコンテンツの中にはひとがいて、丁寧にありがとうって思うこと。
ありがとうって気持ちを、わざわざ言葉に包んでギフトにすること。
それは、お金よりも尊いことのように思えるんです。
もう、冗談ではなく、書きながら涙出てきちゃいました。
似たような話ですが。
私は広報になる前、同ホテルで、6年間ネイチャーガイドをしていました。
その際、台湾のお客様から手作りのビーズブローチをいただいたことがあります。
お互いに慣れない英語で話すに、お客様いわく、
「私の友達がね、以前奥入瀬渓流ホテルに泊まったとき、
あなたのツアーに参加して、本当に楽しかったと言っていたの。
それで、今回私が奥入瀬渓流ホテルに泊まるにあたって、
友達があなたにプレゼントを渡してほしいって。
だから、これは私の友達からあなたへのプレゼント」
海外から? 友達に託してまで???
あまりにびっくりしてしまって、うまくありがとうと伝えられたか、
ちょっと記憶が曖昧です(悔しい話です)。
そんな風に、お金を払う側でありながら、
そこに携わるひとの心を想うことって、素敵だと思います。
そんな方に出会えると、本当に豊かな気持ちになります。
働いていてよかったって、思う。この仕事たまらんなって思います。
コンテンツを提供する側だというのに、
私がお客様から、とても素敵なものを与えられたって、そう思います。
大変遅ればせながら、素敵なお言葉をありがとうございました。
私も、そんなゲストになりたい。
もしよろしければ、ぜひ遊びにいらしてください。
自然の美しい、素敵なところです。