片づけた先にある豊かな人生は目の前にある。
私は、本来起業には向かない性格だと思っている。
なぜならば、極度の人見知りで人前で話すのがとても苦手だからだ。
そして、ビジュアルも決して褒めるレベルではないことを知っている。
でも、私は起業という道を選んだ。
それは、暮らしや人生を変えると願い、家中を最後まで片づけ、それまでの価値観がガラッと変わったからだ。
それはまるで魔法のように目に映る景色が一変するほどの変化。
そして、心の心理が子育てに対する影響がとても大きいことを実感した。
私の長男は、極低出生体重児として生まれた。
今でも忘れない1048gという小さな赤ちゃんだった。
沢山の辛い場面を乗り越え、4ヶ月にも及ぶ入院を経て無事に退院出来た。
その後の育児は試練の連続。
5月生まれが3月に生まれてしまい、ひと学年上がってしまったことも彼の人生を大きく変えた。
周りと同じことが出来なくてあたりまえなのに、それを何とかしようとしている自分がいた。
劣等感を抱いていた子育て期。
その想いが爆発したのが、彼が小学5年生に上がろうとした時。
いつまで経っても自分の荷物をリビングに置きっぱなし。
学校への忘れ物。
おもちゃと学用品が混じる光景に、中学以降の彼を心の底から心配したのだ。
家が片づかないから、息子はいつまで経っても言うことを聞かない。
そう思っていた。
周りに一生懸命合わせようと努力していた。
その後、一念発起の想いで片づけレッスンのご指導を受ける。
その際、衝撃的な一言。
「普通って何?ですよ」
!!!!!
目から鱗の一言。
普通に合わせるのではなく、その子の個性を伸ばすことが大切なことを教えて頂いた。
そして、子どもに合わせた収納導線ではダメということも教えて頂いた。
人の行動に導線を合わせてはいけない。
なぜならば、家族みんながそれぞれに使い勝の手良い場所にしまえば、家の中は、無法地帯化してしまう。
よくあるのが、リビングに個人のモノが散乱している光景だ。
正しい位置に収納し、人がその収納に合わせて動くこと。
プライベートとパブリックなスペースをしっかり分けること。
これは、部屋の役割決めとリンクしている。
そして、社会のルールと同じように家庭にもルールが必要だということを教えて頂いた。
しっかりと家庭と子育ての根っこを張り巡らせて、感情で動くことなく、厳しさを持って子育てに取り組むことで、実は子はすんなりと家庭のルールに従う。
出来ないことにフォーカスするのではなく、出来ることにフォーカスする。
そして、住環境の仕組みが、母親の心の余裕に繋がることを知った。
大切なことは、母親の心理状態とリンクしているということだ。
フォーカスすべきは、子ではない。
私はここがいつまで経っても分からず、時に長男を責め続けた。
長男は、現在高校1年生。
毎日元気に通学している。
今までの子育てを振り返り思うのは、母親が子を操ることなど出来ない。
子の個性を大切に、淡々とやるべきことをこなすこと。
衣食住を整え、笑顔で接すること。
そして、家庭のルールをしっかり決めて、家族みんながそれを守ること。
周りと比べず、成長のスピードは子どもそれぞれに違うことを認識すること。
実は、とてもシンプルなのに、現代の母親は情報量の多さから混乱している。
私は、家の片づけをレクチャーするお仕事をしているが、実はゴールは片づけを成功させることでないことに気づいた。
それは、片づけを通して、人生の豊さを知ってもらうこと。
妻として、母親として自信を持ってもらいたい。
今という時を大切に過ごして欲しいという願いがある。
私の子育ては、とても辛い場面も沢山あった。
でも、その辛さを乗り越えた時、それは何倍も大きなパワーとなる。
今、私の持っている全てを出して、家が片づかないとお悩みの方へ
その悩みが解消されて、心豊かな人生を過ごして欲しいと心から願う。
夢があるから、人見知りとかビジュアルなど気にしていられない。
やりたいことがあるから、頑張れるし
頑張る姿を家族が応援してくれる。
そのやりがいを力に変えて、これからも続けていきたい。
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