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「悔しい」という感覚に襲われた。新海誠監督作「すずめの戸締まり」感想

皆さんこんにちは。久々の投稿となります。
先日のつぶやきでも記したように、「すずめの戸締まり」の映画感想文を書いていきます。
「まだ見ていないよ」という人のために、レビュー(紹介文)的なものもありますので、安心して読んでくださいね。
「映画を見た人向け」としても、しっかり綴っていきます。

あらすじ

九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽(すずめ)は、「扉を探してるんだ」という旅の青年・草太に出会う。彼の後を追って迷い込んだ山中の廃墟で見つけたのは、ぽつんとたたずむ古ぼけた扉。なにかに引き寄せられるように、すずめは扉に手を伸ばすが…。扉の向こう側からは災いが訪れてしまうため、草太は扉を閉めて鍵をかける“閉じ師”として旅を続けているという。すると、二人の前に突如、謎の猫・ダイジンが現れる。「すずめ すき」「おまえは じゃま」ダイジンがしゃべり出した次の瞬間、草太はなんと、椅子に姿を変えられてしまう―!それはすずめが幼い頃に使っていた、脚が1本欠けた小さな椅子。逃げるダイジンを捕まえようと3本脚の椅子の姿で走り出した草太を、すずめは慌てて追いかける。やがて、日本各地で次々に開き始める扉。不思議な扉と小さな猫に導かれ、九州、四国、関西、そして東京と、日本列島を巻き込んでいくすずめの”戸締まりの旅”。旅先での出会いに助けられながら辿りついたその場所ですずめを待っていたのは、忘れられてしまったある真実だった。

映画「すずめの戸締まり」公式ホームページより。

予告編の動画リンクも貼っておきますね。
https://www.youtube.com/watch?v=FVU0zESXS5c 

あらすじとしては全くこの通りです。
ちなみの声優陣としては、
ヒロイン、鈴芽・・・原菜乃花
     草太・・・松方北斗(SixTONES)
です。ちなみに新海さん大好き(?)花澤香菜さんも出ています。

映画紹介(見ていない人向け)

この映画の見どころとしては、主に三つ!

①鈴芽と椅子(草太)の旅とストーリー
②新海誠監督特有の圧倒的映像美!
③今回もRADWINPSの音楽がえげつない!

ですね。とにかく観に行ってほしい!!という本音は抑えておいて、公開2日後に観にいった私は、去年の夏に「天気の子」を観てからすっかり新海作品の虜になったしまったんですよね(笑)。だから今回のすずめの戸締まりはしっかり観たいな、ずっと思っていました。ただ、新海監督の全2作と少しテイストが違う感じなので、面白かったです。パンフも買いました。
 クラスメイトが、「数年後に金ロー(金曜ロードショー)で観る」とか言ってましたが、今作は映画館だからこその迫力が半端ないです。(ただ私は君の名は。公開時は小2、天気の子は小5だったんで、前2作はDVD借りたり地上波で見てるんですけどね・・)
ちなみにこの「すずめの戸締まり」の公開3ヶ月前くらいに、「小説 すずめの戸締まり」も出ていて、そちらを映画のに読むことをお勧めします。

さて、続いては「観賞後に読んでほしい」、映画感想文(結末に触れる)です。
未鑑賞の方は、観賞後に見ていただけると幸いです。

ぜひ観に行ってください!


映画感想(結末に触れますので未鑑賞の方は観賞後に読んでください)

ここからは本題、「映画感想」です。

まずは正直な感想から。

この映画を見終えた後、正直に、「苦しい・悔しい」という衝動に駆られたんです。
映画の題材に、「3.11」が含まれているから、なおさら。
(なぜかこれを書いていた瞬間地震が発生しました)
僕は当時、2〜3歳で、ほとんど記憶に残っていないんです。だから、こんなことがあったんだよだとか、言葉だけで伝えられているんです。
しかし、これから首都直下や南海トラフが発生したとき、何もしないのか、ということです。何をすべきだったのかな、と思います。

もう一つ、自分の綴っていた言葉に自信が持てなくなってきたんです。
この映画は人の心を動かせている。でも、自分は綴っていていいのか。ましてや、こんな言葉でいいのか。かなり、苦しかったです。
(この点に関してはまた今度記事にしますが)

映画のクライマックスで、「死は常に隣にあるとわかっています」という台詞があるんですけれども、新海作品2作(君の名は。と天気の子)で、全て災害を描いているのにも関わらず、「死」という言葉を口に出すというのはあまりなかったことのなんです。ただ今作は、もうたくさんの方々が犠牲になっているから、だと思うんですけれども、その「常に隣り合っている」が、本当にそうだな、と思ったんです。

今作の、「大丈夫」について

新海監督の作品って、ほとんど「大丈夫」という言葉が出てきてるんです。
(特に「天気の子」は分かりやすかったですね。)
今作、常世に迷い込んだ幼い頃の鈴芽が、成長したすずめの対面するときに、
鈴芽が津波で流された3本足の椅子を幼い鈴芽に渡しているんですが、その時の鈴芽の言葉で、感動しました。

「あなたは光の中で大人になっていく」という台詞前後に、鈴芽の「大丈夫だよ」という感情が伝わってきて、胸を打たれました。「大丈夫」を直接言葉にはしていないんですけれどもね。

ただ1回目の感想がこんな感じなんで、2回目、3回目と観るたびに変わっていくのでしょうね。
年が明けたら2回目を観にいきたいです。



今回は、「すずめの戸締まり」の映画感想を綴っていきました。

今後も映画感想文や心情を綴っていくことを続けて行きたいと思ったきっかけについては、後日記事にします。

コメントやスキお待ちしています。
(画像出典:https://www.fashion-press.net/news/81951
   及び     すずめの戸締まり公式ホームページ

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