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【新ステートメントインタビュー②】「自由闊達」な会社づくりの秘訣・「教え合う文化」とは?―取締役 吉橋正

こんにちは!広報の志村です。

ブロードマインドは今年迎えた創業20周年を節目として、ブランドステートメント※¹やロゴ、HPなどを全面的にリニューアルし、理念体系を刷新しました。
※¹ブランドステートメントとは、企業の社会的な役割や価値、企業姿勢などを明言化・表現化したものです。

■なぜブランドステートメントについてのインタビューをするのか

ブロードマインドは、「社会や目の前のお客様をより良くしたい」という想いをもった人たちが集まった会社だと日々感じています。
「お客様により良い人生を歩んで頂きたい」「金融とお客様の情報の非対称性を解消したい」という想いや姿勢がリニューアルしたステートメントにどう反映されたのか、より多くの方に伝えたい・知ってほしいと考え、今回のインタビューを企画しました。
また、社員一人ひとりが会社をつくりあげているので、会社がさらに成長していくには、社員への浸透が必須です。インタビューを通じて会社のリーダーである経営層が、ブランドステートメントをどのように捉えて、活動に反映しているのかを社員も知ることで、ブランドステートメントの深い理解につなげてほしいと思います。
 
今回は経営層へのインタビュー第2弾として、ブロードマインド取締役 吉橋への取材内容をリポートします。

■社員から見た姿

まずインタビュー前に、数人の社員に「社員から見た吉橋さんはどんな姿なのか」を聞いてみました!
 
・「趣味を仕事にする」を体現している方
吉橋さんは仕事だから詳しいというよりもご自身の好奇心や「お客様に喜んでもらいたい」という気持ちをベースに取り組まれてきたからこそ、不動産や金融の高度な知識をお持ちですし、いきいきと楽しそうにお話されています。社員との案件相談からお客様との面談に至るまでいつも明るい雰囲気に溢れている印象です。
若手社員でも、良い意見があれば「いいじゃない!やろう!」と背中を押して頂く機会もあり、前向きに仕事ができる雰囲気にしてくださっていると感じます。(企画職Mさん)
 
・ピンチを発想の転換でチャンスに変える
新しいこと=困難を伴うことも多いですが、ポジティブに捉えて「前に進んでいく力」が強い方です。どのような局面でも常に前向きで、発想の転換でピンチを打開していく姿を何度も見てきました。(管理職Kさん)
 
・ 目をキラキラさせながら楽しんで仕事をしている
ブロードマインドの子会社であるMIRAIや以前行っていた海外不動産の事業などもそうでしたが、事業化をする前に「まず自分でやってみること」を徹底されていて、好きなことを突き詰めながら、「お客様のためになること」を常に考えている印象です。
経営陣としての危機管理・判断を慎重にしつつ、仕事へのワクワク感を常に持ち続けて仕事をされていることが、吉橋さんのブレない姿勢だと思います。
この前は、家族みんなでSUP※2に連れて行ってもらい、その帰りに息子たちを連れて物件の視察をした時には、吉橋さんが一番目をキラキラさせていて、「仕事って楽しいんだよ」と自然に息子たちに教えて頂きました。(管理職Iさん)

※2 SUPとは「Stand Up Paddleboard(スタンドアップパドルボード)」の略称。ボードの上に立ち、パドルを漕いで水面を進んでいく水上スポーツです。

■プロフィール

ブロードマインド株式会社取締役 兼 MIRAI株式会社代表取締役社長 吉橋正

・ご自身の性格:せっかち、ハマると夢中になるタイプ
・趣味:SUP・ゴルフ・スキー

――特にSUPは毎週末行くそうで、なんと真冬も含めたオールシーズンとのこと。寒くてもウエットスーツ着ればへっちゃらだそうです。

SUPサーフィンをしている様子
ワンちゃんも一緒に ボードに乗ってSUPをすることも!

新ステートメントインタビュー第2弾

■ブロードマインドを選んだ理由

・やりたいことが一緒だった
・一人ではなく仲間と仕事をしていきたい
 
伊藤さんがブロードマインドを立ち上げた1年後くらいに、私自身もソニー生命から独立して保険代理店の会社を作りました。そんな時に「お互いにやろうとしていることが同じだし、仮に事業が上手くいってお金があっても、65歳、70歳になった時に独りぼっちだとつまらなくないか?」と伊藤さんに声をかけられて、確かにそうだと思いブロードマインドへ合流することを決めました。

――当時はどのような環境でしたか?

ブロードマインドに合流後すぐは、今のような環境ではなく「とにかく行ってこい」と自分の腕一本という環境でした。
お客様との面談の調整や、アフターフォローなどは会社が行い「コンサルティングに集中できる」という今のブロードマインドの環境は、当たり前でなく特別で「こんなことが出来たらいいな」と創業期に思っていたことが実現できていると思います。

■現在担当している仕事について

現在は損害保険事業部と、不動産を取り扱う子会社「MIRAI株式会社」の統括をしています。
MIRAI株式会社では、不動産売買仲介事業や一棟収益不動産の企画・販売、投資用不動産分析、相続対策コンサルティングなどを行っています。

――不動産は大きな買い物ですが、どのようにお客様と関わっていますか?

物件を購入頂いたら、そこでお付き合い終了とは全く思っていません。ライフプラン全体を見通した総合的なアドバイスや、時にはお客さんご自身の顧問税理士や弁護士とも話して総合的なサポートを行っているので、そういった姿勢にお客様も喜んでくださっています。

――お客様の横に座ってサポートしているイメージですね。

■ブロードマインドの好きなところ

ブロードマインドは「自由闊達」という意味ですが、会社の風土として「自由闊達」を実現できているところが好きです。

☆補足 ブロードマインドが定義する「自由闊達」とは?
Broad-mindedは「自由闊達」という意味を持ちます。この社名には
年齢、職位、経験に縛られることなく、誰もが「より良くしていく」ことについて自由に提案ができる。その実現に向けて、実行・解決することに責任を持ってチャレンジできる。
「より良くしていく」という意思を持ち続ける限り、何度でもチャレンジできる。
そういう自由闊達な組織を創っていきたい、という想いが込められています。

――聞いてもらえる雰囲気がないと社員も提案するのがなかなか難しいと思いますが、自由闊達な会社にするために、吉橋さんご自身や経営陣の方が意識していることはありますか?

今は当たり前すぎて無意識ですが、変な垣根を作らないようにしていたのかもしれません。些細なことだと、例えば伊藤さんのことを社員は「社長」と呼ばないので気軽ですし、社員と定期的に食事に行くとかね。良い意味で距離は近いと思います。
また、社員が望めばヘルプをしますし、「こうしたいです」と提案することがあれば個々の意思はできる限り尊重して、応援して動く文化があると思います。ただその分自ら動くことをしなければ成長はないので、主体的な姿勢は必要ですね。

――不動産事業は吉橋さんが提案をして始まった事業ですので、吉橋さんご自身が一番「自由闊達」という文化を実感されてきたのだと感じました。

■仕事をする上で大切にしていること

大切にしていることは主に3つあります。
①人生で高い買い物1番の不動産と2番の保険における課題を解消すること
お客様の経済的に大きな割合を占める部分を健全な状況にできるのは、お客様にとってもかなり価値があることだと思います。特に、富裕層の方は資産が不動産に偏っている方が約8割と言われていて、不動産領域まで踏み込まないと解決が難しいことが多いので、幅広い知識の習得や必要に応じて司法書士や税理士といった士業の方との連携をするなど、柔軟な課題解決を行うようにしています。
 
②お客様の言葉を鵜呑みにせず、「なぜそう思ったのか?」と背景にこだわって、本当のニーズを引き出すこと。
例えば、「保険料を下げたい」とお客様の意向があった時に、単純な切り替えの提案をすることはできますが、「なぜ保険料を下げたいと思ったのですか?」と聞くと、本来のニーズを捉えることができて、そのニーズに応えるために別の提案になることが多いです。
例えば深堀りして聞いていくと、「保険料を下げて教育費を捻出したいから」や「住宅ローンの支払いがきついから」など本当に実現したいことや困っていることが出てくることも多くあります。その場合は、保険料を下げるという選択肢だけでなく教育費の効率的な貯め方のアドバイスをしたり、住宅ローンの借り換えによる収支改善のご案内を行ったりなど家計全体から改善するように努めています。
このように背景にこだわって「発想の転換」ができるとお客様に感謝されるようになり、仕事が面白くなります。
 
③いくつになっても質問をすること・教え合う文化を大切にすること
幅広い年齢層で様々な価値観を持つお客様のそれぞれのニーズに答えるためには、知識が必要です。その知識は色んな人に質問をしていくと勝手に身についていくと思っています。
後輩や部下には質問がしにくいという人もいるかもしれませんが、専門分野で集中している人の方がスキルが高いに決まっているので、全て自分の方が上なわけがないです。だからこそ教え合ったり、助け合ったりする文化を大切にして、自分自身も分からないこと・知識を深めたいことは部下にも聞くようにしています。

――知識をつけるために、色んな人に聞くとおっしゃっていましたが、確かに第1弾のインタビューで伊藤さんも年下や部下とか関係なく質問するとおっしゃっていました。経営層の方々が常にそういったマインドで知識を吸収されているからこそ教え合う文化が根付いているんですね。

インタビュー中の一コマ

■一番意識している・大切にしているステートメントは何ですか?選んだ理由も教えてください

Missionの「金融に倫理を、人生に自由を」です。
選んだ理由は、日本人の金融リテラシーの向上を推進していくのは私たちだと思っているので、一番意識しています。
金融に限らず「知識」があるかないかで世の中の見え方が変わると思います。ただ知識をつけても一人で処理できないことは我々が専門家としてサポートをしていくので、人生の選択肢を広げるためにも是非頼って欲しいです。
一方でより多くのお客様にサービスを利用して頂くには、まだまだスピード感が足りていないとも思っていて、ブロードマインドのサービスを広く「届ける」ということを突き詰めると、スピード感もある程度大事にしていくべきだと個人的に感じています。

■「金融に倫理を、人生に自由を」を実現するために社員にはどのような行動を望みますか?

「どうしたらお客様が喜んでくれるか?」という気持ちを持ちつつというのが大前提ですが、2つあります。

①   守破離を実践する
「守」言われたことを一生懸命学んで身に付ける時期
「破」基本を徹底した上で、こうしたらもっと良くなるのではないかとアレンジして試行錯誤する時期
「離」基本を踏まえて、独自の新しいものを生み出し確立させる時期
あくまでも基本の延長に「破」や「離」があるので、まずは基本を徹底することが一番の近道だと思います。

②   変なプライドは持たずに質問して・学んで・想像すること
質問や相談ができると自然と知識がついてイメージができるようになります。もっとより良い方法はないかと貪欲に考え、その先に広がっている世界を想像してほしいです。
私自身、今でも詳しい人の話を聞くと「そんなこともできるのか」と新しい発見があり、それをお客様に還元しています。

■この先ブロードマインドやMIRAIをどんな会社にしていきたいですか?

社会に対して影響力をもっと広げていくには、「規模」も必要なのかなと私は考えていますが、単純に規模拡大を目指すと質が損なわれるリスクがあります。
規模拡大をしながらも現在の質を重視した方向性を継続するためのひとつの方法として新規事業で別の収益の柱を作るという考え方もあります。
個人的な意見ですが、オンラインFPショップを展開し、集客や教育をプラットフォーム内で受けられるようにして、プラットフォームの利用者から使用料をもらうというような事業が、新規事業になり得るのではないかと考えていたりします。

――もし仮に会社の形が変わったとしても大事にしたい・今後も残したい会社の文化はありますか?

やはり「教え合う文化」ですね。
教え合うとは、知識を欲しがる・望んでいる人がいるという証拠です。「知りたい」という欲求は人間の本質のような気もするので、「人間なんだから全開にしていこうよ」と思いますし、私も全力で応えます。

■編集後記

インタビューを通じて「自らやってみる」という行動力・視野の広さ・柔軟性が、豊富な知識の基盤になっていると感じました。
インタビューのお話しの中で、「斜めの家はオシャレのためではなく日影規制が絡んでいること」や、「街歩き中にお宝の土地を見つける方法、海からしか見えない別荘があること」など知らないことを沢山教えて頂き、知らないとイメージすらできないこと・知っているかどうかで、同じ景色でも見えている世界は違うことを改めて実感しました。分からないことはすぐに調べて、質問することを徹底したいと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました!

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