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58歳の夫婦観

「夫婦って、お互いが一線を退いてから仲良くなるのでしょうか・・・」
母親のブログを始めるようになって夫婦について考えるこのごろです。

私の記憶にある両親は、いつも喧嘩ばかりしていました。
しかし、母親から送られてくるブログには仲睦まじい晩年の父親への想いに溢れています。
(すでに父は他界し、母も一人暮らしの淋しさもあるのでしょう)

子育てが終わった母親と、定年になった父親の暮らしを早くして家を出た私は知りません。
私が知らなかっただけで、父親が定年後はすっかり仲良く暮らしていたようです。 

時代といえばそれまでですが、「会社命」だった父親。
唯一の休みだった日曜日もゴルフ。
私も父親に遊んでもらった記憶はほとんどありません。

そんな父も定年後はすっかり丸くなって家のことをしていたらしい。
母親に対する会社員時代の反省もあったのか、すっかり様変わりしたようです。知らなかった・・・

そんな二人の夫婦姿をブログで知って、わが身を考える・・・

超キレイ好きな妻VS自称キレイ好きな私
いろんなことでぶつかってきたが、もう結婚して32年目になる。
 

<会社員時代の私>
父親と変わらない・・・
家のことなどまったく何もしてこなかった。

家のゴミも出したことがない。
洗濯物を取り込んだりスーパーに買い物に行ったりする時間に家に帰ったことがない。
急遽当日の夜に「ご飯いらない」と連絡することもしょっちゅうだった。
家のことですることといえば、靴磨きくらいでした。

妻の話を聞くときも、長い話に耐えきれず「で・・・結論は?」などと言っていた。いつしか会話も減っていきました・・・

<いまの私>
コロナ禍の3年前に会社を辞め、会社員時代と比較して圧倒的に家で過ごす時間が増えた。
もう15年近くも住んでいるマンションなのに、ディスポーザー付きであること、風呂に暖房があること最近知りました😥

数字に追われた会社員生活を卒業して、復業が軌道に乗ってきたおかげかもしれません。
無職で自分のことしか考えられなかった時期を過ぎ、いまは会社員時代と「心持ち」が変わりました。
2年前に孫が産まれ、「誰かの役に立てる仕事」が加わったことも大きい気がします。

みずからゴミ出しをしたり、洗濯物を取り込んだり、買い物を手伝ったりするようになった。
飲みの機会が激減した分、週1・2で総菜を買い、妻の夕食作る日を減らすように気遣いするようになった。
妻の話にも「傾聴」できるようになり、会話する機会も増えました。

もともと、あらゆる「価値観」が合わないふたりです。

でも唯一合うのが、関西人同士の「食の好み」。
これがなければ、きっといままで続いてないように思う・・・

以前、note仲間の「琲音さん」の記事を読み反省した私。
「マヨネーズかけてたなぁ」、そういやハンバーグが食卓に出なくなりました…

「今日何食べたい?」

この言葉は禁句だと思うのですが、皆さんの家ではどうなんでしょう。
会社員のときは、自分の食べたいものを言うと、「そんなん作れるわけないやん!」と妻に一蹴。「じゃぁ何でもいい」っていうと、「なんなん、なんでもいいって・・・」
いまの私は、妻の料理の腕前や食べたいであろうものを想像して、「餃子かな」というと、「私も餃子食べたいと思っててん!」と食べたいものが重なる機会が増えました。

「家事って大変!」

いまごろになって主婦の大変さを痛感しています🙇
目に映る作業しか頭になかったけど、実に考えることが多いですね。。。(反省)
複業家のはしくれとしては、マルチタスクで家事をこなす主婦こそ複業向きだと感じて、いろいろと妻に勧めています!

私たち夫婦も父母同様、子供たちが巣立ち、会社員を卒業してから「新しい夫婦のかたちのようなもの」を感じるこの頃です。
許し合うとか、助け合うとか、そんな感覚です。

食の好みはホントに大事!
今週末はそろそろ「おでん」を食べたいころではないかなぁ。。。

母親のブログから、こんなことを思う「58歳の夫婦観」でありました。

                                                                                                    2024.2.13

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