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第5回:YouTube動画での英語シャワーでリスニング力を強化する方法

こちらのマガジンにおいて、英語ほぼゼロから5,000時間程度(TOEICで700点くらい取れる方は4,500時間程度)でビジネス英語がペラペラになるための学習法としてChat GPTとQ&A千本ノックを行うのと双璧をなす重要な学習法が、YouTubeによる英語シャワーでのリスニング力の強化です。

すでにビジネスの場で英語が必要だったことがある方であればご存じの通り、いくらスピーキングの練習をしても相手が言っていることが正確にわからなければ返せる言葉はなくなってしまいます。(または会議で「Excuse me, could you say it again?」を連発して、会議の全体の流れをさえぎることになってしまいます。)

TOEICの学習などで英語のリスニング力強化に一定以上の時間をかけてきた方以外は5,000時間の学習時間のうち3分の1くらいはリスニング力の強化に時間をあてることになると思われますが、こちらの記事ではそれを退屈な勉強ではなくむしろ趣味になるようなYouTube動画の視聴で行っていくためのお薦めYouTubeチャンネル・動画をご紹介します。


ゼロ→基礎レベルの方

いきなり冒頭にがっかりされるかもしれませんが、英語を基礎から段階ではYouTubeによる英語シャワーよりも、英検5級、4級、3級の文法、単語を学習しながら並行して同等の級のリスニングテストを(市販のテキストで)受けていって、ご自身が5級、4級、3級をクリアしたことを確認しながら前に進むのが確実かと個人的には思っています。

もしかすると1年間(1日90分学習を続けた場合)じれったいかもしれませんが、Chat GPTの出現により1日90分の学習を続ければほぼ確実に10年後はビジネス英語がペラペラになっていますので、安心して一歩一歩進んでください。

とはいってもビジネス英語学習のマラソンは飽きないことが一番大事なことの1つでもあり、基礎レベルへの到達を1年程度で目指す方向けのYouTube動画(チャンネル)をこちらでいくつかご紹介します。

Speak English With Vanessa(アメリカ・アクセント)
アメリカのネイティブ英語話者の方のチャンネルですが、英語を比較的ゆっくりと話しており、英語初心者の方にとっつきやすいかと思います。

以下の動画のような非常に基本的な単語についてのものから上級の単語や熟語まで、単語の意味を解説する動画もアップされています。

以下でもご説明する通り英語のリスニングは、会話全体の意味をつかむという意味では学習当初はノンネイティブ話者の動画を聞いていった方がアクセントの部分でわからなくなってしまいなかなか上達しないというトラップにひっかからないためお薦めですが、一方で学習の早い段階からゆっくり話してくれるネイティブ話者(主にアメリカ、オーストラリア、カナダ)の方の動画にも徐々に慣れていきたいところです。

MC Taka(ほぼネイティブ・アクセント)
こちらのチャンネルは当マガジンでご紹介するまでもなくご存じの方も少なくないかもしれませんが、内容自体というより、ビジネス英語学習は楽しんで進めるものという典型かと思います。

英語を10年間1日90分学習というとだるいと思われるかもしれませんが、そのうち30分はこのようにリラックスして英語に触れさえしていれば大丈夫です

Kazu Languages(日本アクセント)
こちらのチャンネルも、紹介されるまでもなくご存じの方も多いかもしれません。

こちらのチャンネルはテーマ上英語以外の言語も多く登場しますが、その間も英語の字幕をだしてくれています。

また、英語の会話のほとんどがノンネイティブ話者の間のもののため、ネイティブ話者の英語よりもゆっくり話してくれています。

視聴していたら30分くらいあっという間にたってしまいます。

こちらのように、最初のうちは英語のリスニングは、ネイティブ話者のものを聴くよりもノンネイティブ話者のものを聴いた方がききとりやすく、英語で話されたものごとを理解する週間がより早くつくのではないかと思います。

ちなみにこちらのチャンネルのYouTuberのKazu Languagesさんは英語学習の書籍

もだしていらっしゃっており、そちらでは当マガジンとは逆に、最初は会話表現からはいって文法はあとでもよいというアプローチを推奨されています。

英語スピーキング習得という山の登り方はたくさんあり、「最初の1年」(最初の500時間)をそちらのアプローチで望むのもありかもしれません。

初級を目指す方

こちらでは基礎レベル(最低限の日常会話は可能になり、英検3級相当の文法、単語もだいたいわかる水準)に達した方や、TOEICで700点くらいはとれると思うものの最近英語にふれていなくてかつこれから英語でばりばり仕事していくニーズのある方にお薦めのYouTubeチャンネルをご紹介します。

<1.海外の英語学習動画>

海外の英語学習動画は、英語リスニングの勉強にもなりつつ文法・単語や英語をどのように学習していったら効率的かといったようなノウハウも学べます。また、文法、単語、熟語、会話表現、勉強法についてのYouTuberの方々の説明自体がビジネスのシチュエーションにおいてなにかを説明する際の構成に似ており、どのように伝えたいコンセプトを伝えるかという話し方(構文)の勉強にもなり、一石三鳥になります。

YouTuberの方も言いたいことを伝えるのが仕事のため、海外ドラマなどと比較してはるかにゆっくり明瞭に話してくれ、リスニングの練習には最適です。(今後定期的にご説明していきますが、こちらのマガジンではビジネス英語の学習には海外ドラマ・映画を用いることはあまりお薦めしません。)

以下では、ネイティブ話者のチャンネルに加えてノンネイティブ話者なもののほぼネイティブ・アクセントの水準になっている方のチャンネルもご紹介します。

Speak English With Vanessa(アメリカ・アクセント)

チャンネル登録者数604万人の大きなチャンネルですが、こちらのチャンネルではかなりゆっくりめで話してくれるため、最初の段階ではとくにとっつきやすいかもしれません。

基礎レベルを目指す段階のところでもご紹介したようにコンテンツは初心者向けのものも多くありますが、中級者向けの内容のものもあります。

linguamarina(ほぼネイティブ・アクセント)

こちらもチャンネル登録者数842万人の大きなチャンネルですが、こちらの方がもう少し上級目の英語の内容や、ビジネス英語の表現などの内容が多い印象です。

話者の方はもともとはロシアの方のようですが、私たちからはネイティブ話者と区別がつかない水準です。

Veronika's Language Diaries(ほぼネイティブ・アクセント)

こちらのチャンネルでは話の内容は英語の勉強法が多く、10年を超えることが多い長いビジネス英語習得の道を自分がどのように進んでいくかの頭の整理になるものが多いです。

こちらの方ももともとはロシアご出身のようですが、ネイティブ話者と区別がつかない水準です。

English with Lucy(イギリス・アクセント)

こちらで1つだけイギリス・アクセントの英語学習チャンネルをご紹介します。

チャンネル登録者数は1100万人で、イギリス・アクセントの根強い人気を物語っています。

<2.海外の旅行・食レポVlog>

Little Chinese Everywhere(中国アクセント)

海外の旅行・食レポVlogは、こちらのマガジンでは強くお薦めします。

日常会話ででてくるちょっとした表現がたくさんでてくる一方で、ビジネス英語に通じる「特定のものごとを言葉で伝えきる」という部分がビジネス英語にも通じる部分があり、内容も退屈でないものが多く数十分間YouTuberが一定のペースで話し続けてくれるからです。

こちらの初級を目指す段階では、ネイティブ話者よりもゆっくり話してくれるためあえてノンネイティブ話者のチャンネルをご紹介しましたが、この段階でもすでにネイティブ話者のリスニングもある程度慣れている方は、ぜひ下の中級の部分でご紹介しているネイティブ話者のチャンネルもチェックしてみてください。

もちろん、こちらでご紹介したもののみならず、好みのYouTuberをみつけたりご自身が一度いってみたいところを訪ねている動画をみつけて視聴するなど、自分なりの再生リストを作ってみてください。

<3.インタビュー企画動画>

この段階では(または中級、上級を目指す段階になっても)インタビュー企画動画はお薦めです。

やりとりの起承転結がビジネスの会議でのやり取りに通じるところがあるからです。また、こういった企画ものはインタビューを受ける方々がノンネイティブ話者が多い(世界中の人が対象なことが多いため)のも特徴で、世界のノンネイティブ話者がどのように英語を話しているかも感じとれます。

スピーキングにおけるご自身の表現のレパートリーをより広げるためにも、インタビューを受けている方々がどのような表現を用いているかもぜひ聞いてみてください。

TAKASHii from Japan(インタビュアーは日本アクセント)

タロサックの海外生活ダイアリーTAROSAC(インタビュアーは日本アクセント)

Naval News(インタビュアーはフランス・アクセント)

Naval Newsは筆者が船が好きなだけでもあるのですが、日本人を含む様々な国籍の方が英語でインタビューに答えるコーナーが多く、でてくる人の国籍も含めてビジネスの現場で交わされるやりとりに近いと感じてご紹介しました。

個人的には、最近アップされたインドネシアの方へのインタビュー動画がアジア <> ヨーロッパ(どちらもノンネイティブ話者)なかんじがでていてよかったです。

<4.IELTSのスピーキング動画>

もう1カテゴリーお薦めをさせて頂くとすると、近年世界的にTOEFLを凌駕する勢いがあるといわれる英語能力試験であるIELTSのスピーキング試験の模擬テスト動画も、世界の様々な国籍のノンネイティブ話者(または英語が公用語なもののイギリス等の英語と一定の差がある国の話者)がどのようなアクセント、表現で話すかをみられるという意味でお薦めです。

こちらは話者の水準が1~9のバンドスコアにわけられるもので、ご自身が今どのくらいにきているか、定期的に比較をしてみてもよいかもしれません。

到達は少し先の話になりますが、中級で到達したいスピーキングのレベルはIELTSのスピーキングのバンド7.0~7.5くらいです。

IELTS English Academy

English Pro Tips - IELTS Preparation(インタビュアーはイギリス・アクセント)

IELTS Daily

Ross IELTS Academy

<5.その他(流しておく系)>

家事や筋トレ中にバックミュージック的に流すような動画も1つご紹介します。

Itchy Boots(オランダ・アクセント)

チャンネル自体はYouTuberの方が女性1人でバイクで世界中をまわるものです。こちらの話者の方はオランダ・アクセントで、オランダの方はアクセントのみネイティブ話者と明らかに異なるアクセントで話すものの文法、語彙、話の流暢さなどはネイティブ話者に準じる方が多い印象があり、私たち日本人にも聞き取りやすい印象で、早い段階でよりスピーディーに英語リスニングに慣れるために多く聞くのがお薦めです。

中級、上級を目指す方

中級を目指す段階と上級を目指す段階で観ておきたいYouTube動画は、実はほとんど同じです。

一方で、中級を目指す段階と上級を目指す段階では同じような動画を観ていても習得すべきポイントが異なります。

中級を目指す段階では厳密に聞き取れている単語・表現は7~8割程度で大丈夫なはずなので、全体の文脈についていっていること重視で英語をたくさん聞くことが大事かと思います。

別のところでも書きましたが、話者が話している内容の7~8割を理解できれば、あとは人間文脈で全体的な意味を理解できるようになっているそうです。

また、いきなりなにかを聴くYouTube視聴と異なり実務では事前に準備を行ったりもともと一定以上の背景知識がある分野について打ち合わせを行うはずでもっとわからない単語の量は減るはずなので、中級を目指す段階では細かい部分は7~8割理解できれば十分といえます。

これに対して、上級を目指す段階では一言一句単語や慣用句が意味する内容を理解することが重要で、知らない単語等があれば1つ1つ調べていくのがよいと思います。(これを早すぎる段階でやってしまうととにかく長い時間英語を聴くということをできなくなってしまうため、中級を目指す段階の前半ではこれをするのはあまりお薦めできません。)

それではここから、中上級を目指す段階でのお薦めYouTubeチャンネル・動画を9個のカテゴリにわけてご紹介します。

<1.海外の時事解説動画>

第2回でもふれましたが、中級ビジネス英語の到達点は30分程度~数時間程度、一定の複雑さのあるトピックの会話についていけることです。

そのため、まず中級を目指す段階では海外の(私たちがそれほど詳しくないテーマについての)時事解説動画がお薦めです。

たとえば2024年現在、イエメン・フーシ派による紅海での船舶攻撃が世界の物流に悪影響を与えていることがニュースでよく流れていますが、私たちのほとんどはイエメン、オマーンの社会状況、歴史などを知りません。

その中でこちらのイエメン、オマーンの背景についての解説動画

を観て、動画を観た後にイエメンとオマーンの違いがわかるようになっていれば何分何秒の単語を理解したかどうかに関わらず、44分程度のこの動画のポイントをきちんとつかめたことがわかります。

逆に動画をみてもイエメンとオマーンの違いがわかっていなければ、一定のテーマについて英語で聴くためにはよりシンプルな内容の動画(初級を目指すパートでご紹介しているような海外の英語学習についての動画がお薦めです)でしばらくトレーニングを続ける必要があります。

<2.海外の英語学習動画>

中級を目指す段階ではとにかく数十分間特定のテーマについて言語で表現されているものの意味についていくトレーニングが重要になるため、この段階では海外の英語学習動画をみる際も、できれば自分が知らない単語、熟語、会話表現について英語で説明をしてくれている動画を観て話者の説明を聴くことでそれぞれの単語等を理解できるようになるかで数分の話を理解できたかが自分自身に明白になります。

初級のパートでもご紹介した、こちらの動画のようなイメージです。

また、この段階になると私たち日本人に一番なじみが深いアメリカ・アクセント以外のアクセントにも慣れることが大事になってきますが、根強い人気を誇るイギリス・アクセントのチャンネルも2つご紹介します。

ETJ English(イギリス・アクセント)

Luke’s English Podcast(イギリス・アクセント)

<3.旅行・食レポVlog>

中級を目指す段階ではとにかくたくさんの英語を聴くことが大事なため、初級を目指す段階と同様に旅行・食レポVlogは引き続きお薦めです。この段階ではネイティブ話者やマイナーなネイティブ・アクセント(香港アクセント、オーストラリアのアジア系2世のアクセントなど)にどんどんトライしてくのがよいと思います。

以下に個人的に好きなVlogチャンネルをいくつかご紹介します。

Luke Martin(カナダ・アクセント)

Best Ever Food Review Show(アメリカ・アクセント)

Flying The Nest(オーストラリア・アクセント)

Mark Viens(アジア系2世アメリカ・アクセント)

Justin & Alina(アジア系2世オーストラリア・アクセント、ロシア・アクセント)

<4.より一般的な内容のチャンネル>

Torres Pit托哥(香港アクセント)

Dr. Izzy Searley(イギリス・アクセント)

Chloe Shih(ほぼネイティブ・アクセント)

<5.各国の代表的ニュース番組・そのドキュメンタリー>

英語の時事解説動画と同様に、英語だけで特定のトピックについて理解しきる癖をつけるのに、各国の英語ニュースや特集動画を定期的に視聴するのもお薦めです。

DW News
ドイツの公共放送のチャンネルです。EVなど最近トレンドのトピックについて聴くと興味を持ちやすいかもしれません。

CNA
シンガポールの公共放送のチャンネルで、アジア中心の内容のため日本についてのコンテンツもしばしばでてきます。

BBC
ご存じのイギリスの公共放送のチャンネルです。こちらもEVなど最近トレンドのトピックを選ぶと無いように興味を持ちやすいかもしれません。

NHK WORLD-JAPAN
NHKの英語チャンネルです。もちろん各国の主要英語ニュースチャンネルの中で一番身近なトピックをみつけやすいです。

<6.著名人のインタビュー・スピーチ・カンファレンスでの対話>

こちらのカテゴリでは例として、典型的な著名人(政治家、起業家、企業経営者)のインタビュー動画等をご紹介します。

以下はあくまで例ですので、ぜひご自身がたくさん聴きたい著名人の動画をみつけられてください。

上級を目指す段階の方は、各著名人がどのような単語、表現を使っているかもぜひ確認されてみてください。

Open AI社のサム・アルトマンCEOのインタビュー動画(アメリカ・アクセント)

イギリスのリシ・スナク首相のインタビュー動画(イギリス・アクセント)

TikTok社の周受資CEOのインタビュー動画(シンガポール・アクセント)

DiDi社の柳青CEOのインタビュー動画(中国アクセント)

ソフトバンク社の孫正義CEOのインタビュー動画(日本アクセント、左記のリンクから遷移ください)

World Economic Forumにおける2024年のグローバル・リスクについてのパネル・ディスカッションの動画

<7.海外のMBAの授業>

通常の授業をそのまま動画にしているものもあり、内容自体も学習しながらリスニング力の向上も狙えます。

授業の動画は、教授からいつ質問をされても大丈夫な程度内容についていけているかを意識するとよいと思います。

Harvard Innovation Labs

Stanford Graduate School of Business

Think Fast Talk Smart(Stanford Graduate School of Businessのポッドキャスト)

<8.中級を目指すステージの終盤に聴いておきたい動画>

第3回の記事で、中級では30分から数時間にわたる複雑な内容の会議で必要な事項を適格にリスニングできる力が必要になることをご紹介しました。

中級の終盤では、以下のような動画の内容を理解できるかでご自身のリスニング力が中級に到達しつつあるかのチェックを行えます。

SNS大手各社CEOの米国上院公聴会での証言動画

もちろんこういう場に立つ人自体は多くないものの、全米に生中継されていて一言も変なことを言えない状況の中数時間単位で特定のトピックについて質疑・討議を続けるハイプレッシャーな場でのやりとりの典型例として、もし自分がこの場に立ったとして国会議員の方々が話している内容をほぼ完璧に聴きとれるかはご自身が実戦の場に立つ準備ができているかのリトマス紙になります。

ソフトバンク孫さんのニュース番組での質疑のシーン

こちらの孫さんのアメリカのニュース番組でのシーンは、リスニング強化というよりは(事前にある程度の質問は共有されていると思われるものの)インタビュアーの方の個々の質問に生放送で即座に答えないといけないし間違ったことを一言も言ってはいけないという、大企業の経営者ならではの臨場感からのご紹介です。

アメリカの高校生による模擬裁判大会決勝戦の動画

こちらの模擬裁判の動画は第2回の記事でもご紹介しましたが、英語だけでどのような背景で起きたどのような事件についてどういう争点について争っているかを理解できるかは、一定以上複雑な話を英語で理解しきれる力が自分についたかのいいリトマス紙になります。

Bloomberg Television

市場関係者は忙しい人が多いからなのか他のニュース番組よりもキャスターの方が話すスピードが速く、終盤の項目でご紹介しました。

Tom Scott

動画によっては特定の分野についてのかなり専門的な用語もでてくるため、上級を目指す段階にはいってからの視聴でもよいかもしれません。日本もしばしば登場します。

<9.その他>

番外編として、在宅勤務中のうちバックミュージックが流れていても質が落ちない比較的シンプルな作業中に流しておいて、たまに30秒くらい休憩がてらコメンテーターの解説をきいても会社に怒られないだろうという動画をご紹介します。

Red Bull Hare Scramble 2014 Erzberg Rodeo AUT

Red Bull Air Race 2015 round 5 Ascot

筆者も最近まで知らなかったのですが、モータースポーツやエアスポーツは最初から最後までずっと実況の方が話続ける慣行になっているようで、ここあたりを差し支えないときに仕事の作業中に流してひと休憩とる際に30秒だけリスニングする、ということもできるかもしれません。

英語学習において、良質な英語YouTubeコンテンツの氾濫はChat GPTの登場に匹敵する社会イノベーション

今回の記事ではビジネス英語のリスニング力を鍛えるためのお薦めYouTubeチャンネル、動画をその背景と合わせてご紹介しました。

もう気づかれたと思いますが、これらの視聴は間違いなく苦々しい勉強ではなく娯楽といってよいと思います。

これまでは何度もビジネス英語を習得してようと思ってもなかなか上達しない上に退屈で挫折したことがある方も少なくないと思いますが、現実的には習得に数千時間はかかるビジネス英語習得の旅を苦痛ではなく楽しく進んでいけるようにしてくれたYouTuberの方々には、感謝と尊敬の念しかありません。

最後に当記事のまとめになりますが、

(初級を目指す段階)
・楽しむ

(中級を目指す段階)
・7~8割を聞き取れて全体の文脈についていけるようリスニングの量をこなす

(上級を目指す段階)
・一言一句(全体の95%以上は)聞きとれるようになるよう1つ1つの単語・慣用句の意味をチェックする

が意識すべきポイントになります


引き続き当マガジンでは、Chat GPTとのQ&A千本ノックによるスピーキング力強化、YouTubeでの英語シャワーによるリスニング力強化を中心にビジネス英語をこれまでの3倍速で上達してペラペラになるための英語学習法をご紹介していきます。


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