WEBマーケティングで常にいいアイデアを出す方法

それは「着眼点を網羅しておくこと」

必要な観点は
・顧客ニーズ
・パイプライン
この2つだけだ。

この2つの観点で毎日分析を行うと決めておくだけでいい。
※おすすめはチェックリストを作ってデスクトップか利益管理表に貼っておくこと。

本稿では顧客ニーズについてのみまとめる。

顧客ニーズ

適切な商品改善、適切なコミュニケーションにはニーズの把握が大前提。
そのために日々見るべき4つ。
重要な順番に
1.顧客との会話内容
2.リスティング広告のクエリ(検索語句)
3.サイト閲覧データ
4.検索エンジン上位サイト

筆者が現在BtoBのマーケティングを担当しているためややBtoBに寄った発想かもしれないが参考になれば。


1.顧客との会話内容

サービス側に直接届いている顧客の声(問い合わせ内容、商談内容など)が一目でわかる状況になっていない場合は、マーケティングは全く機能しないといっていい。Excelでもいいので早急にまとめ、いつでも見れるように整備する。
また、可能な限り分類し、どんな要望が何人から寄せられているか集計しておくと、意思決定の助けになる。

<活用イメージ>
・うちのサービスが競合より安いと知って契約したらしい。広告で料金を前面に打ち出そう。
・ある機能がとても好評だ。その機能だけ切り出して販売しよう。

日々自然に集められるユーザーボイスには限界があるので、4半期に一度はリサーチや大規模なインタビューを行いたい。
それはまた別稿で。

2.リスティング広告のクエリ(検索語句)

クエリは、どんなニーズの顧客がクリックし、CVしたかがわかるため、自分たちが狙っている顧客がどのような行動をとっているかが大まかに分かる

<活用イメージ>
・「肌悩み」で検索している顧客はクリック率が高いけどコンバージョン率が低い。「肌悩み」関連KWには専用のLPを出そう。※安易に広告グループは分けないこと。これも別稿で。
・「肌悩み」KWの部分一致で「肌 カサカサ」というクエリが多かった。「カサカサ」という言葉を広告文やLPに入れよう。

3.サイト閲覧データ

どのページが見られているか、どこで離脱しているかは、サイト改善だけでなくあらゆる施策の改善に役に立つ。

<活用イメージ>
・料金プランが多く見られているが、そこで離脱している。料金プランが複雑でわかりづらいのかもしれない。シンプルにしよう。

4.検索エンジン上位サイト

あるワードで検索した際に上位表示されるのは、そのワードを調べたユーザにとって有益であると検索エンジンに評価されたページであり、自社が把握していないユーザのニーズを満たす情報が発見できる場合がある。
また、上位表示されるサイトの多くは
・広告収益を目的としたサイト
・有益な情報を提供した後、自社サービスを紹介するサイト
のいずれかであるが、
後者であった場合、意識していなかった競合に気づくこともある。

<活用イメージ>
・EC効率化ツールを販売しているので「EC 効率化」で調べたらコンサル会社運営のページが多く出てきた。「コンサル会社に頼むより安い」という訴求を試してみよう
・「パーソナルジム 人気」と調べたら、オンライン指導が人気との記述も出てきた。新しいサービスとしてオンラインも検討してみよう。


これらの観点とパイプラインの観点を組み合わせて分析する。
パイプラインについては追ってまとめる。

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