見出し画像

「ありのままを受け入れる」ためには、時間と努力が必要なのかも。


やっと読めた。5日かかった。

夜、布団の中に入ってから読もうと思ったら、睡魔に邪魔されて、朝目覚めると、私の下敷きになっている。下敷きになっている本を救い上げようとするときに、表紙側の帯にいる茂木さんと目が合う。

重かったですよね‥。ごめんちゃい。

そう思いながら、また布団の上に横になる。そして、そのまま本を読もうとすると、まだ夢うつつだから、全く頭に入ってこない。むしろ、目が半分開いてない状態だから、字が読めない。

結局、ムクっと起き上がり、布団の上でヨガをして、なんとなく頭が働き出したっていうときに、別の場所に移動してから読み始める。

読んでいる途中に、他のあらゆることが頭の中をよぎってきたら、終了の合図。注意力が散漫になり、頭に入ってこなくなるから。それが、読み始めてから大体1〜2時間後のこと。

どうやら、私の場合、少し頭がボーっとしている状態の方が、一つのことに集中しやすいらしい。(ん?みんなそうなんじゃない?)


‥さて。

くだらない話はここまでにして‥。

今回読んだ『頭のいい人が「脳のため」に毎日していること』という本のタイトルに書いてある回答、それは、「好奇心を高める」ことだそう。

この本は、その「好奇心の高め方」を仕事や人間関係などのあらゆるシーンに応じて、研究をもとに、答えを記してくれている。

そして、
好奇心を高めること=「今、起きている現実に意識を向け続け続ける」こと=「あるがままを受け入れる」こと
らしい。

この本では、あるがままを受け入れるのには努力が必要だと言っていたが‥、
たしかにそう思う。

私もどれだけ現実逃避してきたことか。

大学の「旅行サークル」という名の部活(説明すると長くなるので、またいつか。)で部長に任命された時、その任務が嫌すぎて、事ある毎に、身近な人を危篤状態にしてきた。ぐすん。

旅行サークルだけでなく、会社を休むときにも。

もし、同じところで「あ、おばあちゃんが危篤で‥。」などと身内の死の言い訳を使っていたら、「何人おばあちゃん、おんねん。」って、思われてただろうな。(というか、そもそも嘘だとバレてるよ、絶対。)


中学3年生のとき、学校の授業中に「元服」と呼ばれる昔の成人式の儀式を行ったことがある。

儀式と言っても、先生から「昔はねー、12歳ごろから15歳、16歳までの間に成人式をしてたんだよー。」という説明を受け、そして、「大人になっていく君達のこれからの目標は何ですか?」という事前に出された課題を一人一人答えていくというものだった。

この問いに対し、ある同級生が、「今を生きる」と答えていた。


その答えが、15歳が出せる答えだと、その時の私には思えず、とても印象的で、ずっと頭に残っていた。

その子の大人びた回答に対する尊敬なのか、自分の回答の幼稚さに対する恥ずかしさなのか、その時の感情は思い出せないが、今でもその子の回答だけ思い出す。(自分の回答は覚えてないんだけどね✨)


そして、現代の成人を迎え、旅行サークルや会社から現実逃避していた時、「今を生きる」ことが出来ていない自分に対して、悶えていた。

「これが若気の至りってヤツかあ。」と。
(いや、絶対ウソ。そのときに若気の至りとか思わない。絶対。)


そんな状況が変わり始めた、会社員2〜3年目の頃。

「今の仕事でいいのだろうか?」「この先どうしようか?」などフワフワしたことばかり考えていた自分が、がむしゃらに目の前の仕事をこなしていた。

ありとあらゆる失敗し続けたお陰か、それとも、「逃げても同じことは繰り返されるわ。」と職場の御局さん的存在の方からお告げをもらったからか。

理由はフワフワしているが、(明確であれ。)、嫌なことから逃げず、失敗も受け入れるようになっていた。

まあ、時間はかかったが。

だから、分かる。現実を受け止める難しさ。「ありのまま」であるためには、欠点を認める強さが必要であること。

だけど、受け入れたら、楽になる。そして、楽しくなる。

私のちっぽけな経験からでも、そんなことを思わせてくれた。

そして、本を読むことで思い出させてくれた。


‥と、こういう閉め方をすると、少しいい話風になるかなと思ったが、逆に「うぜえよ。上から偉そうに言ってんじゃねえ」とか思われたら困るので、ここに予防線を張っておこーっと。

ダラダラ書いたが、以上が、本を読んで、「うーん、たしかに、現実を受け入れるのは難しいよねー」という思いを実体験を交えて書いた感想文。(解説いる?)


他にも、好奇心が目覚めたおかげで成功したお話もある。

それが、ダイエット。

続きは、また今度。

この記事が参加している募集

読書感想文

まだまだヒヨッ子ですが、これからもっともっともーっと!‥もっと!