7年目の摂食障害者が話す ”過食症・過食嘔吐”の恐ろしさ ①

イライラした時、何か嫌なことが起こった時、つい食べ過ぎてしまう。
食べた後に罪悪感を感じてしまう。
そんな経験はありませんか?

こんにちは、りん子です。今回は、
 イライラする  → 食べる → 食べた事による罪悪感 → 嘔吐 ”
この際限のないループ(過食症・過食嘔吐)から抜け出せず、
病と約7年間向き合い続ける私が、病気に至るまでの経緯から
過食症・過食嘔吐の怖さ、寛解に至るまでの話を
記していきたいと思います。

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長くなってしまいそうなので、2記事に分けます。

①私が摂食障害になった経緯

②病により受けた影響と寛解に至るまで

2記事とも見ていただけると嬉しいです。
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1.”摂食障害” とは

摂食障害は、食行動を中心にさまざまな問題が生じる疾患です。
摂食障害の中には、短時間のうちに大量に食事摂取を行う神経性過食症
自分自身の体型に対して歪んだ認識をもつ神経性食欲不振症が含まれます。

◆神経性過食症(過食症)
心理的な原因を抱えることから食事をとらずにはいられない状態。
大量に食事を摂取するが、摂食したものを後に吐く(過食嘔吐
といった過食に対しての代償行為があり、体重増加を防いでいる。
太ることや体重増加への強い恐怖がある。

◆神経性食欲不振症(拒食症)
太ることに対して過剰に恐れることから過度の食事制限を行い、
極度のレベルにまで体重減少を来すようになった状態。

私は ” 神経性過食症(以下、過食症” と、
その代償行為に当たる” 過食嘔吐 ” の症状があります。
(一時期は拒食症に悩まされたこともありました。)

このような症状に悩まされ、約7年となります。
昔より良くなりましたが、完治には至っていません。


2.過食症になった

きっかけは何だったのか覚えていません。
私の過食が始まったのは、高校2年生の時でした。

イライラした時、うまくいかない時、余裕がなくなった時
私は甘いものを食べるようになりました。
最初は「少し食べ過ぎちゃったかな〜」と思える程でしたが、
徐々に増えていきました。

学校帰りに大量の食料を買い込み、家に帰り自室で食べる。
普通の人が食べる量を超えていることは自覚していたので、
” こんなに食べて恥ずかしい ” という気持ちから隠れて食べていました。

気持ち悪くなっても、お腹いっぱいでも食べ続けました。
食べている時だけは全てを忘れられました。
太ると思っていても、食べ過ぎだと思っていても
自分の意思ではやめれなくなっていました。

3.過食嘔吐になった

過食嘔吐が始まったのは、大学3年生の時でした。
家族関係でうまくいかなくて過食が続いていた時だったと思います。
運動するわけでもないのに、高カロリーなものを食べてしまう。
どんどん太っていく自分に嫌気がさしていました。

吐いて、食べたことをなかったことにすればいいんだ!
という安直な考えから、過食嘔吐をするようになりました。

それ以降、過食してしまった時は吐くようになりました。
吐いた後の幸福感、胃の中のからっぽ感が当時の私には快感でした。

そこで止めておけば良かったな〜と今の私なら思いますが、、
徐々に普通の食事量でも吐かずにはいられなくなりました

なぜ嘔吐するようになったのか。太りたくないからというより、
当時の私は嘔吐することが日常的となっていたので
胃の中にご飯がある感じがどうしても許せませんでした。

普通に食べられた物は、ゼリー・アイス・スープなどの
食べでも胃に残らない感覚があるものだけ。
それ以外は、カロリーの低いものでも受けつけられませんでした。


②に続きます。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
❤️・コメントいただけると嬉しいです。


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