7年目の摂食障害者が話す ”過食症・過食嘔吐”の恐ろしさ ②
こんにちは、りん子です。
今回は①に引き続き、②病により受けた影響と寛解に至るまで
を書いていきます。
①を読まれていない方は、本記事と揃ってお読みいただければ幸いです。
1.どれだけ食べたら普通なの?
普通の食事でも嘔吐するようになってしまった私が
当時1番困ったことは ” 食事量 ” でした。
(これに関しては、今も悩み続けています。)
どのぐらいの量は食べ過ぎで、どれだけ食べたら普通なのか。
誰かとご飯を一緒に食べないと食事量がわからなくなっていました。
ひどい時期には、人と同じ量でも ” 食べ過ぎなのではないか? ”
と感じるようになり、ご飯の時間が苦痛でした。
大体の大学生は、遊びに行こう = ご飯 だと思うのですが、
友達に誘われても ”ご飯を食べないといけない、、”
と考えてしまい、遊びに行くことができませんでした。
徐々に酷くなる過食・嘔吐のなかで
常に何なら食べても大丈夫なのかを考える生活。
友達とも遊びに行けない、ご飯が美味しいと感じれない。
このままではダメだ、治したい!もう過食・嘔吐したくない!
何より、” ご飯をおいしく食べたい! ” と強く思うようになりました。
2.目標は ” ご飯をおいしく食べること ”
普通の人は何ら気にする必要がないことが、私の目標になりました。
私が気をつけたことは主に4つです。
① 誰かと一緒にご飯を食べる
どれだけの量を食べていいのか分からなくなっていたので、
誰かと食べることで普通量を把握していきました。
また、人の目があることで過食防止にもつながりました。
②よく噛んでゆっくり食べる
過食をしてしまう時は、” 味わう < とにかく食べること ” が
優先になってしまい早食いしてしまいます。
なのでよく噛んで味わうことで、” ご飯がおいしい ” 感覚を
徐々に取り戻していきました。時間をかけて食べることで、
満腹感も感じられて食べ過ぎ予防になりました。
③ 過食したくなったら、自分にご褒美を
ストレスがかかるとどうしても過食したくなります。
そんな時は自分が大好きなものを食べることで、
” 幸せ! ”な気持ちで満たすようにしました。
板チョコよりも、普段なら買わない少しお高いチョコレート
のように自分にご褒美をあげていました。
④ 嘔吐したくなっても1度時間を置く
大丈夫!と思ってご飯を食べても、食後に胃の満腹感が気になり
嘔吐したい衝動に駆られることがありました。
そうなった時は、すぐに嘔吐してしまうのではなく
少し頑張って時間を置くようにしました。
( 例:” 15分だけ時間をおこう ”と時間を決める。)
私は、満腹感が気になる → 嘔吐 の流れが多かったので
この方法は有効的でした。
最初はうまくいかないことの方が多く、
逆戻りしたり症状がひどくなったりもしました。
ですが段々と” ご飯がおいしい ”感覚を取り戻していき、
食事の時間が苦痛なものではなくなっていきました。
3.最後に
今まで、摂食障害になった経緯から始まり
受けた影響・やめるために気をつけたことを記してきましたが、
最初にも書いてある通り、結果として完治に至っていません。
これだけの時間が経っても、
まだひとりの時は食事量がわかりません。
ストレスがかかると、過食・嘔吐してしまう時があります。
それだけ治すことが難しく、向き合うために自分の強い意志が必要です。
最後に、このnoteを読んでいる摂食障害で悩んでいる方へ
失敗しても自分を責めないでください。
今できないことをできるようにしようと努力している時に
失敗することは普通のことです。
”また失敗。自分は意志の弱いダメな人間なんだ。” と
失敗に目を向けるのではなく、できたことに目を向けましょう。
今日の明日でよくなる病気ではないですが、
少しずつ必ずよくなっていきます。(そう私は信じています!)
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