過去から遡り、理由を探す
話し方の本を読んでいて、ふと手を止めて考える箇所があった。
時系列に物事を並べるのではなく、
過去からストーリーとして語る。
その方がより興味を持ってもらえる。
という内容だ。
そこで考えたのは、バンドのプロフィールについて。
いつもバンドのプロフィールを書く欄になると、途端に何を書けばいいかわからなくなる。
一体誰のために?何のために?
特に実績のない、活動の少ないバンドの、何を、誰に、どう、何のために伝えるべきなのか?
この質問をした人は何を求めているの?
というより求めていないでしょ?
つまりプロフィールというのは、それを書いて意味のある人たちが、それを求めている人たちのために書く、ものだから、特に過去のない人にとっては書くべきことなど無い、ということになる。
そして自分はそうではないので、求められていないものを、求められているかのように書く、というのが気持ちが悪いなあと感じていた。
というのがこれまでの認識だった。
それが、ストーリー云々の箇所を読んで、例えばバンド名の由来などを、自分のストーリーと絡めて書けば良いのか、と思った。
まだやれることはあったのだな、と気づけたことが嬉しい。
キモは何をやったかで、それは変わらないけれど。
何をやったか、がありきの、何をしたいかで、それは行動に関すること。
バンド名の由来は過去から未来へ続く想いに関すること。
そこから自分たちの音楽の入り口が少しだけ開くかもしれないなと思った。