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KIMONO 展に行ってきた

今日は、KIMONO 展の内覧会へ。
コロナ騒動のおかげで、時期をずらしての開催になったが、実現して本当に良かった。
現代では、成人式など、特別な機会でなければ、着ることがない着物だが、戦前までは、女性の日常着だった。
時代の気質や状況、流行によって形を変えながらも息づいてきた着物。
広げてかければ絵になるし、身にまとえば、立体として、異なる顔を見せる。
同じ着物でも、組み合わせる帯を、無地にするか、文様つきにするかで印象が違ってくる。(上の写真の小袖も、私ならグレーではなく朱色の帯を組み合わせたい)
裏地や裾にさりげなく大胆な色彩を入れるのも、一つの手だと、実感。
表面にゴリゴリと出していくのではなく、動いた時などに、さりげなく、ちらりと見えることで、「お」と思う。

まさに、使うことで活きてくるタイプの芸術品だ。
奥が深い。
こうした「芸術」を、生活の中に取り入れ、自分のものとして身に付けてしまう点が、日本人のすごさ、と言えよう。

予約など面倒くさいことは伴うが、KIMONO 展に是非に。

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