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自分のご機嫌をとる方法

「あ、なんか今の自分、ご機嫌じゃないな」
そんなとき、無意識にその日の映画上映作品を確認して、チケットを予約する。
アニメや邦画のラブコメ系など、映画館で観ないと決めているジャンルはあるものの、基本的に都合がつく時間に上映している作品の中から一番好みのものを選ぶ。
以前noteにも書いたけど、映画好きというより映画館が好きなのだ。

広い天井、大きなスクリーンを前にして、シートに身体を埋める。
周りにはたくさんの人がいるけれど、もちろん全員他人。年齢も職業もおそらくバラバラで。でも同じ作品に興味を持って同じ時間に同じ映画館に足を運んでいるという、ちょっとばかしの“運命”を感じながら、だだっ広い暗闇に身を委ねて、映画を観る。大きなスクリーンに映し出された見知らぬ誰かの人生や架空の未来を観ていると、さっきまで自分にばかり向いていた意識がスーーっと軽くなって、外に向かっていろんな興味が湧いてくる。
人生や愛について、社会問題や世界情勢について、まだ見ぬ未来について…。

連休前のばたついた一週間が終わった今、無性に映画館に行きたくなっている自分がいる。
連休中は、久しぶりに映画館に足を運んで、自分のご機嫌とりをしようと思う。

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