Digital Society Schoolってどんな場所?
2021年2月からオランダはアムステルダム、Digital Society Schoolの5ヶ月間のTraineeshipに参加することが決まりました。
このTraineeship、端的に言うと
お金をなるべくかけずにデザイン留学したい!
かつ、濃度の高い経験がしたい!
という方にはもってこいのプログラムだと思います。
Digital Society Schoolとは
Digital Society School(以下DSSと略します)は社会とデジタル技術を融合することをコンセプトとした機関です。
アムステルダム応用科学大学(Hogeschool van Amsterdam / Amsterdam University of applied science)の派生機関となっています。
旧称はMediaLAB Amsterdamで、名前が変わったのは数年前なので、ネットで詳しく調べる際はDSS名称とMediaLAB名称の両方で検索するといろいろな情報が得られるかもしれません。
DSSではプロジェクトごとにチームが形成され、企業や行政の課題に向き合います。チームはデザイナーやプログラマー、リサーチャーなど、専門の異なるメンバーで形成されます。(私の専門はデザイン)
5ヶ月間みっちりプロジェクトに従事し、最終的にチームで1つの成果物を制作します。過去のプロジェクトを見ると、アプリを制作しているチームが多い印象です。
私はEdTechのプロジェクトチームに配属されることになりました。テクノロジーで教育にアプローチする分野です。
その他のプロジェクトも基本的にはデジタルテクノロジーが絡んでいます。
上にリンクを貼っている公式のWebサイトに、すべてのプロジェクトのジャンルが掲載されているので、気になる方は見てみてください。
応募の条件
そもそも私がどうしてDSSを知ったかと言うと、私の母校である九州大学がDSSと提携を結んでおり、毎年数名がこのプロジェクトに参加していたからです。(正確には、私が学生だったときはMediaLAB名称だったのですが)
九州大学のように提携のある学校の学生は交換留学制度でこのプロジェクトに参加できますが、自分で応募する場合には以下のいずれかの条件を満たしている必要があります。
・修士号をもっている
・プログラム開始の最大2年前に学士号を取得している
上記はEU圏以外の人にのみ要求され、EUの市民権を持っている方は必須ではありません。
お金の面について
このプログラムはTraineeshipなので、少しながらお金をいただけます。
その額、月400ユーロ。プログラムはフルタイムなので時給換算は…しないほうがよさそう。
また、参加者はthe Digital Transformation Intensive Program (DTIP)に割引授業料で参加することができます(というかたぶん参加必須)
DTIPは、4週間(フルタイム)のワークショップと修士のクラス、およびキャリアの次のステップに備えるためのパーソナルコーチングで構成されています。授業料は学生か非学生か、EU民か非EU民か、修士号を取得しているか否かなどの条件で異なるので、サイトをご確認ください。
ちなみに私(オランダ市民権保有・学生)の場合は、授業料500ユーロ(1回きり)で、お給料400ユーロ(毎月)なので2ヶ月で貰える額が払う額を上回ります。
またEUの市民権のない日本人でも、修士号保有者なら上記の私の条件と全く同じになります。
仕事だと思うとかなりブラックですが、留学だと考えるとかなりリーズナブルです。なのでお金をかけずに留学したい人にはかなりおすすめできるプログラムだと思います。
英語力、どれくらい必要?
DSSの応募に英語のスコアの提示などは必要ありませんでした。実際恥ずかしながら、私の英語力はビジネスレベルではありません。(日常会話はできます。)
スコアの提示が必要ないとはいえ、面接では「経歴や作品、応募動機はすごくいいけど、正直あなたの英語力だけ心配…」とはっきり言われました。
が、「私の英語力は発展途上中なんです!改善できるように努力します!」と伝えると、「そうよね、学んでいる過程だものね!」とあっさり納得され、その日のうちに合格の連絡をもらいました。
と言うわけで、英語力はあったほうがもちろん良いですが、めちゃくちゃ流暢じゃないと受け入れてもらえないと言うわけではないようです。(もちろん、これに怠けずちゃんと勉強します!)
最後に
プログラムの開始は2021年2月からなので、また実際にプログラムに入ってから、DSSについての記事を書きたいと思います。
チームメイトが良い人達であることを祈るばかりです…!
おわり
ありがとうございます!お勉強に使います…!