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いや、がんばらないでください。

朝起きると、
母からのLINEが来ていた。


コロナにかかり1週間ほど
自宅隔離になってしまったとのこと。
感染経路はわからない。
父や兄家族にうつさないように
気をつけているよ、と?

そんな大変な中でも、
私の学校が来週から始まることを
覚えていてくれ、
励ましのメッセージをくれた。

このLINEの締めくくりは、
「私もがんばるね〜」
だった。

・・・

いや。

そうじゃなくて。

「がんばらないでください。」

と私は思ったし、
そうやって返信をした。

母はいつも家族や周りの人のために行動し、
優しく、強く、謙虚で、
特に私たち子供が小さかった頃には
ありえなく理不尽なことにも
ひたすら耐えてきた人生だ。

風邪をひいて寝込むなんてことは
この30年で見たことがなく、
たぶんいつも気を張っているのだと思う。

頑張る、か。


私は娘として、
母の「頑張り」をずっと見てきたから
感じるところだと思うけれど、
頑張ることをそろそろやめてほしい、
と思ってしまう。

家族のために、人のために、
歩んできたこれまでの人生は素晴らしいし、
その耐え抜く姿に私は色々と教わり、
母があったからこそ、今の私がある。

けれども、
そろそろ卒業してもいいんじゃないかな。

母や妻として、ではなくて、
ひとりの女性、人間として、
自分のために生きてほしい。

近くにいる父や兄家族、そして私も、
いまも母に多くを頼っているから、
戸惑いもあるかもしれないけれど、
それは私たちが自身で解決すべきことだから。

母は、自分のために時間を使い、
自分のしたいことをして、
その目に家族以外のワクワクも、
たくさん映してほしい。

と勝手ながらに思ってしまうのです。

人は頼り合って生きるものだけれど、
頼り頼られることだけが人生じゃない。
耐えて、頑張ることだけが人生じゃない。

私は、
自分を犠牲にして頑張るあなたではなくて、
マジでわがままに生きて、
楽しむことを覚えたあなたの姿が、
見たいなあ。

以上、娘の勝手ながらのお話。

勝手だけれど、でも、
少しずつ伝えて行けたら、とも思っています。

日々感謝
Azuuu


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