「ダメ出し」は、自分自身をダメにする

何かがうまく行かない時、多くの人は自分に対してダメ出しをしてしまいます。（無意識的にやってしまっている方も多いです。）

「次はこうしよう！」というような未来に繋がる”振り返り”であれば、必要ありますが、うまく行かない自分自身に対する、ダメ出しというジャッジは必要ありません。

必要ないというより、ダメ出しはしたらダメです。
なぜか？それは、「ダメ出し」は、自分自身をまさにダメにしてしまう行為だから。

つまり、自分にダメ出しをすると、脳の苦痛系という部位が動いて、
コルチゾールというストレスホルモンが分泌されるのですが、このコルチゾールの濃度が上がったり、慢性的に分泌され続けていると、脳の海馬が萎縮したり、睡眠の状態が悪くなったり、うつっぽくなったり、免疫の低下や異常など、心身の健康が損なわれるようなことが起こってきてしまうからです。

なので、
うまく行かなくて辛い時こそ、しっかりと自分自身の感情に寄り添ってあげて、そのままの自分を認めて受け入れてあげるということで、自己肯定感も保たれ、安心感を自分自身に提供し、自分の可能性を自ら潰さずに済みます。
そして、ダメ出しは、自分の可能性を踏み躙る行為。もっと言ったら、自己虐待になってしまう。
もちろん、どんな自分も大好き！なんて思える人はかなり少ないかも知れませんが、自分として生まれたからには、自分としてでしか生きていけない。だったら、そこはもう腹を括って、死ぬまで自分と自分の感情と一緒にいてあげると決めてしまったらどうだろうか？

誰しも、自分自身からは逃げられないのだから。。。

「自分の感情に寄り添う」ことは、一見シンプルなことなのですが、ものすごく大切なことです。これができるだけで、なんとなく毎日が楽に感じられたり、自分にも人にも優しくなれたり、「自分優先」ができるようになります。

そして、さらには、人間関係が改善されたり、やりたい事が明確になったり、自分を好きになれたり、物事が好転したり、という方をたくさん見てきましたし、私自身も「自分の感情に寄り添う」ことで、かなりたくさん救われて来ています。

自分自身のネガティブな感情に寄り添ってあげることを行っていくか行かないかで、数年後、数十年後、その人の心身の健康状態はもちろん、人生全体の質もかなり違うものになるのではないかと思っています。

ぜひ、あなたも「自分の感情に寄り添う」ことをやっていってみてください。続けていくことで、きっと、人生素敵な方向に進んでいけると思います。

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