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マヨハラ【日々のツイトレ】

※2020.2.19wedのTwitterトレンドワードより


慎吾ママがマヨチュチュして幾星霜。完全に市民権を得たマヨネーズ党へ、一石を投じることができるのか!?


TBS系列の夕方のニュース「Nスタ」で「あなたは大丈夫?マヨハラ」という議論コーナーが放送されました。

コーナー内では、東京藝術大学2年の戸澤遥さんが制作した動画「ストップ・マヨハラ党の政見放送」が採り上げられ、マヨハラについて街頭インタビューでアリかナシかなどを問う内容となっていました。

「マヨハラ」とは、「マヨネーズハラスメント」の略。誰もがマヨネーズを好きだという前提で、有無を言わさずマヨネーズをかける行為は「マヨネーズハラスメント」だという主張です。

「女子大生が作った動画をキッカケに議論が深まりそうです」というナレーションで、このコーナーは〆られました。

しかし、この動画が大学の制作課題でパロディとして作られていることに触れられていませんでした。番組内では戸澤さんご本人へのインタビュー映像もあったので、こういった展開も含めてパロディと捉えて楽しんでいらっしゃるのではないかと勝手に思いました。


withnewsに戸澤遥さんへのインタビュー記事があったのでリンクしておきます。

そのマヨネーズ、必要? 「ストップ・マヨハラ党」芸大生が旗揚げ


東京藝術大学の学園祭「藝祭」は毎年9月に行われていますが、音楽科・美術科ともに、美しい作品や不思議な作品に出会えて刺激を受けるイベントです。

今回の「ストップ・マヨハラ党」はデザイン科の戸澤遥さんの出展作品ですが、政見放送動画なども含めて一連の作品となっています。

どういったところが楽しいと思わせるのでしょう。


完成度の高さ

まず、なんといっても選挙関連パロディの完成度の高さ。

デザインはもちろん、マニフェストの内容まで、大真面目に向き合って制作されているのがわかります。完成度が高いほどパロディとのギャップが笑えます。


絶妙にくだらない主張

バカバカしいけど真剣に思っている人もいるかも?もしかしてあるかも感があふれ、多くの人が話題に参加しやすい題材のチョイス。

政治的な内容とはかけ離れたネタが、選挙というベースでパロディ感が増して楽しいと感じました。微妙に世代間格差が出そうなところも選挙っぽいです。


「マヨ」「ハラ」という言葉の響き

「○○ハラスメント」という言葉が多く作り出され、「○○ハラ」と略されてよく耳にするようになりましたが、まだ聞いたことのない新しい造語であること。

特に「マヨ」というワードは多くの人が「マヨネーズ」の略であるという認識ができる点。それ以外の「マヨ」で思いつきそうなのが、自分の中では「迷い」「真夜中」「川崎麻世」くらいです。

そして、「マヨネーズ」と「ハラスメント」という言葉があまり交わりそうにないイメージであることが、言葉の響きの面白さを生んでいると思います。


この作品、コンセプトも含めて面白く、周囲を巻き込みやすい身近に感じると思いました。

これだけ話題になり、人の心を動かすことができたという意味では、大きな成功を収めた制作課題だったのではないでしょうか。


普通は大皿料理に勝手に調味料かけたりしないですよね……自分の取皿に調味料入れるか、せめて一言聞くと思います。まぁ、世の中、いろんな人がいますからね……。

あー、私は節度あるマヨネーズ好きです。

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