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放送禁止用語【日々のツイトレ】

※2020.2.16sunのTwitterトレンドワードより


むむっ!日曜の朝から不穏なワード。

日曜朝の生放送ワイドショーで誰かヤバい発言をしたのかと、思わず確認してしました。

違ってました。


テレビ朝日系列の特撮番組『仮面ライダーゼロワン』で、秘書型AIアシスタントのイズが「ピー音」で消されるような放送禁止用語、人間が不快になるような最低な言葉の教えを請われるエピソードがありました。

仮面ライダーファンの間で、「イズは一体どんな言葉を教えたんだ?」「イズが放送禁止用語をラーニングしている!」とツイートが広がりました。


多くの子供たちが観る日曜日の「スーパーヒーロータイム」。

赤いバツマークの上にイズの写真が載せられた画像が口元を隠し、ピー音がセリフを隠すシーン。ピー音の元ネタは海外番組発祥だと思うのですが、昔からバラエティ番組などで出演者の発言をピー音で消すような演出が見られるので、隠語がギャグ様式のひとつとして描かれたのだと思います。

昔の特撮やアニメ番組の一部音声がカットされて再放送されるということは以前からありましたが、演出で意図的に行うのは、小学生が家族と一緒に観る可能性のある特撮番組で少し疑問を感じます。


ちなみに、イズが教えた言葉から発したセリフがこんな感じ。

ヒューマギア縁結びマッチ「この○○○○○○○○○○!大体、男に依存してるからバカみたいな○○○○○、○○○、○○○○○巻き込まれるんですよ!どうかしてますね!そう、あなたは○○○なのだ!」

「○○○」部分がピー音で消されたセリフです。

いくつかハマるパターンを考えてみましたが、ちょっと下品になってしまって私の品性が問われそうなのでカットしておきます。


とりあえず、私はこのシーンで「オリヴィア・ニュートン・アインシュタインかよ!」とテレビ画面にツッコミを入れそうでしたが、そこはオトナなのでグッと堪えました。マニアックネタなので各自お調べ下さい。


放送禁止用語は、メディアに乗せるのは公序良俗に反するとされる言葉ですが、特に法で定められているわけではないので、各業界やメディアや会社によってガイドラインが決められ、基本的にはそれに則った形で放送されています。

放送業界だけでなく、出版業界やゲーム業界など多くのにも同じようにそれぞれガイドラインがあります。

例えばゲーム業界では、シナリオなどのメッセージ部分は当然ですが、名前入力時のNGワード設定なども行われている場合があります。


あくまでもガイドラインなので、絶対的な拘束力はありません。ゴールデンタイムはダメでも深夜帯だったらOKだったり、番組コンセプトによってはOKだったり……で、視聴者からクレームが来たら責任者が怒られるらしいです。

クレームが面倒なので、自主規制に走るわけですが、言葉狩りの様相を呈していて窮屈です。

最近の芸能人トラブルによる出演部分カットや降板劇などにも通じる部分で、こういった自主規制が強くなるとメディアは萎縮する一方です。SNSで一部の考え方が拡散されることで大きな潮流になってしまうので、どうしてもスポンサー側も敏感にならざるを得ないのが現実です。

個人的には、もっとおおらかであってもいいと思うのですが、SNSによる国民総メディア状態の弊害のひとつかな、ということを結局SNSで書いています。

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